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覚書

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わたしが消えたくなった夜のための
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#長野

贅沢な二週間

贅沢な二週間

 歳を重ねるごとに誕生日の過ごし方がわからなくなっている。

 毎年の誕生日を“誰かに祝ってもらう”ことが確定しているわけではないわたしみたいな人間は、どうその一日を過ごすかを自分が考えてあげなくちゃ、ただ孤独を感じる一日になって、特別さが薄らいでいく気がする。わたしはいくつになっても自分の誕生日にうきうきしていたいよ。

 そんなわけで、今年の誕生日、わたしはずっと念願だった免許合宿に行くことに

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