一生懸命だった母へ
『一生懸命にしちゃいけなかったの?!へのこたえ』
人の好みを他の人がとやかく言うことはできない、これはわかるよね
私が人の気持ちを感じやすいからか、赤ん坊のときから目を見ている人だから(それこそ"血がつながってる"からなのか)、あなたの本質が何とな〜くわかってた
私はそのままの無理していない、気を張っていない、頑張っていない、一生懸命じゃないあなたが好きだった。のんびりしていて、少し弱気で、心配性で、クヨクヨするところがあって、隙があって、あなたは嫌いだったかもしれないけど
ただ単に、私はそっちが好きだった
あまり見られなかったけど
私とあなた、好みが違っただけなのかもしれない
でも、あなたそのものを好いてくれる人が、一番近くに、あなたの腕の中にいたということ
一生で一度も出会えないかもしれない、本当の自分を好きでいてくれる人の気持ちを、あなたは拒絶してしまったんだよ
それは自分が自分を好きじゃないから。本当の自分を(おじいちゃんに似ていたのかな)隠して、押し込めて、忘れようとして、実際忘れて、必死で無いものにしようとしてきたから
残念ながら、おばあちゃんは本当のあなたを好きになってはくれなかったかもしれないけど、私は違ったのだよ。あなたにとっては遅かったのかもしれないけれど
だからこそ私は思う。母から子への愛より、子から母への愛の方がいつだって純粋でずっと強いんだってこと
それをせめて受け取ってあげないとね