牡丹、5才の誕生日に卵を産む
※後半に大切な事も書いているので、犬や猫と暮らす方は後半だけでも読んでね！！
ハッピーバースデー、牡丹さん。
スーパーアスリート美少女として我が家で名高い貴方様も、5才になりましたね。
貴方の類まれなる運動能力は他の猫の追随を許さず、貴方は我が家のどんな猫も未だ果たせなかった
「天井を支配する」
という前代未聞のチャレンジすら行いました。
（『リキ本』下巻：第７走者 牡丹の章）
私は本日の貴方の誕生日をとてもとても楽しみにし、仕事も前もって希望休を取り、来るべき貴方の誕生日に備えておりました。
夜は恒例のチュールパーティーだとチュールの在庫確認も完璧に行い、ワクワクしておりました。
貴方が前日の11月2３日に、卵を産むまでは。
貴方の誕生日前日の朝、私は出勤前に見つけてしまいました。
サンバを踊ればさぞかし映えるであろう筋肉で引き締まった貴方のケツに、ゴミが付いているのを。
「ケツにゴミついてる、取ってあげよう」
と貴方のケツに近付いた時、私はハッとしました。
これ、前に見た事ある。
この白ゴマみたいなやつ。
私がまだ１０代だった頃に兄弟揃って捨てられた野良猫がおり、その子らがケツから卵を産んでいたのだ。
寄生虫だ。
すぐにわかった私は、貴方のケツにセロテープを貼り付け、二つの卵を確保。
テープを重ねてなんちゃって真空パックしました。
出勤時間が近づいており、且つその日は祝日。
どちらにせよ病院には行けないため、私は仕事へ。
仕事中にネットでググり、やはり牡丹さんの産んだ卵は寄生虫（瓜実条虫）だと睨みました。
うちの猫は貴方も含め、外には出ません。
100パーセント室内飼育であることは、牡丹さん、貴方本人が一番良く分かっているでしょう。
犬は外に散歩に行きます。
なので「何かが伝染るとすれば犬から」の可能性が高いと判断していたため、犬も猫も定期的にノミダニ予防等をずーっとしております。
それでも、貴方は卵を産んでしまった……｡
これはもう、正直感染源がどこから来たのか確定は無理なんよ。
犬ではなく人間が運び込んだ可能性もある。
暮らす人間もそうだし、もしかしたら家に訪ねてきた人間かもしれない。
また、荷物などから入り込んだ可能性もある。
例えば鞄やバッグなどを外出先でどこかに置く。
その時に鞄やバッグに接触面からノミが付着し、それを持ち帰ったのかもしれない。
または配達された荷物などに付いていたのかもしれない。
その荷物も、配送中に別の荷物からノミが移ったのかもしれない。
そう考えていくと運び込まれた可能性のあるルートは確定不可能。
何より、犬猫全員ノミダニ予防をしていたにも関わらず牡丹は感染してしまったのだから、薬の効果が切れかけだったタイミングで感染源と接触してしまったのだろう。
私は仕事中にググりながらも、帰宅後のスケジュールを練っておりました。
帰宅したらすぐに犬散歩を済ませる。
犬散歩後に家中に掃除機をかけ、清掃する。
貴方がケツから落としたかもしれない卵を回収するためです。
貴方が好んで入ったり居座る箇所もコロコロやシートで拭き、寝具も同様にチェックしました。
家中ピカピカになりましたが、予定外の大掃除に仕事と犬散歩を終えた私はぐったり疲れました。
23日の朝に貴方のケツに白ゴマを確認してハッとし、他の子たちもしっぽをめくられケツを私に凝視されましたが、他の子は卵を産んでいませんでした。
今のところ卵を産んだのは貴方だけでした。
もしかしたら他にも感染している子がいて、まだ確認できていないだけかもしれません。
なので全員に等しく駆除薬を飲ませるので、仮に他に感染者がいても虫はひっそりと葬られるでしょう。
牡丹さんだけが、卵を産んだ。
けれど他に感染している子がいる可能性を考えると、牡丹が卵を産んだからそれに気付けたわけで……｡
抱っこが嫌いな貴方は、私にしっぽをめくられてケツを確認される際にいつものように「きゃああー！！ 変態よおー！！」と言わんばかりの人聞き悪い金切り声をあげましたが、早めに見つかって良かったです。
もし気付くのがもっと遅ければ、我が家で卵を産む子が多数出現していたかもしれない。
鶏卵ならば役に立ちますが、この卵は悲鳴しか産みません。
5才の誕生日、２４日の朝にも、やはり貴方は卵を産みました。
病院行きです。
前日から決めていましたが、ハッピーバースデーホスピタルです。
「まさかの卵駆除」で念の為に子供たち全員に投薬することにしたため、病院に行ったのは牡丹のみですが子供たち全員分の薬を処方してもらいました。牡丹は病院で診察＆注射による駆除。
他の子らは帰宅後に処方してもらった薬を飲ませました。
全員分の薬をもらってきたため予想以上の医療費となりましたが、子供たちの健康に替えられるものなどありません。
誕生日前日に気付けたからこそ、誕生日祝いに健康をプレゼント出来た、と思えば……。
ここはひとつエレンにかの名台詞、
「駆逐してやる！ 一匹残らず！」
を誕生祝いに言って欲しいところです。
（↓アマプラの方は今 見放題らしいです）
これを読んでわかるかと思いますが、
「定期的な予防をしていても100パーセントはない」
ことや、「○日に他の犬（猫）と喧嘩してその時に噛まれた」などわかりやすい出来事が無い「ノミダニが媒介」の場合、感染ルートの特定はほぼ不可能ということですね（ある程度推測する事で今後気を付けることは可能ですが……）。
うちみたいに、
「完全室内飼育･定期的な予防」をしていても感染する時はします！！！
そしてうちのように子だくさんだと、全員が感染者になる可能性もあるので、伝染するものの場合は「その子だけ治療すればOK」ではなく、他の子へのリスクも考えた治療をしてあげてくださいね！
(瓜実条虫は猫から猫へは伝染しません。卵を持つノミをグルーミングなどで体内に取り込むことで寄生されます。が、牡丹が寄生されたということは、同じようにノミと接触した子がいる可能性があるため、今回は犬猫全員に等しく駆除薬を飲ませることにしました)
外へ出る猫ちゃんは特にリスクが高くなります。
これは寄生虫だけでなく、他の病気に関しても同様またはそれ以上に危険です（外では他の猫から病気をもらう可能性だけでなく、迷子や交通事故なども発生するため危険因子が爆発的に増えます）。
そして、「ノミやダニから媒介する病気を防ぐ」を１００パーセントに近づけるためにも、定期的に自宅で出来る予防をしてあげて下さい。
外に出なくたって、屋内にもノミダニはいるよ！！
定期的に使う予防薬はまとめ買いしておくと「うっかり切らしてた」を防げます。使用期限や飼育頭数をちゃんと計算して買いましょう。
フロントラインのジェネリックはこちら。かなり安くなります。
犬のタイプはコチラ。リキはMサイズです。
八房は２０キロ超えているのでLサイズになります。
犬用のものも、ジェネリックがあります。
そして犬や猫と暮らす方に知って欲しいことが一点あります。
ホームセンターやペットショップなどで安価で売っている「ノミ取り首輪」ありますよね？
特定の企業批判をするつもりはなく
注意喚起ですので、イメージ画にて。
これは獣医師もおススメしていません。
その理由は二つ。
一つ目の理由は、それらを製造・販売している会社は「害虫駆除用品」を扱う会社が多く、これら市販のノミ取り首輪に使われている成分は「殺虫剤の成分」のため、「犬猫のノミダニ駆除医薬品」に使われているものとは成分が根本的に違います。
医薬品の成分ではなく殺虫剤成分で作られている、という事。
つまり殺虫剤入りの首輪を常に装着するということです（健康被害に関しては何とも言えないところですが、少なくとも獣医師は勧めていませんし、私も自分の子たちの首に「殺虫剤」を常につけていたいとは思いません）。
また、装着部位の付近（首周り）にしか効果がないため、例えば背中などにノミダニが食いついても効果は期待できないということです（獣医師が勧めない理由の二つ目）。
何はともあれ、ぼったんこ5才の誕生日おめでとう！！！
図らずも卵を産むという5才を迎えましたが、本人に自覚症状の無い早期に発見出来たことは不幸中の幸いでした（発見が遅くなれば、食欲不振・元気がなくなる・痩せる、また嘔吐・下痢などの消化器症状が現れます）。
虫は薬ですぐに下りるので、牡丹も他の子たちもこれで一安心。
犬猫と暮らし始めて13年で初の「卵産み」となった牡丹さん。
定期的に予防しているからとタカを括らず、今後も彼らをよく観察し、気を付けられる所は常に最大に気を付けるという「原点」を忘れないようにしようと思います。
夜はみんなでチュールパーティー🎉🎉
牡丹、5才おめでとう！！
君が産んだ卵は忘れない。
卵産ませてごめんね。
本当にごめんね(´；ω；｀)
もう卵産ませないからね(´；ω；｀)
いつまでも元気で美少女でみんなに分け隔てなく優しいスーパーアスリート猫･牡丹でいてね！！
本日、晴れて5才！！
実写のケーキはスタンプです✨️
チュールでお祝いします✨️
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