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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #122~エミー・ライスナー『ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)』
エミー・ライスナー(Emmi Leisner, 1885-1958)は、ドイツの時代を代表するコントラルト歌手。
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ベルリンで学んだのち、ライプツィヒ 聖トーマス教会の伝説的カントル、カール・シュトラウベに認められ、プロのキャリアをライプツィヒでスタートした。
彼女はたちまち評判を呼び、1913年からはベルリンで活躍。国立歌劇場のメンバーとなり、グルック「オルフェオとエウリディーチェ」のオルフェオ、サン=サーンス「サムソンとデリラ」のデリラ、ワーグナーの諸役などを歌い、演じ、バイロイト音楽祭にも出演している。
1922年以降、ライスナーはオペラの舞台から離れ、リートと宗教声楽曲、オラトリオの作品に専念した。
リートではシューベルト、ブラームスはもちろん、プフィッツナーの解釈でよく知られていた。宗教声楽曲においてはバッハ、オラトリオではヘンデルの大家となった。
そんなライスナーのヘンデルのオペラ「クセルクセス(セルセ)」よりお馴染み「ラルゴ(オンブラ・マイ・フ)」をクレデンザ蓄音機で。
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とにかくそのスケールの大きさとそれに相反するかのような繊細さの両立、そして気品をたたえたライスナーの歌声が圧倒的だ。
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