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誰かの何かを犠牲にする時代は終わった

 終身雇用・年功序列型賃金・新卒一括採用、日本型人事制度の三種の神器です。戦後、高度経済成長期にて、大量生産・大量販売モデルを実現していく上非常にマッチした制度設計でした。

 なんでもやります(総合職)、どこでもいきます(全国転勤)、いつでも働きます(長時間労働)労働者が提供してきた内容です。

 時に、厳しいノルマ、理不尽なハラスメント、過度な自己表現は嫌悪される、TV・冷蔵庫・洗濯機等物質的な豊かさの代わりに手に入れたのは、精神的な辛さだったのかもしれません。

 インターネットが普及し、情報がオープンでフラットになった時に、何かがおかしいことに皆気づきます。人間らしくいきているのか?と。物質的な豊かさが満たされ、経済発展のおかげで、安価でいろんな物が手に入る時代です。精神的な豊かさを求める時代へ変わっていっているのが現在ではないでしょうか?

 仕事というものが生活の手段から、自己実現のための舞台に変わる。何かを犠牲にして、働くのではなく、自分らしく生きる。名刺は、一つから2、3持っているのが当たり前の時代へ変わっていく。

誰かの何かを犠牲にする時代から

誰かの何かを豊かにする時代へ

 そう遠くない将来に、人事制度はなくなるかもしれない。個人との相対の契約関係しか存在し得ないのかもしれない。なぜならば、個人はそれを求めるし、それが雇われることで実現できないのであれば、フリーランスで働けば良い時代になると思う。

変化あるところに、商機あり。


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