こんな僕でも知ってること

華がある言葉は持て囃される。

ズバッとした、鮮やかな切り込み方は人に賞賛される。

馬鹿でも分かる、爆発力のある言葉は
見ていてスッキリするから。


「私はこんな素晴らしいことをしました！」

「世界を良くするためには！」

「辛い時はいつでも掛けつけるよ！」

「言ってくれたら助けたのに」

だけど、本当に人を救うのは地味な言葉だ。

堅実で、誠実で、温かな言葉だ。


何度も僕を救った言葉に華やかさは無い。
時には泥臭く、回りくどく、優しい。
ここに書く程でもないようにさえ見える言葉。

僕の大切な人たちが教えてくれた言葉

だけどそんな言葉たちがきっと世界を良くするだろう。

華やかな言葉ばかり使う人は、簡単に人を裏切る。