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食事の楽しみ方(味)

こんにちは。

食事することが好きすぎて、毎日料理をするまで拗らせている私ですが、その楽しみ方を少し共有させてもらおうかと思い今回は書いていきます。
今日はとても基礎的な味について少し説明していきます。

味付けは当然料理の良し悪しを決める非常に重要な要素ですよね。
味には甘味・塩味・酸味・苦味・旨味の基本五味と言われるものがあります。
基本的にはこの五つの味のバランスによって味が決定します。
さらに渋味・辛味を調整することでさらに幅広い味を構成していき楽しむことも出来るとされています。
よく良い肉は塩だけでも美味しいなんて言われることあると思いますが、それは良いお肉には甘味・旨味が多く含まれるため塩味を足すだけでも味の構成が整うために美味しくなるわけです。
一方で、ゴーヤのような苦味が強い食材は塩水などに漬けることで内部の苦味を出してあげて、程よい苦味までコントロールすることで美味しく食べられるようになります。
さらにスイカに塩をかける食べ方を考えると、塩味を足すことで、甘味をより強く感じることが出来る方法であり、塩味にしたいわけではありません。
このように素材の持っている味と、さらに味を足し引きすることで、全体のバランスをコントロールするのが料理であると言えるでしょう。

料理にはジャンルも多く、それぞれに種類も数多あるわけですが、その中でもシンプルな料理というものが存在すると思います。
イタリア料理で言うと、ペペロンチーノなんかはそれに当たるでしょう。
素材も多くなく、工程も少ないため非常にシンプルな料理です。
しかし、シンプルであるために味のバランスを整える方法が少なく美味しくするのが難しいとも言えます。
ニンニクの風味・ペペロンチーノ辛味・イタパセの香り・麺の茹で加減・澱粉の抽出具合・オイルと水のバランス、そして塩加減だけで仕上げることになります。
誰でも作るのは簡単ですが、美味しく作るとなると非常に難しい料理です。
また、ネタにもよりますがお寿司もシンプルなものが多くなります。
素材の味に加え、シャリの甘味・塩味・酸味、シャリの解け具合、わさびの香り、そして醤油で美味しく仕上げる必要があります。
良いお肉と共通するのは、良い素材であれば醤油をつけるだけでも美味しくなるところでしょう。
ですので、お寿司屋さんは当然素材にこだわるわけです。
ただ、より美味しい状態とするためには見えないコントロールも多くされています。
例えば、白身のネタである鯛とかは新鮮であることも大切ですが、新鮮な状態から寝かせることでより旨味が濃くなり、食感もプリプリからネットリした舌触りの良いものとなります。
寝かせる際にはしっかり血抜き・内臓などを処理して、温度・状態を管理することで美味しい鯛となります。

味のバランスをどのように整えるかは、料理する方のセンスと言わざるを得ないでしょう。
もちろん食事する側の好みもあるので、どれが正解ということもありません。
同じメニューであっても味のバランスによって違いが必ずあるため、自分にとって好きな味のバランスを見つけることが食事を楽しむことに直結します。
また、嫌いな料理があると思っている方がいましたら別の場所で食べてみたら美味しく食べられることもあり得ます。
もちろん食材がどうしてもダメだという場合もあるでしょうが、それでも嫌いな理由である味を緩和してくれていることも考えられます。
嫌いな料理が減れば、食事を楽しむ機会も必然増えることでしょう。
五味のバランスというのを意識して、ご自身にとって好きなバランスを見つけていくと食事がとても楽しくなりますので、食事の際に五味を味わってみることをお試ししてみてください。

では、また。

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