逆に周りと比べないなんて出来る？

今日は3人の新人から「周りと比べてしまって自信が持てない」と相談をもらった。

1人目は「周りの思考力が高くて理解が追い付かない」とのこと。でもその彼は、毎日1時間家で振り返りを行っていたり、就活時も自分のライフプランまで細かく思考していて、むしろ思考力が強みであるというのが私の見解だ。だから「君は思考力が強みで、ただ思考力には種類があるから自分の苦手分野の思考力だけに目が向いている状態だね」といったフィードバックをすると、納得してくれた様子だった。

2人目は「自分には色んな仮面があり、みんなと比較して強みが分からない」という相談だ。話を聞きながらその場で彼の強みを10個メモに書き出し、手渡した。私の意図は、これを受け取ったときにどんな感じがするかを観察するためだった。素直に嬉しいと思うのか、本当かな？と疑うのか。後者なら自分で自分の強みをみていないよねと伝えるつもりだったが、イマイチ反応が読み取れず。もっと良いやり方があったかなぁ。

最後の1人はテレアポ中に序盤で断られることが続いて自信をなくしていた。確かに周りは上手いけど、他のメンバーはインターンでテレアポを経験済みだし、何より今日はテレアポ2日目だ。オフィスにいても気が晴れないので、一緒に散歩がてらコーヒーを買いにいった。彼女の強みは自然体のコミュニケーションだ。一方で電話になるとその強みが活きにくいことをフィードバックした。彼女は今日の日報で、私に助けられたと書いてくれており、少しは上司らしいことをできたのかなと、自分を誉めて上げようと思う。

実はここからが本題。

「人と比べてしまう」はどの新人も感じる悩みだろう。
それに対して「大丈夫だよ。それは実はみんなも同じだよ。」と声をかけるのは効果的なのだろうか。
人によっては安心材料になるかも知れないし、人によってはみんなと一緒にしないでと思うかも知れない。
あなたなら、どう感じるだろうか？
上司はどんな関わりをするのが正解なのか。正解はないと分かりつつも、一般的にはどうなのか知りたいなと思った1日だった。