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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #132~Y.アストリュック(Vn)D.ミヨー『春のコンチェルティーノ』
年を跨いでしまったけれど、2023年に手に入れた盤で印象深かった1枚。
![](https://assets.st-note.com/img/1704267259531-tIgNb6B1gm.jpg?width=1200)
私は熱心なダリウス・ミヨーのファンというわけではなく、イヴォンヌ・アストリュック(Yvonne Astruc, 27 avril 1889 - 17 octobre 1980)という女流ヴァイオリニストのことも、殆ど(A.コルトーの招きにより、パリ音楽院で教えていたことくらいしか)知らなかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1704267386431-FlUZqlhJ3p.jpg)
でもe-bayでこのSP盤を見つけてポチってしまった。
そしてここに収まっている軽やかさと慎ましさ、春を迎えたフランスの田舎の空気が、時空を超えて耳に飛び込んできて、すっかり魅了された。
ミヨーは1934年にこの曲を書き、翌35年にアストリュックの独奏、自身の指揮で初演した。
この作品はアストリュックに献呈されている。
録音年月日を特定できなかったけれど、初演直後にレコーディングされた、と考えるのが自然だろう。
これから寒さが一層厳しくなる2024年新春、少しでも心が暖かくなるように。
『春のコンチェルティーノ』。