8歳女子が経営するホテルへ泊まってみた。
タイトルを見て、投資や企業経営の話と思って
クリックしてくださったなら…ごめんなさい。
ここに綴っているのは、わが家の長女(小3)のホテルごっこに付き合ったという育児エピソードでございます。
0歳児で旅行デビューをしたのち、延べ30軒以上のホテルに宿泊してきた、8歳の長女。
9月終盤、とつぜん自宅で始まった遊びが「ホテルごっこ」でした。
長女がホテルマンになりきり、チェックインからチェックアウトまで、宿泊客である家族の世話をするというもの。
小学生のごっこ遊びは想像以上に芸が細かく、面白かったので、記事にしてみました。
とある、週末の夜のこと。
4歳次女が、お気に入りのおもちゃスマホを使って長女の経営するホテルへ、家族3人分の宿泊予約を取るところから始まりました。
チェックイン
チェックイン時にカードキーと
ホテルの宿泊詳細が渡されました。
お部屋は403号室とのこと。
グアムで泊まったホテルの部屋番号らしい。
(とうぜん、親は覚えていない。)
お手製のカードキーが2枚あることと、
カードキーを入れる封筒のようなファイルが
作られていたことがツボにはまりました。
そして、
チェックイン時の宿泊詳細を記した紙。
必ずといっていいほど、ホテルでもらいますね。説明の大事なところには蛍光ペンでマーキング済。
これも、ホテルあるある~~~!!!
ちなみに、お部屋は和室が寝室に。
長女が一人で、せっせこせっせこ布団を敷いてくれました。布団と枕をピシッと敷きならべ、驚くほどきれいにタオルケットをたたんでくれました。
なんでも形から入りたがる長女は、髪型は後ろでひとつのお団子にし、甚兵衛まで着て布団を敷いていました。
きっと、よく利用するこちらのホテルの影響かと…推察しました。
「当館へ泊まってくださり
ありがとうございます。
ゆっくりお休みください。」
(パパに仕込まれたのか、言葉遣いまでホテルマンっぽいぞ!)
そう言っておきながら、誰よりも早く就寝したのはホテルマンのはずの長女でした。
朝食
翌朝、目覚めるとなんだかいい匂いが…。
ん?まさか??
「おはようございます。
朝食の準備ができました。
朝食の時間です。こちらへどうぞ。」
朝からホテルマンに扮した長女が
私を起こしに来ました。
「パパさんとママさんはBの朝ご飯、
次女さんはAの朝ご飯になります。」
長女が用意していたメニュー表を思い出しました。
下にメニューを書き改めるとこんな感じ。
そう、ダイニングテーブルには
ちゃーんと朝食が用意されていたのです!
たしかに昨夜、朝食はBで、とは言った気がするけど…。
朝になったら「ママ作って」というパターンだと思っていたのは、私だけだったようです。
テーブルに並べられた4人分の朝食を見て、頭をフライパンで殴られたかのような衝撃でした。子どもって、親の知らない間に成長しているものなんですね。子ども一人じゃできないって勝手に思い込んでて、ごめんなさいっ!
長女お手製の朝ご飯が美味しかったこと!!
他人が用意してくれるご飯ってなんでこんなに美味しいのでしょう。きっと、愛情スパイスが利いてるんでしょう。
思いがけない休日の朝食で、
お腹以上に胸がいっぱいになりました。
ごっこ遊びに付き合ったら、こんなにも沢山
お手伝いしてくれるなんてWin-Winですね!
チェックアウト
朝8時にチェックアウトとなったホテル。
「〇〇(長女の名前)ホテルはどうでしたか?」
ちゃっかり宿泊した感想まで聞かれました。
「長女さんが、パパママと次女に思いを込めて
おもてなししてくれて
すごく嬉しかったです。よく眠れました。
朝ご飯もオーダー通りに作ってくれて、
驚きました。美味しかったです。」
ここまでの私の感想を聞き、長女ははにかみながら、テレテレしてる。
「でも、1点残念なことがありました。
ママがお風呂に入ってるとき、
お風呂のドアをバーン!と開けて
「明日の朝ご飯はA食にしますか?
B食にしますか??」
と聞かれたことが、とても残念でした。
せめてお風呂から上がるまでは、
待っててほしかったです。
この点では評価は☆1です!」
そう。
客(私)が風呂に入っているタイミングで、風呂場までわざわざ、朝ご飯のオーダー取りに来たんです。
おそらく、メニュー表が出来上がって、嬉々として勢いあまって、風呂場へ駈け込んできたのでしょう。
子どもらしいと言えば、たしかに子どもらしい。でも、ねぇー。お風呂にはいっていた私は何事かと思いましたよ。
この点が改善されたら、長女の経営するホテルは間違いなく☆5つです!
次回のホテルごっこでは☆5つを目指してほしいな。そしたら、宿泊代を本当に支払っちゃおうかしら?!
最後に、母は思う。
今回のホテルごっこを通じて感じたのは
子どもは私たち大人が思っている以上に
宿泊先の細かいところまで覚えていること。
「このサービス良いな。」
「○○ホテルにはこんな特徴がある」
子どもなりに分析していたことが分かりました。色んなホテルへ連れて行ったかいがあったと思います。
ホテル経営方針は千差万別。
8歳長女が経営の真髄まで感じ取っていたのかは分かりませんが、年数回の家族旅行が「旅育」に繋がっていることを実感でき、旅好きママとしては感無量でございます。
おしまい。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。