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この症状を聞いた時にセラピストはどのように対応するべきか〜レッドフラッグ編〜

こんにちは・こんばんは!
理学療法士/トレーナーの牛窪 逸人です。
普段はXで言語化などトレーナーやセラピストに必要なスキルについての発信をしています。ぜひ、チェックしてみてください!

なぜ自分はレッドフラッグを重要視するのか

レッドフラッグを重要視している理由としては、過去に見逃してしまった経験があるからです。

その方は、ぎっくり腰で来院された男性で臨床経験が浅かったため、原因が突き止められず、筋肉が原因と評価もできていない状態で施術を行いました。後日分かったことですが、その方は実は軽度の尿路結石で急激な激痛から少しの時間が経って、緩和したことで整体院に来院されたとのことでした。このときに強く思っていたのは、明らかにおかしいと思うセンサーが機能していない状態で施術をすることの怖さを感じました。これがもし、命にかかわるような病気であった場合、人を殺してしまうことにつながると思いました。ここからレッドフラッグを強く意識しながら施術を行うようになりました。これを読んでいただいている方の中には、自分は出会わないと思っていることがあると思いますが、出会いは突然です。予期せぬ時に出会うため、センサーを常に立てている状態にしておかないと取り返しがつかない状態になります。そのような人が1人でも減ることを祈っています。
「レッドフラッグ」という言葉は、医療の現場でよく使われる重要な概念です。レッドフラッグとは、見逃してはならない重大な疾患や病態を示唆する兆候や症状のことを指します。このサインを適切に認識し、素早く対処することで、患者の命を救うことがで

きる場合があります。このnoteでは、レッドフラッグの重要性と、それが見られる具体的な症状について説明していきます。

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