2024/07/09 お休みを頂戴した

昨日の夜には完全に発熱して、今朝はもう完全に熱だ。
少し恐ろしいことを言うと、この発熱を機会に夜眠れなくなってしまった。布団に入るのだが、体から汗が出続けて眠れない。熱があるときはしっかり水分を摂らなければいけないから、どんどん飲む。
なんとか眠って、起きてもおしっこがしたい感覚が弱い。ふしぎである。あれだけ飲んだのに。寝汗が尋常ではない量出ているのだろうか。

ということで、昨晩から発熱が悪化していき、事務所ライブは休むべきだろうと判断した。無理に行こうとすれば行けるだろうが、これは生死にかかわる気がすると判断した。この判断は正しかった。夕方には38℃くらいになった。もし漫才をやっていれば再起不能の恐れがあった。ああこのときの自分は正しいことを決断をしてくれた。ありがとう。

夜中にライブを休む連絡をしてしまうと、芸能界で働く人はいつでもレスポンスをくださってなんだか申し訳ないから朝にした。これも良い判断だった。
テレビやラジオ、私が居なければ絶対に成立しない仕事であれば早く連絡したほうが代役を立てるなりで一分一秒でも猶予があったほうがいいだろう。残念ながら(ぐっすん)私がやっていることは私じゃなくても成立することばかりである(バカヤロー)。漫才は私が居ないとできないから、晩の内に田川くんへ連絡しておいた(えらいねこのやろう)。

ということで今日はお休みをいただいた。じっくりと串に刺して遠火でじんわり焼かれる鮎のようにじんわりと横になって、ときには焼き面を変えるように寝返りをうつ。
病院へ行くべきとはわかっているが、しんどい。立ち上がって歩くのはごめん被りたい。ごろりんちょ。

流石に病院に行こうと一念発起して、近所の内科医をスマホで調べる。15時から午後の部が開院する。受付で待つのもしんどいから、ネットで順番をとることにした。
15:15から予約開始で16時からネット予約者を診てくださるようだ。ようし、と15:15の予約開始と同時にサイトにアクセスする。その時点で3人の予約者がいるようだ。ええどうやって予約したの。まずは「予約を開始」を押す。その画面を押した時点で9名の予約が入る。まずい!やばい!
なんとか入力して送信したら13人目になった。だれがどうやってそんなに早く予約を入れているのだ。くぅ~。ここの病院は小児科も兼ねているから、若いお母さまがジャニーズのチケット販売で鍛えた高速入力の能力を駆使していたのではないかと私は推測する。

17時前になって、順番が近いから病院に来るようにメッセージが飛んでくる。いやあ便利な時代になった。
この病院には久しぶりに来た。問診票を書く。住所、年齢、生年月日から身長体重、飲酒や喫煙について書いていく。これが悩まされる。まずは飲酒について、私は酒が好きで毎日のように飲んでいた。それをここのところ、さすがによくなかろうと、なんとなく今日はいいやという日は飲まない日も作ることにしている。それは明確に週何日と決めているわけでもないし、熱があれば当然飲んでいない。でもこの休肝日については先月から始めたから、「毎日」とかくべきだろうか。さらに言えば飲む量も別に決まっていない。もっぱら焼酎やウイスキーを炭酸水、レモン水で割るような飲み方だからどれくらい飲んでいるか量はわからない。「飲酒喫煙について 飲酒: 喫煙: 本」という欄ではなんとも答えづらい。
喫煙についても、私はタバコが大好物である。タバコは美味い。でも体に悪いことも理解している。タバコは1箱に20本入っているのが普通だ。かつては1日一箱、つまりは20本と記入欄に書けばいいからわかりやすい。
これについてもさすがに体に良くなかろうと、今は一箱14本入りのアメリカンスピリッツを吸っている。この記入欄に「14本」と書くのが正直な答えだが、タバコを吸わないお医者様、または吸っていてもアメスピを吸っていない人だと「14本ってなんだよ。一箱は吸っていないぞというプライド?」とよきせぬ先入観を持たれまいかと悩む。
「14本なんて書くプライドの高いやつなら、けちょんけちょんに言ってやろう。6本減らせるなら完全にやめろバカが。」と言われなくても思われていたらこんなに肩身の狭いことはない。残念ながらこちらの病院に精神科はないので、これについての適切な処方は頂戴できなかった。

順番を受付で待つ。なかなか順番が来ないなあと思っていたらなんとか自分の番だ。こちらのお医者様は患者一人一人をしっかり診てくださるので、順番待ちが長いというのが評判である。
さあて、見てもらいましょうか。

先生「なるほど、のどを見ましょう。うんうんきれいな喉だね。」
私「インフルエンザとかコロナとかではないですかね。」
先生「正直なところ、コロナと風邪は見てわからないですね。検査をすればわかりますが、うん。」
私「検査はいいです。」
先生「わかりました。では症状にあわせた薬を出します。」
ありがとうございました。お大事に。

ものの一分で終わった。早い!
コロナの検査については私は今回は不要と答えたことで早く終わってしまった。いや別に悪いことじゃないのです。というよりかは検査はいらないんじゃないかしらという場の雰囲気にのまれてしまったのだ。
恐らく、先生のたいへんなご配慮があったものと思われる。「コロナかどうかは検査をしないとわからない」には「もしコロナとわかったら影響がたくさんある仕事だったりしませんか?私は医者だからやりたいと言われたらやりますし。不要と言われればやりませんよ。あと人が多いから面倒ですよ。」ととても大きな行間があった。その行間を察知した私はとっさに「不要」と答えてしまったのだ。これが正しかったのかはまだわからない。

パチンコ屋の換金所の案内のような、平安のやんごとなき貴族が和歌を詠みあって愛を伝えたような、そんな行間の読みあいがそこにあった。これが美しい国ニッポンである。日本頑張れ、エイエイオー。私の気持ちはあのときの森友学園系列幼稚園の園児のようである。
なんのことを言っているかは自分で調べてください。運動会のやつね。

ということで、薬をもらって帰宅して、ゴロりんちょとしていた。
夜になっても眠れなかった。さっきも書いたが、夜に眠れなくなった。おかしいなあ。

今日面白いと思ったことは「休んでも意外とみんな優しいから助かる~。みんなも休みたいときは休もう。」


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爆弾世紀末藤崎「善いスキャンダル」
こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。