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指の障害あれこれ

狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)

親指側の手首に起こる炎症性の腫れ。腱とそれをおおっている靱帯性トンネルとの間に摩擦が起こるため発熱し、痛みを伴います。

■ 手を広げてパーを思いっきり広げてみると痛い。

■ 洗濯バサミがつまめない、缶のフタが開けられない。

■ ジーパンや靴下を引っ張り上げると手首が痛い。




ガングリオン

おもに手首の外側や内側に生ずる体液の塊(かたまり)。痛みがなければ放置も可ですが、大きくなると痛むので早めに治療しましょう。

■ 手首にブヨブヨした塊、または骨のように固い塊がある。

■ その塊を圧迫すると痛む。




弾発指(だんぱつし/通称:バネ指)

手の平に起こる炎症性の痛み。指を握る側の腱とそれをおおっている鞘(さや)との間に摩擦が起こり、腫れます。
手の平側を押すと玉ができている。

■ 親指で物を挟んだり、携帯やスマホ操作の際、痛くてできない(親指のバネ指)

■ 人差指の根っこが曲げたりすると痛む(人差指のバネ指)

■ カバンを握って持てない。ひも状のものを指にひっかけられない。

■ 指先を深く曲げると痛い。あるいはガクガクする。




ヘバーデン結節

指の末節関節にしか起きない症状。酷使や加齢による関節変形、変形の期間は痛みがあり、数年で緩和されこともありますが、痛みがひどい場合は要治療。

■ 末端の関節が、たまにキーッと痛くなる。曲げられない。少し赤く腫れている




関節炎

指の屈伸の酷使による炎症、腫れ。炎症が長引くと周囲が固まってしまい無理やり動かすことになるので、悪化していくことがあります。

■ 指を深く曲げると痛む。

■ 金属製の固いもので関節を叩くと痛む。

■ 関節が赤く腫れている。




手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

手首内側から手の平にかけて出る痺(しび)れ。物を強く挟み過ぎていると、親指内側の筋肉が酷使され、発症します。

■ 手の真ん中から指にかけて痺(しび)れる。




手首・肘・肩の痛み

肩から手首にかけての筋肉のどこかが固まっている場合に起こります。

■ 手首の曲げ伸ばしで、親指側または小指側に痛みが出る。⇒手首の関節の位置がずれている

■ 肘の曲げ伸ばしで痛みが出る。物を持って引き上げると肘が痛む。⇒テニス肘

■ 腕を高く上げたり、後ろに引いたりすると肩に激痛が走る。⇒五十肩




指の動きがおかしい

ジストニア

音楽家のみならず、パソコン業務(テンキ―などの早打ち)、美容師さんなど、指の反復動作の多い方に出現する難治性の症状です。 

■ 意思に反した変な動きをする、いうことをきかない。

■ 変な癖がついたと思い、自分で修正しようとすればするほど悪くなっていく。

■ 数か月、一年あるいはそれ以上休んで放っておいても一向に良くなっていかない。

■ 痛みがないので、軽いものだと安心してしまっている。

■ 起床時、ボーとしている時は調子がまずまずだが、はっきりと覚醒してくると作業をすればするほど症状が悪化してくる。

■ 作業の開始時は不調だが、時間が経過するごとに作業に慣れて、指の調子が良くなっていく。しかし、やり過ぎると調子が悪くなる。

という状態の場合は深刻ですので、一度 当方(宮原鍼療所 ミヤハラ シンリョウジョ℡ 03-3353-7588   baian@mx5.harmonix.ne.jp   )に是非ご相談下さいませ。






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