フリーダ・ヘンペル シューベルト『どこに?』(「美しき水車小屋の娘」より)(1922)
フリーダ・ヘンペル(Frieda Henpel, 26 June 1885 – 7 October 1955)はドイツ出身のコロラトゥーラ・ソプラノ。SPレコード市場ではとても人気のある(特にアコースティック録音盤)人で、熱心に彼女のレコードを蒐集しているコレクターも多い。
ブラスラウの劇場でデビューし、ベルリン宮廷歌劇場まで上り詰め、バイロイト、コヴェントガーデン、メトロポリタンと当時の成功を収めた歌手たちがそうであったように国際的な活躍をしたヘンペル。
1919年以降はオペラには出演せず、コンサート、リート歌手の活動に専念した。
ヘンペルが37歳の時に録音したシューベルトの人気の連作歌曲集『美しき水車小屋の娘』の第2曲『どこへ?』。もちろんアコースティック録音。
全曲録音を残した(同世代の)ロッテ・レーマンのような熟達した歌唱というより、この歌曲集の爽やかな魅力を伝える水彩画のような歌。
HMV-102で再生。
いずれも詳しくは下記までお願いいたします。