ラジオ投稿の恩人
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2024年4月6日
クマリデパートから、山乃メイが卒業する。
僕にとって山乃メイは「思い出も、思い入れも」たくさんある大好きなアイドルだった。
僕たち二人が初めて会話をしたのは2022年1月、Xのリプ欄だった。
当時彼女がリプ返企画をやっていたので、僕は初めてリプを送った。
ちなみにその頃の僕は、まだ彼女と直接会った事が一度もなかった。
だから当然彼女は、僕の顔も、声も、何から何まで知らなかったはずだ。
でも一つだけ知ってくれていた事があった。
それは僕のラジオネームだ。
彼女が送ってくれたこのリプが嬉しくて、僕は初めて彼女に会いに行った。
僕とクマリデパートの思い出の1ページ目は、山乃メイだった。
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クマリデパートというアイドルグループを好きになったきっかけはラジオだった。
2021年の6月に「クマリデパートの極ラジいくよ!」というラジオ番組を初めて聴いた。
極ラジを聴いたきっかけは、僕の好きだったアイドルがゲスト出演したから。
正直に言うと、最初はその好きなアイドル目当てで聴いたラジオ番組だった。
でもその時に聴いた放送が面白かったのと、自分のメールが採用されたのが嬉しかったのもあって、翌週以降もクマリデパートのラジオを聴くようになった。
ちょうどこの頃、クマリデパートの「限界無限大ケン%」という曲が、オドぜひのエンディングテーマ曲に選ばれた。
僕は元々オードリーが好きで、オドぜひも欠かさずチェックしていたし、オールナイトニッポンにも毎週メールを投稿していた。
そんな大好きなオードリーの番組のエンディングテーマ曲を、クマリデパートが担当するというニュースを聞き、彼女たちのラジオ番組に祝福のメールを送った。
するとそのメールが採用してもらえた。
メンバーも、オドぜひのエンディングテーマ曲に選ばれた事に対してとても喜んでいた。
自分の知っているアイドルの口から「オードリー」という言葉が出てくるのが新鮮で、この日の放送はとても楽しかったのを覚えている。
なにげなく送ったオードリーに関するメールだったが、そんな「オードリー」を通して、ある一人のメンバーとこの後に運命の出会いをする事になる。
まさかそんな未来がやってくるだなんて、この時の僕は想像もしていなかった。
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僕は元々ラジオ番組への投稿が趣味だったので、クマリデパートのラジオにも頻繁にお便りを投稿するようになった。
そんなある日の放送での出来事。
僕のラジオネームが読み上げられた時に「よくお名前聞きますね~!」と、ある一人のメンバーが言ってくれた。
その言葉を言ってくれたのが、山乃メイだった。
ラジオの投稿を通して僕の名前を覚えてくれたのがとても嬉しくて、この頃からメイちゃんの事を意識するようになった。
そんなメイちゃんがある日、Xでリプ返企画をやってくれた。
ここで僕はメイちゃんに初めてリプを送った。
ちなみに当時の僕は、まだメイちゃんと直接会った事がなかった。
SNSなどでも、一度もコメントやメッセージを送った事がなかった。
つまりこの時のリプが、インターネット上とはいえ正真正銘の初接触だった。
極ラジで「よくお名前聞きますね~!」と言ってくれていたので、僕の名前を覚えてくれているのは知っていた。
だから、どんな返事が返ってくるのかドキドキしながらリプを送った。
するとメイちゃんからリプが返ってきた。
僕はそこに書かれていた文章を読んで目を疑った。
メイちゃんから届いたリプには「あの(オードリーANNの)ブーメランチャンネルさん?本物ですか?」という言葉が入っていた。
僕はてっきり、極ラジへの投稿を通してラジオネームを覚えてくれたのだとずっと思っていた。
しかし彼女は、オードリーのオールナイトニッポンを通して僕のラジオネームをすでに知ってくれていたのだ。
まさか彼女がオードリーのラジオを聴いているとは思っていなかったので、とてもビックリした。
そしてこのリプがとにかく嬉しくて、僕はすぐにクマリデパートのライブスケジュールをチェックし、チケットを購入した。
理由はもちろん、山乃メイに会うため。
それから二週間後、僕は遂に山乃メイと直接対面する事になる。
極ラジへ投稿し始めて、8か月後の出来事だった。
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2022年1月30日
渋谷のSOUND MUSEUM VISIONに僕は向かっていた。
待ちに待ったメイちゃんとの初対面の日であった。
実はクマリデパートのライブは、過去に何度も見に行った事があった。
でも毎回、あえて誰ともチェキを撮らずに帰っていた。
それは極ラジでたくさんメールが読まれて、メンバー全員にラジオネームをバッチリ覚えてもらった状態でチェキを撮りに行こうと思っていたからだ。
ちょうどこの頃、極ラジでメールが読まれると「常連さん!」とか「いつもありがとうございます!」とかメンバーが言ってくれるようになっていた。
ラジオネームを覚えてもらえた感覚があったので、ライブに通って一人一人とチェキを撮りたいなと、ちょうど考えていた時期だった。
そんなクマリデパートのメンバーとの記念すべき1枚目のチェキは、メイちゃんを選んだ。
やっぱりオードリーのラジオで名前を知ってくれていたのが、投稿者としてはこれ以上ない喜びだったから、この日は彼女目当てでライブを見に行った。
クマリデパートのライブ終了後、物販に行ってチェキ券を購入した。
チェキ券を握りしめながら、僕はメイちゃんのチェキ列に並んだ。
今でも覚えているが、ずっとソワソワしていた。
初対面だけど、彼女は僕の名前を知ってくれている。
このなんとも言えないシチュエーションの中で、平静を保つのは無理があった。
そして列はどんどん進んで行き、僕がチェキを撮る順番が遂にやってきた。
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当時はまだコロナが流行している時期だったので、パーテーションを挟んでマスクをしながらのチェキ撮影だった。
パーテーション越しに僕は「ブーメランチャンネルです!」とラジオネームを名乗った。
するとメイちゃんが「えー!ブーメランチャンネルさん!?嘘ーーー!!」と言って、すごく驚いてくれた。
まさかこんなに驚いてくれるとは思っていなかったので、本当に嬉しかった。
チェキを撮り終わると、メイちゃんが僕の顔をジーッと見つめながら「こんな優しそうな顔してたんですね!」と言ってくれたのを、今でもすごく覚えている。
オードリーのオールナイトニッポンを通してラジオネームを知ってくれていた事がとにかく嬉しかったので、その事をメイちゃんに伝えた。
するとメイちゃんがこんな嬉しい事を言ってくれた。
「極ラジの台本にブーメランチャンネルって書いてあって、構成作家さんと『あのブーメランチャンネルさんですかね?』って話してたんですよ!台本持つ手が震えましたもん(笑)」
自分の知らない所で、まさかこんな会話が展開されていただなんて予想もしていなかった。
本当に嬉しすぎて、彼女がかけてくれたこの言葉は今でもずっと心に残っている。
オードリーのラジオで名前を認知してもらっていた事ももちろん嬉しかったが、自分が毎週投稿していた極ラジのパーソナリティーでもある山乃メイに会えた事も、この上ない幸せな瞬間だった。
ラジオ投稿をしていて、その番組のパーソナリティーに直接会えるという事は最上級の喜びに値するので、彼女に会えて心の底から感動した。
まさに夢のような瞬間だった。
僕はその思いを、最後に彼女へ伝えた。
僕「ずっと極ラジ聴いてたからお会いできて嬉しいです!」
メイ「えー!私も嬉しいです!」←ハイテンション
僕「またライブ来ます!」
メイ「ありがとうー!」←めちゃくちゃ手を振ってくれた
最後はこんな感じで特典会は終了した。
終始笑顔でテンション高く接してくれたので、メイちゃんとの初接触は一生の思い出になった。
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メイちゃんとの初対面を済ませた僕は、それから数か月間かけてクマリデパートの現場に通い、全メンバーとチェキを撮らせてもらった。
これがみんなと初めて撮った、思い出のチェキだ。
極ラジへの投稿を通して、僕のラジオネームをみんな覚えていてくれて、会いに行った時に全員驚いてくれたので本当に嬉しかった。
ラジオネームを名乗った時の、みんなのリアクションや、かけてくれた言葉は今でも全部覚えている。
マナちゃんは「いつも送ってくれてるよね!めっちゃ採用されてるよね!」と言ってくれた。
フウカちゃんは「ラジオでしか会えない人だと思ってたから、会えて嬉しいよー!」と言ってくれた。
ナコさんは「いつもメールありがとうございます!やっと会えたー!」と言ってくれた。
さおてゃんは「えーー!!本物だーー!!」と言ってくれた。
小田ちゃんは「えっ!?えっ!?」と連呼して、驚いてくれた。
小田ちゃんだけ言葉が出てこない感じで驚いてくれたのが、なんかおもしろかった(笑)
ずっと好きで送っていたラジオ番組のパーソナリティー6人全員に会えて、本当に嬉しかった。
全員とチェキを撮り終えた頃には、極ラジ初投稿から実に1年が経過していた。
1年間頑張って投稿して良かったなと思った。
ラジオへの投稿を頑張ったおかげで、メンバー全員と思い出に残る初チェキが撮れたし、思い出に残る言葉までかけてもらえたから。
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2022年6月5日
「幸せハッシン!フロムキッチン」のリリイベが、ららぽーと立川立飛で行われた。
この日は、メンバー6人全員と集合チェキが撮れる豪華なレギュレーションがあった。
当然僕はそのレギュレーションを選び、チェキ列に並んだ。
メンバー6人と個別でチェキをちょうど撮り終えた時期だったので、全員と面識がある状態での集合チェキだった。
だからとてもワクワクしながら自分の順番が来るのを待っていた。
僕の順番になったので、みんなの前に行き「ブーメランチャンネルです!」と自己紹介した。
すると「あ~~~!!」とメンバー全員が大きな声で驚いてくれた。
そして念願だったクマリデパート6人との集合チェキを撮影した。
この集合チェキを撮影した時、メイちゃんだけ2回チェキを撮った事があって、他のメンバーとはまだ1回しかチェキを撮った事がなかった。
ラジオではたくさんお便りを読んでもらっていたけど、こうやって直接顔を合わせて喋るのがまだほとんど初めてに近い状態だったので、どんな感じでトークが進むのか予想ができなかった。
そんな僕の不安を消してくれたのがメイちゃんだった。
チェキの撮影が終わると、メイちゃんがすぐに僕の正面に顔を出してくれて、一番初めに話しかけてくれた。
「ブーメランチャンネルさんの、納涼本コワ話のネタ好きです!」
当時、極ラジで「噛んだら即終了!小田アヤネの納涼本コワ話」というコーナーがあったのだが、そのコーナーに送っていた僕のネタを褒めてくれたのだ。
このコーナーは、ネタを作るのにすごく時間がかかる長文のコーナーだった。
その頃、極ラジと並行していろんなラジオにも投稿していたが、実はこのコーナーのネタを作るのが一番大変だった。
毎回ものすごい時間をかけてネタを作っていたので、そのネタを褒めてもらえたのがすごく嬉しかった。
「誰が一番最初に話しかけてくれるかな?」とドキドキしながら集合チェキを撮ったのだが、一番初めに話しかけてくれたのがメイちゃんだった。
どのメンバーより先に声をかけてくれたのが、本当に嬉しかった。
そしてこの日、もう一つ印象的な出来事があった。
それは集合チェキを撮ろうとした際、どんなポーズをしようかみたいな話になった時、メイちゃんが「ブーメランポーズする?ブーメランポーズする?」と言ってくれたのだ。
でも「ブーメランポーズ」という言葉を初めて聞いたので、なんの事だか分からなくて、みんなでピースサインをしてチェキを撮った。
特典会が終わった後「メイちゃんが言ってた、ブーメランポーズって何だったんだろう?」と不思議に思いながら会場を後にしたのだが、その意味を後日知る事になる。
そしてその意味を知った時、僕は山乃メイの優しさに深く感動し、心を強く打たれたのであった。
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2022年6月26日
渋谷のWOMBに、クマリデパートのライブを見に行った。
この日はメイちゃんと3回目のツーショットチェキを撮った。
僕がメイちゃんの隣に行くと「ブーメランポーズをしましょう!」と言ってくれた。
この数週間前に、クマリのメンバーと集合チェキを撮った時に「ブーメランポーズする?ブーメランポーズする?」とメイちゃんが言ってくれていたのがずっと気になっていたのだが、その答えがこの日に出た。
なんと嬉しい事に、メイちゃんが僕のラジオネームにちなんだポーズを考えてきてくれたのだ。
メイちゃんが親指と人差し指を伸ばして「手をブーメランの形」にするポーズを、僕にレクチャーしてくれた。
そしてメイちゃん考案の、ブーメランポーズをしてチェキを撮った。
まだ直接会って数回目なのに、僕のためにわざわざこのようなポーズを考えてくれていたのが、すごく嬉しかった。
そして「山乃メイって、なんて優しい人なんだ…」と思って感動してしまった。
自分の好きなアイドルが、自分のためにポーズを考えてきてくれただなんて、普通だったらありえないし、本当に夢みたいな出来事だった。
そしてこの日以降、「ブーメランポーズ」が二人の定番ポーズになり、メイちゃんとは毎回このポーズをしながらチェキを撮るようになった。
彼女は本当に優しくて、ツーショットチェキ以外でも毎回このポーズをやってくれた。
クマリデパートの6人と集合チェキを撮った時も、メンバー全員にメイちゃんがこのポーズをわざわざレクチャーしてくれた。
そして全員でブーメランポーズをしながらチェキを撮った事もあった。
配信で僕の名前が呼ばれた時も、すぐにブーメランポーズをしてくれた。
配信を見ている人の中で、このポーズの意味を知っているのは僕だけなので、僕だけのために画面越しに秘密のサインを送ってくれたような感じになって、すごく嬉しかった。
動画サービスを申し込んだ時も、いつもと同じくブーメランポーズをしてくれていた。
振り返ると、このポーズがきっかけで二人の仲が急接近したような気がする。
僕たちにとってこのポーズは、二人が仲良くなった友情の証みたいな物だ。
だから、これからもずっとこのポーズでチェキを撮りたいと思っていた。
これからもずっとこのポーズでチェキが撮り続けられると思っていた。
でも別れは突然にやってきた。
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2024年1月27日
品川インターシティホールにクマリデパートのライブを見に行った。
この数日前に、クマリデパートから山乃メイの卒業が発表された。
僕は居ても立っても居られないいられなくなり、彼女に会いに行った。
実はしばらく現場に行けていなくて、本当に久しぶりの再会となった。
あまりにも久々すぎてメイちゃんものけぞりながら驚いていたけど、すぐに「一緒にやりたい!一緒にやりたい!」と言いながら、僕にブーメランポーズをしてきた。
「一緒にやろう!」と僕も返して、二人でいつものポーズをしてチェキを撮った。
この日すごく久々にクマリデパートを見たのだが、メイちゃんのダンスが本当に美しくて、完璧で、見ていてうっとりした。
表情もすごく良くて、表現力がとにかく優れていた。
卒業発表直後だったから、いろいろ喋りたい事があったのだが、ライブパフォーマンスに強く心を打たれたので、それだけは絶対に伝えなきゃと思って、まず一番最初にその話をした。
メイちゃんも「えっ、嬉しい!嬉しい!」と言いながらすごく喜んでくれた。
そしてここから彼女の優しさが出るのだが、僕がダンスを褒めたら、彼女も僕の事を褒め返してくれた。
彼女が個人配信している「ちゅるラジ」というラジオ番組がある。
僕はこのラジオがとても好きで、彼女には何度もその事を伝えているし、時々メールも送らせてもらっている。
彼女はそのメールについて褒めてくれたのだ。
「ブーメランチャンネルさんのメールは、すごく読みやすくて、その後に展開しやすくて、本当にいつもすごいなって思いながら読んでます!」と言ってくれた。
でも僕は全く逆の事をずっと思っていた。
自分のメールがすごいのではなくて、メールを読んだ後の彼女の話の広げ方がうまいのだ。
彼女はラジオ好きで、学生時代に伊集院光の深夜の馬鹿力や、吉田尚記さんのミューコミを聴いて育ったらしい。
一人喋りのラジオを聴いてきたからなのか、そのDNAが本人に宿っているかのように、一人喋りの才能があって、ラジオが本当におもしろいのだ。
特にリスナーのふつおたを読んだ後の返しがすごく上手で、どんな話でも自分の引き出しから話題を広げ、そしてそのリスナーに向かって愛を込めてトークしてくれる。
だから僕は「自分のメールがすごいのではなく、メイちゃんの話の広げ方が上手なんだよ!」と本心を伝えた。
でも彼女は謙遜して「いやいや!違う違う!ブーメランチャンネルさんのメールがすごいの!」と言ってくれて、僕の誉め言葉を受け取らず、全部僕のメールのおかげだというふうに言ってくれた。
相手を思いやる気持ちのある子だから、そうやっていつもへりくだって接してくれるのだが、その一面がこの日にも出て、なんかメイちゃんらしいなって思った。
でも彼女のトークスキルを褒めた言葉に嘘はないから、それだけはちゃんと伝わってたらいいなと思う。
そしてこの日、最後にどうしても伝えたかった事があって「最近現場に来れてなかったけど、しっかり最後まで見届けたいから、卒業までに来れるライブは全部来るね!」と言って別れた。
それからクマリデパートの現場に通えていなかった空白期間を埋めるかのように、僕は毎週のように彼女に会いに行った。
僕が何もリクエストしていないのに、彼女は毎回いろんなブーメランポーズを用意してくれていて「今日はこんな感じで撮ろ!」と言いながら、チェキ撮影の時に僕にポーズをレクチャーしてくれた。
昼と夜にライブを見に行った時なんかは、お昼にチェキを撮った際に「夜のポーズも考えとくね!」と言ってくれて、その間に考えてくれたポーズで夜にチェキを撮ってくれた事もあった。
山乃メイって、本当に優しい心を持った人だなと思った。
振り返ると、出会った時からずっと良くしてもらってばかりだった。
だからやっぱり卒業は寂しいな。
まだまだライブ見たかったし、まだまだ一緒にチェキ撮りたかったし、まだまだお喋りしたかったな。
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4月6日の山乃メイ卒業まで、約1ヶ月となった。
僕が彼女に会いに行けるのも、あと数回だ。
そんな山乃メイと僕が出会うきっかけとなった「極ラジ」が先日最終回を迎えた。
「このラジオがなかったら、山乃メイとは出会っていなかったかもしれないな」なんて思いながら、その日はラジオを聴いていた。
僕たちの出会いのきっかけは、間違いなく「ラジオ」だった。
そして「ラジオ」を通してずっと心がつながっていたように思う。
そしてラジオを通してのつながりは「極ラジ」だけではなかった。
オードリーのオールナイトニッポンの投稿を通して、彼女は僕のラジオネームを昔から知ってくれていたという縁もあった。
オードリーのオールナイトニッポンのリスナーだった二人が、なにかの運命でこうやって出会えたのだから、人生っておもしろいなと思った。
そしてラジオを通して出会った二人が、アイドルとオタクという関係になって、ライブ会場で頻繁に顔を会わせるようになり、こんなにもたくさんの思い出ができた。
ラジオを通した素敵な出会いだったなと心から思う。
先日配信された「ちゅるラジ」を聴いていたら、極ラジ最終回の話を彼女がしていた。
その話の中で、最近聴いているラジオの話になった。
彼女の口から、ラランド、真空ジェシカ、空気階段の名前が出た。
そして最後に、オードリーの名前も挙がり「東京ドーム行きたかった!」と言っていた。
SNSやブログを見ていると、スケジュールが忙しそうで「最近はラジオ聴けてないのかな?」なんて勝手に思っていたけど、聴いているラジオの中に「オードリーのオールナイトニッポン」の名前があって、とても嬉しかった。
なぜなら、彼女が僕を認識してくれた思い出の番組だからだ。
彼女がオードリーのラジオを今でも聴いているのなら、僕も投稿をもっと頑張ろうと思った。
そしてこれは彼女に一度も言った事がなかったのだが、山乃メイは僕にとって「ラジオ投稿の恩人」でもあるのだ。
オードリーのオールナイトニッポンに投稿し始めて、今年で6年目になる。
ありがたい事に、オードリーのラジオを通してラジオネームを認知してくれている人も多くなった。
SNSのフォロワーも、ほとんどがリトルトゥースの方だと思う。
そして最近はリトルトゥースのアイドルも増え、初めてチェキを撮りに行ったのに僕の事をすでに知っていてくれていて、驚いてくれたりするなんて事も時々ある。
でもメイちゃんと出会った頃は、まだオードリーのオールナイトニッポンに投稿し始めた頃だったから、そういった事はほとんど無かった。
だからあの時、オードリーのラジオで知っていると声をかけてもらえたのは本当に嬉しかった。
冗談抜きで、涙が出るぐらい嬉しかった。
メイちゃんとの出会いは、オードリーのラジオに投稿する上で、僕にとって大きな転機となった。
初対面なのに、僕のラジオネームを知っていてくれたのが、とにかく嬉しかったからだ。
「一度も会った事がないのに、オードリーのオールナイトニッポンを通して自分の事を知ってくれている人が世の中にいるんだ!それってすごい事だよな!」と思ってすごく感動した。
そして「オードリーのオールナイトニッポンで名前を知ってもらえていたのだから、これからも読まれ続けたい!」と思い、ラジオ投稿のモチベーションがグンと上がったのをはっきり覚えている。
採用難易度の高い番組だから、不採用が続く日も未だに多いけど、そうやってラジオを通して自分の存在を認知してくれている人がいるというのはとても励みになるし、そういった人たちの存在が投稿を頑張れる理由の一つとして、僕の中には間違いなくある。
オードリーのオールナイトニッポンに投稿を始めた初期の頃、メイちゃんにラジオを通して名前を認知してもらっていたのは、僕の中でとても大きな出来事だった。
その一言が嬉しくて、僕は投稿を頑張れた。
だから今の僕がいるのはメイちゃんのおかげだ。
メイちゃんは僕にとって「ラジオ投稿の恩人」なのだ。
メイちゃんへ。
最後になるけど、いろいろ思い出をありがとう。
出会った頃から、ずっと良くしてくれたよね。
本当に感謝してるよ。
もうすぐ卒業だね。
ライブ見てて思うんだけど、今が一番コンディション良さそうだね。
ライブパフォーマンスが最高に「かっこよくて、かわいくて」アイドルとして、とっても輝いてるよ。
昨日の野音のワンマンも見に行ったんだけど、あんな大きな会場だったのに、後ろの方の席から見ていたのに、全部伝わってきたよ、胸を打たれたよ。
出会った頃はラジオ好きという共通点で惹かれていたけど、今ではすっかりライブパフォーマンスで惹かれているよ。
アイドルとしてステージに立つ山乃メイの姿に、心を奪われているよ。
アイドルとして駆け抜ける山乃メイを、しっかり最後まで見届けるね。
目に焼き付けるね。
じゃあまたライブハウスで!
ねえ、その時はまたいつものポーズでチェキ撮ろうね!
二人の友情の証でもあるブーメランポーズで!