股関節が硬いけど、あきらめないバレエ①
股関節を開く為のバレエポイント
バレエボディトレーナーとして、股関節を応援するポイントをまとめる為に書きます。
股関節の形や場所は、生まれつき遺伝的な要素が多く関係しています。ヨーロッパ発症のバレエは、ヨーロッパの人の身体からの視点で作られ発展しています。
アンディオール・ターンアウトもヨーロッパの身体視点から可能な事を見つけ、芸術の観点から考えられているものです。
その生まれつきの身体、股関節の動きや位置に近づけていく必要がある!私達!日本人!
どのように股関節を世界基準に近づけていけばいいのだろう?
そのバレエポイントを、お話しさせて頂きます。
股関節の動きに関わる筋肉を柔らかく伸び縮みできるようにする。
股関節の関節・骨の仕組みを知り靱帯や腱をじっくりと年数を重ねて伸ばし鍛えていく。
肩甲骨・肩関節の筋肉・関節・靱帯・腱を柔らかく伸び縮みできるようにする
骨盤のコントロール、お尻が出ないようにお腹とお尻で骨盤を踊っているときにコントロールできるようにする。
バレエの基本レッスンの時間をつくり、理解しながら繰り返し身体に覚えさせる。
以上の5つのポイントを学び・理解して・続ける事で、世界基準の股関節の動きに近づくことができます。
股関節だけ追いついても意味はありません。足裏・足指からの軸、背中の使い方、目線、方向転換など、バレエ基本は他にもあります。
ですが、身体を美しく踊れるように育てていくうちに、日本人の股関節の動きが1番世界基準に追いつかなくなります。
股関節の悩み、あきらめ。。。
あきらめてしまうのはもったいない。悔しい。そう感じています。
ですが、この悩みに対して取り組む為には、地道な努力の繰り返しが必要です。努力を繰り返すための時間が必要です。
コンクールでのVaの練習を頑張っている時間を、この股関節・バレエ基本レッスンに当てられれば、日本からもっともっと素晴らしいバレリーナが育つでしょう!
そんな事を考えてしまいます。。。なんとかならないかな~。日本のコンクールやバレエ教室の仕組み。。。
① 股関節の動きに関わる筋肉を柔らかく伸び縮みできるようにする。
股関節に関わる筋肉の中で大切だと感じている筋肉
・腸腰筋・中殿筋・半腱様筋・半膜様筋・腓腹筋・ひらめ筋・前脛骨筋。
当然、この筋肉以外のハムズトリングや、大腿四頭筋など、股関節に関係する筋肉だけではなく、膝関節、足首関節に関係する筋肉も大切です。
ですが、バレエボディトレーナーとして長年バレエの身体を応援させて頂いている中で、上記の7つの筋肉は、股関節を踊りやすくするために大切なポイントだと思っています。
この7つの筋肉の伸び縮みをスムーズに行えるように整えると、股関節から開いて踊ることや、アラベスクなどの足を後へ上げる踊りが美しくなります。
自分でもストレッチする事ができる筋肉もありますので、自分自身の身体を感じて、話し合いながらスムーズに伸び縮みができるようにしてみて下さい!
できない筋肉もあります。その筋肉は普通のマッサージ師でもできない方のほうが多いと思います。ちょっと経験が必要です。兵庫県西宮市までお越しになれない方は、お近くの筋肉を上手に整えることができる方をお探し下さい。
股関節を柔らかくするためには、股関節に関係する筋肉だけを見るのではなく、全身のバランスや筋肉・関節の状態を感じながら動かしていく事がポイントです。
自分でできて効果がある方法を1つご紹介!
全身のバランスを見たときに、股関節と同じような形や動きをしている関節があります。それは、肩関節です!
この肩関節がスムーズに動くように、開いているぐらいの動きや位置になるようにしてあげると、股関節のストレッチをしたときに、開いている事にビックリするでしょう!
日本人の股関節の位置は、開きやすいバレリーナでも、前側にあります。と言うことは、全身のバランスで見ると、同じような形をしている肩関節も、前側にあります。
股関節のストレッチだけガンバっても、肩関節をストレッチしないと、アンディオールしながら踊ることができないです。
股関節のストレッチは、身体の前側を開いた状態でストレッチしますね!
それでは、肩関節のストレッチは?
一緒です!肩関節の前側=腕から胸に関係する筋肉をストレッチするといいんですね!
どのようにストレッチするのか? またお話させて頂きます。
自分でも考えて試してみて下さいね!
② 股関節の関節・骨の仕組みを知り靱帯や腱をじっくりと年数を重ねて伸ばし鍛えていく。
バレエを美しく踊る為の股関節は、どのような股関節なんだろう?
股関節は、骨盤と太ももの骨の二つで関節と呼ばれています。この股関節・骨盤と太ももの骨の形の違いや位置の違いで、開きやすい、開きにくい、上げやすいなどが決まってきます。
1つ目のパターンは、股関節の骨盤側の受け皿の形の違いで、太ももの骨の動く範囲・大きさが変わってくる。
2つ目のパターンは、太ももの骨の大きさ・形で、動く範囲が変わってくる。
3つ目のパターンは、骨盤全体の形によって骨盤側の受け皿・股関節が、身体の前側にあるのか、横にあるのか、後ろ・お尻りにあるのかと、位置が違ってくることで、脚が最初から横・後ろにある=開いている脚と、前側=開かない脚とに、分かれてくる。
この3つの骨格のパターンは、生まれもっている遺伝的な話です。骨の形や位置を変えることはできません。
この骨格・関節にの周辺に、以前お話しした筋肉の柔らかさ・伸び縮みが関わってきます。筋肉の気質も遺伝的な話です。
股関節が遺伝的に、横・後ろにある骨盤を持っていても、筋肉の気質が硬いと開きにくいです。
股関節の位置が前側にあっても、筋肉の気質が柔らかければ、開きやすいです。
このように、いくつかのパターンが、それぞれ人によって違ってきます。
ここで、生まれつき・遺伝的な骨格・筋肉と聞くと、あきらめないといけないのかって考えてしまいます。
人間は、身体も、心も、イメージも、感性も、変わることができます(^_^)ノ
股関節が開かないパターンでも、あきらめない!です。骨格・骨と筋肉を変える事ができないのに? どうするの ?
バレエボディトレーナーのポイントは、靭帯・腱です。
靭帯・腱は、筋肉のように伸び縮みしません。ですが骨のように硬くありません。
この靭帯の役割は、骨と骨がはずれないようにつないます。腱は、筋肉と骨をつないでいます。
靭帯・腱は、1度伸びる縮まらない。切れるとつながらない。再生する能力が少ないと言われています。(詳しくは、またお話しいたします)
この再生能力が少ない、靭帯・腱を伸ばしていく。
とても身体に大切な靭帯・腱ですので、そんな無茶苦茶な事を。。。と、思うと思います。
ですが、バレエボディトレーナーとして,数えれないバレリーナの身体をサポートしてきた経験と、世界のバレエ界の身体についての情報を聞いたり調べて、大丈夫だと確信しています。
☆ 大切な事は、じっくりと何年も時間をかけて、8歳以降から大人に骨格・筋肉が成長する事を止めないで、靭帯・腱を伸ばしていくと言うことです。
世界のトップクラスの国立バレエ学校では、この成長と関節周辺の靭帯・腱へのアプローチを大切に、美しくバレエが踊れる身体へと育てていく考え・仕組みができあがっています。
時間をかけて、丁寧に。。。なかなか日本ではできない。。。
そんな事はないです。日本でもやればできます。バレエボディトレーナーとして応援させて頂いています。
日本のバレエ教室・バレエ教師の方々も、やればできます!
バレリーナ自身の気持ちも大切です。自分から変わる。続ける事が必要です。
そんな気持ちを持ったバレリーナさんを応援することが、バレエ教師・バレエボディトレーナーです。
応援しています!あきらめない!ガンバろう(^_^)ノ
バレエボディトレーナー・IMURA
バレエの身体の正しい使い方・踊り方
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代表:井村 督
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