8. 鳥貴族「やきとり大吉」を取り込んだ凄い旨味 /ビジネス思考力#03
-両社の弱点の掛け合わせで新しい競争力を構築-
①【BASiCS分析】
■戦場|自社の勝ちやすい市場
・「やきとり大吉」グループ(国内500店舗以上)を
取り込みによるシェア率アップと
居酒屋業界の「低定着率」事業継承問題を解決
■独自資源|競合が強みを真似できない資源、継続的に強みを発揮できる仕組み
・事業継承者の減少により居抜きになりつつある
「やきとり大吉」の店舗を活用することで
「鳥貴族」の新たな独立支援につながるFC制度
(将来のキャリア形成)を構築することで、
外食業の「定着率の低さ」という課題解決に
繋げることが可能
■強み|競合に勝つための商品、サービス
・新FC制度「バイト⇒正社員⇒店長⇒加盟店経営者」
で社員のモチベーション向上と定着率アップを実現
■顧客|強みを重視してくれる層
・主にビジネスパーソン
(都市型に多い「鳥貴族」+郊外に多い
「やきとり大吉」を 利用するビジネスパーソン)
■セリングメッセージ|顧客や社員に向けた商品の魅力的でわかりやすいメッセージ、ワード
・自分の店を持ちたい社員の支援
②【マーケティング分析】
●原理原則
・自社の弱みと競合の弱みとの掛け合わせで、
新しい競争力を構築
●原理原則の意味合い
・アンゾフの成長マトリクスでは自社だけで
考えがちなところを競合を取り入れることで
新たな競争力を創造させる視点は大事
●環境分析/時代背景
・コロナ禍により居酒屋の店舗数は3/4に減少
・外食業の「低い定着率」
・人口減少による、事業継承問題
●セグメンテーション/ターゲット
・「自分の店を持ちたい」という強い独立心の強い社員
●マーケティング・ミックス|4P分析
▷プロダクト
・供給面では、「鳥貴族」「サントリー」から
維持されるので競争力のある価格で提供
できると考えられる
▷プライス
・月商150~200万円/店舗
▷プロモーション
・鳥貴族「〇〇(独立した元社員の名前)家」と
店舗ごとに名称を変える
・大吉ブランドは継続
▷プレイス
・郊外住宅地エリア
(元々のやきとり大吉の店舗を活用)