発達障害とは
さて、2023年3月25日に、下関発達障がい当時者会でこぼこっちゃ!プレゼンツ「公認心理師と話そう」というオンライン特別講演を実施しました。
さらに下関市に後援いただき下関に在住する現役で熟練した経験豊富な公認心理師 長門宗蔵さんに「発達障害とHSPについて専門家として講演していただだきました。
いま社会では「発達障害とHSP」がトレンドで多くの方にご興味いただいております。
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・この動画はその講演のワンセッションを公開いたします。
・さらにコメント欄にディクテーションも投稿いたします。それぞれ飲みやすい方法でご視聴ください。
なお、コメント歓迎します。答えられる範囲はお答えしますが、場合により、発言している心理師さんにもお手伝いいただく場合もありますのでお返事が遅れることをご了承ください。
医療的な相談はご遠慮ください。
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講演の注意点なんですがここで言う発達障害というのはですね発達障害支援法という福祉法が日本にありましてこれは平成16年に出来たんですが、
これについて発達障害というものを話しますので例えば、発達障害の定義そういうものが書かれてありますので”障がい”という言葉を使わせていただきます。
この障がいという言葉に関しては後でバカふぐさんがですね面白い講義があると思うのでそれでまた聞いてください。
2番目にですね発達障害当事者が出演していますので支援法に基づいてバカふくさんの人権が守られるようにお願いします。
俺のことはどうでもいいので何を言ってくださっても全く構いませんので撃たれずよくできていますので大丈夫なんですが、障害者は守られるようにお願いいたします。
この講演は下関市の後援をいただいてましてですねこの講演自体はですね全く営利目的ではなくて、教育的なことなので公認心理士として喋りますのでその喋る内容というものはちゃんと整合性が取れたアカデミックなものでありますので安心してお話になっていただいて大丈夫だと思います。
発達障害に関して言いますね。
そもそも発達障害っていう言葉がね実はあまり良くないと思ってるんですけどね。
大体その皆さんはですね発達障害っていうのは何に問題があるというふうに思ってますでしょうかね?
あの時間がある講義でしたら、必ずみんなにね聞くんですよね発達障害とは何の障害でしょうか?
なぜこういう風にするかって言うと、ほとんどの人が間違って勘違いをしてるんですね。この勘違いをしてるっていうことが発達障害の方のですね実社会でのインクルージョンを阻む原因の一つであると私は思ってますので今日を境にですね何度も繰り返しますが、正しい理解をするようにと思います。
発達障害のまずこれはですね精神とかメンタルとか心とかそういうもののうちのどれかに発達が問題があるというのではないですね。
これはですね脳神経の発達がある年齢を軸にした時にですねどこかが未熟になってそれによって困りごとが生じているというのがですね発達障害という基準なんです。
難しいことはともかく脳神経だっていうことを忘れないでくださいね
人間という生物はですね話が大きくなるんですが脳神経が成人のたったの3割程度生まれてくるんですよね。
でこの3割程度の脳神経っていうのはどんなあれかって言うと
・「反射でおっぱいを吸う」とかね
・「こちょこちょと擽る」こそばゆいとなるとかですね、その程度の脳神経なんです。
これで生まれてくる生物というのは人以外あり得ないですよね。
この3割程度の脳神経で生まれてきた子供が大体成人する20歳まで神経が発達していって色んな脳の機能が成熟していくということがあるんです。
どっかの領域で発達が不十分になって起こる障害が発達障害ということなんです。
例えでもう一つ自閉症という言葉をねご存知だと思うんですけれど、最近はですね自閉症という風には言わないで自閉スペクトラムという風に呼ぶんですがスペクトラムということがですね
スペクトラムというのはプリズムによってこう太陽光がですねこう別れる光彩というんですが連続体という意味なんですね。
この連続体というのは例えば1と0の間にですね無限にもポイントがあるというような考え方なんですがこのスペクトラムということがですね。
発達障害を理解する鍵になりますのでちょっとこれに関してももう少しお話をしようかな?と思っています。
今の発達障害の定義なんですが書いてある通りに自閉スペクトラム症それから注意欠如多動性そして限局性学習性というこれが大きな値と3つの柱なんですが、先程のスペクトラム上にですね3つ全部を持ってる方もいれば2つの組み合わせの方もいたりとかそれの強弱というものもスペクトラム上である。
この図がそうですねその人によって個性が違うようにですね発達障害もこの自分がどの辺にいるかというのはその人それぞれに違う。ということなんです。
ここに見えているのは形式発達検査というですね。日本で発達の状況を見る代表的なものなんですけど、この形式の計というのは京都大学なんですが
これはですね解答用紙を私が勝手にでっち上げて一応6歳の男の子だということで勝手に作ったんですねこれ縦軸がですね年齢になってましてですね脳の発達というのはですねそれぞれざっくりなんですけど領域があるんですね。
例えば姿勢と運動それから認知の機能それから適用の能力言語の能力社会的な適応能力とか領域があるんですが、その領域は一つ例えば全部がですね大脳にあるとかそういうんじゃなくて、脳の色んなところにこう散らばっているんですよね3歳~20歳成人するまでに、どんどんどんどんとこう神経が発達していくわけですから、定型発達の人でもですね、その人の個性によって発達の仕方っていうのは違うんですね。
なので大体このような凸凹に高い部分を見てると凸凹になってますよねこういう風に凸凹になるんです。
例えばですねなんだかしんないけどものすごく運動神経のいい人っているじゃないですか?。
その日常になんかボールを持たせたら突然ヒーローになる的なねなんかああいうその運動神経の発達なんていうのもだっていくらやっても、どうしても球技が得意じゃない人だっていたりするわけで、脳の領域の神経の発達の個人差っていうのは実は私たちは普通の生活の中でも分かってる訳ですよね。
結局、障害という風になるにはですね、縦軸でその年齢である年齢ではこういう課題がクリアできなければいけないっていうのが一応、指針としてあるんですがそれがクリアできないものがあるということなんですねこの表で言うと一番下のものがクリアできてないですね一番下のものっていうのは例えばこれは、仮にもし何が何だったとしたらとかもしお母さんがお父さんだったとしたらとかっていうのを全くそれが定義できなくて、意味が分からないということなんでそれが通過できなかったっていうことなんですが他のところを見ますとなんとなく、ざっくりといいんじゃないかな?っていう感じが見えると思うんですね。
どうでしょうか?
そうですよね他の所は凸凹があるんだけどなんとなくその今言った事が何っていうことがわからないこと以外は何となく普通に言ってるんじゃないかなっていう感じがある訳です。
これが恐らくですねバカふぐさんは#でこぼこちゃ!という名前にしてるのじゃないかな?と思うんですけれど発達障害の脳の領域の発達図風にいうものなんですこれをですね今桜の季節ですからね桜前線というのにね例えればよくわかるんじゃないかな?と思うんですよね。
今年はですねなんとたしか3月14日に東京が開花しましたよね。下関はですね確か22日とかつい最近だったと思うんですよね。開花したのがねという感じで結局なんとなくほら東京の人は下関は南にあると思ってるんですけれどいずれにしろねなんとなく下関の方が暖かいじゃないかな?と思うんだけど東京の方が先に開花して下関は22日だったわけですよねというような感じで、日本中これは去年の桜前線なんですけどねこんな感じでこう咲いてるところ咲いていないところまだ全然なところとかっていうのがあるというような感じこれが脳の発達のあの図ということで発達障害というのはですね本来ならば例えばですね鹿児島とか高知とか本来ならば速くなるはずのところがまだつぼみのままだとかっていうようなことが発達障害なんですね。
この桜前線というのはですね大体5月か6月ぐらいになると全部咲きますよね。北の方までという感じでさっきあの脳はですね20歳まで成長発達するという風に言いましたから遅れながらも最終的には咲いたりとかつぼみのまま残ったりとか100%咲かないで咲いてるのとそういうのはあるかもしれないですけれどいつまでたっても全部全く何も咲かない領域が残るとかっていうことは実はあんまりないですねだからみんな発達・脳神経もこうあの桜前線のようにですねだんだんだんだん満ちていくようなイメージであるというふうにおもっていてくださいね皆さんがですね勘違いする。
例えば心の発達というのがあるんですが、心の発達というのは人に心がある限り死ぬまで発達するんですぬまで発達するんです心っていうものは心っていうものは安心してくださいね。
皆さんねあのどんなに歳でもね俺のおふくろは今96歳なんですけどね。あのまだ発達途上ですよ。彼女は本当にあるとき少女っぽいことを言うかと思えばあるときね神様みたいなことを言ったりとかですねそんな感じで言いながらですねやっぱり死ぬまで心というものは発達するんです。
これを発達障害の方はですね逆に捉えますと脳神経がどっかがね未熟まま発達を100歳まで発達しなかったとしても心はずっと発達するわけなんです。
だからそその無いものをの心発達した心でもってですね補うっていうことが可能になってくるんですねこれが大人の発達障害と言われてるものなんです。
そこに無いというものが、自分で今の桜前線のようにですねこの部分が俺にはねえんだよっていうものがわからないじゃないですか。
人ってだからまあ苦労するんですよねなんだけど心っていうのはいつもずっと発達する例えば出来ない事があったら道具がするとかですねこれ、バカふぐさんの領域なんですけどね例えば計算ができなかったら計算機械が計算すればいいじゃないかていう考え方はいくらでもある訳ですね。
そのようにそしてそれに置き換えることができる心の成長のな訳なんです。
なのでそれによっでですねその発達障害の方はですね、障害があるということをですね克服しながら生きていくっていうことが課せられてしまうんですけれどそれが一つの光にもなるしこの光があるがために実は定型発達の人と見分けがつかなくてですねそれでまた苦労するという諸刃の剣的なところがあるということなんですね。
最後にまとめです。
今私が言ったこの発達障害のまとめというのをまとめてみたんですがこれは発達障害とは脳神経が本来あるべき年齢においてある領域は凸凹のある領域は凹ってあるようにこうここに違う発達とか未発達とかってするために起こるための障害なんですね。
そのさっき言った発達障害というものはスペクトラムである。ということですねスペクトラムというのは私とバカふぐさんの間に無限なものがあるということそういう意味ですね。
それが桜前線が日本列島を北上するように日本列島を北上するように人というのは必ず成長して発達するんですけれど成人してもなお障害の方というのは凸凹な発達領域っていうのがあるということなんです。
このような発達なので僕が脳神経に存在しつつも本人が適用して生活に著しい困難を感じなければそれは発達障害とは呼ばない。
それがさっき言ったその普通・普通っていうかね普通ってことは嫌ですけどちゃんとあの生きる障害があっても生きる事のできる光なんです。
けれど逆に言うとこれがあるためにですね定型発達の人との区別がつかなくてまあ苦労するというようなことが生じるということなんですね。
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・ゲスト
公認心理師 長門 宗蔵 https://sozocura.com/ 登録番号 42961
15年以上心理師として携わり、気は優しくて力持ちな、頼りがいのある心理師。慶應義塾大学文学部1期入学ー現在在学中(2024年卒業予定)
あいまいな境界 顧問
市民団体下関発達障がい当事者会「#でこぼこっちゃ!」発足メンバー
・ホスト
システムエンジニア 凸凹当事者 バカふぐ
下関発達障がい当事者会「#でこぼこっちゃ!」主宰
2022年の活動報告 https://note.com/bakafugu/n/n12d08c01...
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本編 https://www.youtube.com/live/BXuncm6euV0?feature=share
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・制作/著作 末松工房 https://studiosuematsu.com/
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