【野球】福留孝介現役引退について/58日目
こんばんは。
中日ドラゴンズの福留孝介選手が、今シーズン限りでの引退を発表しました。
福留孝介選手は中日ドラゴンズに1999年に入団し2007年にメジャー挑戦、そして阪神タイガースを経て昨季から14年ぶりにドラゴンズに復帰していました。
自分は阪神ファンであるため、当時中日ドラゴンズだった福留孝介選手には何度もやられた印象があります。
そんな福留選手が日本復帰に阪神タイガースを選んでくれたこと、当時本当に嬉しかったです。
福留選手といえばその勝負強い打撃。
配球を読み華麗にスタンドまで飛ばすその姿はまさしく華があり、スターの風格がありました。
その打棒に加えて走れて守れた福留選手。
せっかくなのでそんな福留選手の印象に残るシーンを紹介します。
WBCでの決勝ホームラン
そんな福留選手の思い出はいくつかありますが、やはり記憶にあるのは第1回WBC韓国戦での決勝ホームランでしょう。
実況の「生き返れ福留」からのそれに呼応するかのようなホームラン。
何度見ても鳥肌が立ちます。
定期的に見返したくなるホームランです。
中日を優勝に導く決勝タイムリー
中日時代にも好きなシーンがあります。
それは中日ドラゴンズが優勝を決めた2006年の試合。
勝てば優勝が決まる試合で同点のまま延長12回に突入。
ランナー2塁1塁で打席には首位打者福留孝介。
打席に入る前に、当時の落合博満監督が福留に声を掛けます。
そして見事勝ち越しタイムリー。
その後4番タイロンウッズの満塁ホームランで試合を、そして優勝を決めます。
福留はベンチに帰ってきてから落合監督とガッチリ握手。
これはドラゴンズファンでない自分から見ても泣けますね。
メジャー衝撃のデビュー戦
メジャーでの思い出に残るホームランも一つ。
それは福留孝介、シカゴカブスでのメジャーデビュー戦。
0-3で負けているまま試合は9回の裏。
ランナー2塁1塁のチャンスで打席には福留孝介。
なんとこの場面で起死回生の同点ホームランを放ちます。
デビュー戦で3打数3安打。
スタジアムはカーテンコールに包まれ、この1日でシカゴのファンの心を鷲掴みにしたことは間違いないでしょう。
彼の勝負強い打撃は、チームを、そして日本を何度も救いました。
「誠意は言葉ではなく金額」の真意
そんな福留選手、プレーだけでなくその言動でも印象に残るエピソードがあります。
知っている人はご存知かと思いますが、福留選手はドラゴンズ時代から、来季の球団からの年俸を保留することが度々ありました。
以下こちらの記事からの引用
このように契約更改で度々ごねることからついたあだ名は銭ゲバ。
そして記事にもありますが、そこで発した福留選手の「誠意は言葉ではなく金額」という言葉。
これは当初、年俸を釣り上げるための都合の良い言葉かのように受け取られ、批判されました。
しかし福留選手の評価を一変させる出来事が起きます。
それは2011年の東日本大震災の時のことです。
当時シカゴカブスに所属していた福留選手は被災地に100万ドル(約8000万円)を寄付したのです。
しかも福留選手はこのことを自ら公表することはありませんでした。
被災地に言葉ではなく金額で誠意を示したのです。
この出来事から、あの「誠意は言葉ではなく金額」発言が自らにも適用していることが分かり、福留選手の素晴らしさを象徴する話として広まりました。
このように、まさしく行動で引っ張り続けた福留選手。
いつかまたユニフォームを
選手としては引退しますが、彼には指導者としての第2の道が約束されているでしょう。
できれば阪神タイガースのコーチとして戻ってきてほしいですが、福留選手が活躍してくれるのであれば球団は問いません。
とりあえず残りシーズンを福留選手らしく全うし、しばらくはゆっくり休んでほしいと思います。
そしていつかまた日本球界のためにユニフォームを着てください。
待ってます。
本日は以上です。
また明日。