
立ち上がりで膝が痛い時に疑うべき症状
パーソナルトレーナー/整体師の牛窪逸人です!
今回は「立ち上がりで膝が痛い時に疑うべき症状」についてです。
皆さんは、膝が痛いと訴える方で立ち上がりに違和感や痛みがあることを経験したことはありませんか?
今回は立ち上がりで痛みが出ている場合に疑うべき症例についてご紹介していきます。
立ち上がりなどでは、特に内側半月板損傷が非常に多いと報告されています。変形性膝関節症でも同様のことが言われています。
その中でも、MMPRT(内側半月板後角付着部付近の横断裂、又は根部の靱帯での引き抜き損傷)に着目して解説していきます。

MMPRTは50〜75歳の女性に多く見られ、通常の内側半月板損傷に比べて、大腿骨や脛骨の骨壊死を伴う例が先行研究で報告されています。
膝関節屈曲位で軸圧がかかった際に、膝窩部に疼痛を訴えるエピソードが上がった場合は、MMPRTを疑ってもよいのではないかと考えます。
MMPRTの場合、骨壊死などが発生していることを見逃してしまうとなかなか膝の痛みが取れないということになります。
膝を見る際は必ず、膝窩部痛の有無を確認しましょう。
MMPRTは、最終的には手術療法を選択されることが多いため、保存療法にも限界があることを知り、対処していきましょう!
また、MMPRTがあることで、内側半月板脱臼を引き起こすことにもつながるため、更に変形のリスクが上がることにも繋がります。
予防の観点でも、MMPRTの状態にならないような生活指導が必要になるため、和式の生活スタイルから洋式の生活に変更することも膝関節を守ることに繋がるため、何を予防するかをしっかりと考えて指導を行いましょう。
いいなと思ったら応援しよう!
