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完全通信制で野菜ソムリエをとってみた〜その5:ベジフル入門②

前回の投稿はこちらから
テストに向けて復習のつもりで各講座の要点をまとめていきたいと思います。

ベジフル入門②野菜の知識のポイント

指定野菜とは、「消費量が相対的に多く、又は多くなることが見込まれる野菜」(野菜精算出荷安定法第二条より)→特に消費量が多い野菜14種類

キュウリ、トマト、ナス、ピーマン、キャベツ、タマネギ、ネギ、ハクサイ、ホウレンソウ、レタス、サトイモ、ダイコン、ニンジン、ジャガイモ

それぞれの野菜で知らなかったことや、誰かに話したときにネタになりそうなことをまとめていきます。

キュウリ


・イボのきついキュウリ(四葉の読み方はすーよう)って痛いな〜と思っていたけど、美味しい品種が多い→現在はイボなし/イボ控えめキュウリに移行
・江戸時代までは苦味が強く人気がなく明治から食べられる。

トマト


・江戸時代初期に観賞用として日本へ。
・大玉でやたらととんがってるな〜というのは、桃太郎系ではなく、ファースト系品種。桃太郎はゼリーが多く、ファーストは果肉が多い。
・青みの多いトマトは常温で数日置くとよい(色は着くけど、美味しくなるとは限らない)できれば赤いものを買う。
・リコピンは油で吸収アップ

ナス


・奈良時代にインドから日本へ。
・ヘタと身の間が白いものは鮮度がよい(よる伸びた分が白い→日光を浴びて紫に)

ピーマン


・16世紀ころ日本へ
・ピーマンとカラーピーマンは同じもの(中型種・熟度の違い)
・パプリカは別物(大型種)
・韓国産パプリカの輸入量が多いけど、国産の方が美味しい。国産は木で完熟し、海外産は緑でとって追熟するため。
・切り方は繊維に沿って切ったほうが栄養の流出が少ない。

キャベツ


・AC600ころに栽培開始。当時はケールみたい。16世紀ころに玉キャベツが登場。
・紫になっているのは寒さに当たった証拠で甘みがある。中央部が盛り上がっているのは、とう立ちしている可能性→固くなっているかもしれない。
・春キャベツは柔らかく巻きがゆるい
・冬キャベツはとんぺいで巻きが強い

タマネギ


・北海道産のメインは貯蔵性の良い辛味の強いもの。春蒔きで秋収穫。
・淡路島産のメインは貯蔵性のない辛味の少ないもの。秋蒔きの春収穫。
→「新玉ねぎ」と言っても取れる時期と味わいが異なるので注意。

ネギ


・平安時代には食卓へ
・大きく分けて、根深ネギと葉ネギ

ハクサイ


・ミニ野菜の需要がUP
・日清戦争のときに中国から日本へ伝わる。

ホウレンソウ


・アカザ科!あの!雑草でやっかいなアカザ科!
・法蓮草
・ギザギザの東洋種と、丸みのある西洋種。掛け合わせの交配種もある。現在出回っているものは交配種が多い。

レタス


・実は奈良時代から食べられている。
・乳草(切ると乳汁状のものが出てくるため)
・玉レタス、半結球レタス(サニーレタス、ロメイン)、バターヘッド(サラダ菜)がある。

サトイモ


・縄文時代中期に日本へ!
・土垂(どだれ)は、葉が大きくなり、土まで垂れるため。
・品種により、親芋も食べるものがある
・八頭(やつがしら)は、親芋も小芋も1つになってしまう。

ダイコン


・エジプトで食べられていたのは意外。
・世界一大きいのは桜島ダイコン
・世界一長いのは守口ダイコン
・ミニ大根の需要UP。

ニンジン


・一般的なものは五寸ニンジン(西洋種)。
・オレンジのお正月に食べるものは金時ニンジン(東洋種)。
・ベータカロテンは油ととると吸収UP。

ジャガイモ


・男爵の品種改良がキタアカリ。
・貯蔵性の良いものにも、糖化が進みやすいものと進みにくいものがある。
・野菜の中に一番作られている。

所感

指定野菜14種類には、サトイモ入るのにブロッコリー入らないことと、ナス科の野菜はだいたいアンデス出身で、アンデスは野菜の故郷なんだなという驚きがありました。

次回に続く!

北海道で新規就農をしています。このシリーズはテストまで毎日更新予定!
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