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どう働き、どう暮らすのか?【※お知らせあり】

個人事業主になって1年と2ヶ月。
その前は、地元市役所の事務職員をしていた。「公務員」というやつだ。

勤続12年の地方公務員を辞めておかたづけのプロとして開業するという選択に、周囲からはそれは驚かれたし、なんというかいろいろなお言葉もいただいた。

でも、一番びっくりしていたのは、たぶん過去の自分自身だろう。
なにせ数年前まで漠然と、「私は一生公務員として仕事をするんだろうなあ」なんて考えていたわけだから。

その選択について、これほど時間をかけてもまだ、全世界の目に触れるような場に形をなせる、「説明」ができない。
とはいえ簡単に言えば、「私にとって大切なことは、一生公務員として仕事をするという選択の外側にありそうだ」と感じたから…だろうか。
(公務員批判をする気も、みんな個人事業主になろうぜ!と言う気もない…なんてのはわかっていただけていると思うが、念のため…)

ひとつ大きな選択をしたなりに感じるのは、自分が大切にしたいことや、逆にどうしても許せないことなんて、本当のところ自分にしかわからないということだ。

長い間私は、自分なりの正義みたいなのを持っていて、それに反するものは間違いだったり悪だったりだと考えて、たてついたり批判したり斜に構えたりしてきた。
そのくせ、何か決断をするという肝心な場面で、明確な基準を持たない。
「あの人がこう言ったから」「あの本にこう書いてあったから」「みんなそうしているから」…
ひとりよがりなくせに、軸を持たなかった。
まるでその状況を卒業できたかのような言い草だが、そうじゃない。
現在進行形で微調整しながら生きているので。

ジョブチェンジについては正直なところ、「これでよかったのかな?」と思うこと、今でもある。
でもまあ、上記の気づきを得ただけでも、「とりあえず選んでよかったよね」というのは自信を持っているところだ。

今も私は選択をしているし、これからだってそれは続いていく。
そんな時に、自分の大切にしたいものや許せないものを自覚できるかどうかは、大きな差になってくるよなと思う。

もうひとつ重要なファクターがある。
それは、「他者の目」
矛盾するとお思いだろう…ちょっと説明させてほしい。

自分の中に大きな迷いなんかがあるときに、「人に話を聴いてもらうだけでなんだかちょっと整理ができてきた」というご経験はないだろうか。
その相談相手は誰?
高名なカウンセラーだったという方もいらっしゃるだろうが、友だちだったり、パートナーだったりと、身近な人だったという方も少なくないだろう。

「あの人がこう言ったから」話が整理された場合ももちろんある。
けれど、迷いへの選択肢は、本当はもともと自分の中に【ある】のだ。
そこに気づくファクターとして、相談相手という「他者の目」が有効になってきているということ。

ちなみに、私の主な相談相手は夫。
夫は聴き上手ではあるが、高名なカウンセラーとかではない。
夫にいろいろと話をできるようになってから、私の選択の質が変わってきたという感触がある。

「他者の目」を借りながらも、自分の中に【ある】大切なもの・許せないものを探求する。し続ける。
個人事業主だって公務員だって、自分の人生を生きているのは自分自身。
個人事業主だって公務員だって、VUCAな時代、どう働き、どう暮らしていくかを選ぶのは自分なんだ。

スタッフとして携わっている福岡テンジン大学にて、みねの企画した授業が開催される。

他者との対話で見つける、「私らしい」仕事と暮らし

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働いていて一番嬉しかったことは?
これまでで自分に合っていた暮らし方は?
あなたは、これからどう働き、どう暮らしていきたいですか?

これらの答えは、他の誰ともかぶらない、自分自身の【価値観】を表します。
先行きの見えない時代における選択の軸は、【価値観】をもとに形成されていきます。
そしてこの【価値観】をより明確にするのに有効なのが、他者との対話なのです。

参加者同士で質問と回答を続けまくる、なかなかヘビーな授業だと思う。
けれど、ここでしかできないこと。

今回の授業の先生は、平日はフルリモート・フルフレックスの人事・採用職、土日は築110年の古民家でコーヒーショップの店主をしている、小林優志さん

朝ものすごーく早起きして、お仕事されている。
月間100名近くの方との面談もされる。
さぞかし忙しくて、キリキリされているだろう…と思いきや、お会いするたびに小林さんから受け取るのは、「ここは泉のほとりなのかな…」と言いたくなるようなマイナスイオン。癒し。
お子さんの誕生日には本気のケーキを作り、節分には本気の鬼になり、雪の日には本気の雪だるまを作る、家族思いのパパという一面もお持ちだ。

小林さんは、何が正解か全く見えないこれからの時代も、ご自分らしく、楽しく、熱く、本気で、かつマイナスイオンを出しながら生きていかれると思う。
きっと、何かある。ヒントがある。
そう思って、「何か授業してくれませんか…」とお声掛けしたところ、ご快諾いただき、今回の企画となった。

▼小林さんのnote

緊急事態宣言下の福岡。
宣言明けとは言え、感染対策を十分図りつつの実施となる。
ソーシャルディスタンスを確保しつつも、密な時間を作っていきたいと思っているので、ぜひご参加を。

▼お申込みには福岡テンジン大学の学生登録が必要です。






いただいたサポートは、夫のしあわせのためにありがたく使わせていただきます!