「いつかこうなっていたい」に繋がる、目の前の「やりたい」をやる勇気の話。
先日のテン大おかたづけ部の活動で、「いつかこうなっていたいという自分、理想の暮らし」を描き、そこから現実に寄せていくようなワークショップをやってみた。
私の「いつかこうなっていたい云々」は、ほとんどが抽象的でふわっとしたものだったが、たったひとつ、やたらと具体的なものがあった。
「福岡空港のシェアラウンジの月額会員になる」
▼憧れのシェアラウンジについて書いたnoteはこちら
これを実現するためには、「金銭的ゆとりを得ることによる、精神的ゆとり」が必要だ。
だってほら、月22000円って、今でも懐をかーなーり痛めながらだったら、払える…よね?たぶん。
ただ、そんな状況で会員になったとして、「元を取らなきゃ」と毎日オープンからクローズまで血眼になって居座るんじゃないかという気がする…
そんなの、「ラウンジの月額会員」っぽくない。違う。
「今から1年後、どうなっていたいか」を考えるときも、この感覚をもう少しダウンサイズした感じ。
実際に書いたのは、「月イチぐらいは、ラウンジに通っている」というものだった。
これなら、わりとありうる。ありうるはずなのに、「現状」とは大きく違っていた。
行こうと思えば行けるラウンジに、どうして足が向かないのか?
確かに、金銭的にも精神的にも、ゆとりがないのかもしれない。
だけど、それらを突き詰めて出てきた答えは、「そもそも、行こうと思える元気がないから」だった。
◇
先週は珍しく予定がぎゅうぎゅう詰めで、1日設けていた事務作業に没頭する日は、「頑張らなきゃ、詰む…」という状況になっていた。
事務作業日前日の夜、思い立って私は夫に宣言した。
「明日さ、空港のラウンジに行ってくるわ」
詰みかけのギリギリの状態で、いつも以上に元気はなかった。
外出する精神的余裕もなく、自宅にこもって作業に没頭するつもりでいた。
でもさ、こういうときこそ、行ってみるべきじゃない?
そう思って、「よし!」と自分を鼓舞して、ちょっとの行動を起こしてみた。
◇
結果…行ってみて、本当によかった。
一番の懸案はあっさり解決。あらゆる作業がぐんぐん進行。
少しくたびれたら、コーヒーとナッツを取りに席を立つ。
夕方、帰りの地下鉄が来るまでの間は、パソコンをしまって空を眺めた。
なんて豊かな時間だったろう。
何はともあれ「いつかこうなっていたい云々」に対して小さな一歩分近づいたという実績もまた、私の気分をよくした。
◇
「いつか」に繋がる、目の前の「やりたい」をやる勇気の大切さ、身をもって痛感した出来事だった。
当面は、「今日はちょっと頑張るか…」という日に、シェアラウンジを利用することになりそう。
…ちなみに、ドロップインの日額は2200円。
十分に元は取ったぞ…なんて言っているうちは、憧れの月額会員的ゆとりのオーラは、私からにじみでないんだろうなあ。
▼目の前の「やりたい」から、「いつか」への道筋、一緒に可視化しましょう
この記事が参加している募集
いただいたサポートは、夫のしあわせのためにありがたく使わせていただきます!