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ウナノハテノガタ 読んだ

 螺旋プロジェクト二作目、ウナノハテノガタ。


 昨日は何かAmazonのリンクの埋め込みがうまくいかなかったが今日はうまくいく。なんでだろ。

 よくいいねをくれた人の記事を見に行ったりするんだけど、昨日いいねを頂いた方の記事に、noteを書くときに言葉が固くなってしまう…みたいなことを書かれていて、「うわ~~~!!!それめっちゃわかる~~~~~~!!!!」って思ったのでお返しのいいねを送った。紹介されていたエッセイも気になったのでAmazonでポチろうかな… わたしも思い切ってついったーの延長線上だと思って書くことにしちゃおう。noteのような個人ブログなんて所詮自由帳なんだし何書いても許されるよね、わたしが許すことにするからいいや。


 この前読んだウナノハテノガタの感想をちょこっとだけ書く。
人と話してて思ったのは、本を読んでしっかりアウトプットしていかないと、どこが良かったのか、何が良かったのか、読書という手段で新しい情報を入れていくことでどんどん忘れていってしまうことだ。どんな感情でも忘れていってしまうことは怖いし、勿体ない、とも思う。ウナノハテノガタ以降にも3冊ほど読んでしまっているので既に遅い気もするんだけど

「いいか、島でのこと、だれにも話してはいけない」

海の民の少年オトガイは、父から代々伝わる役目を引き継ぐ。

山の民の少女マダラコは、生贄の儀式から逃れて山を下りる。

死を知らぬ海の民イソベリ、死を弔う山の民ヤマノベ。

二つが出会い、すべてが始まる。これは、対立の運命を背負わされた海族と山族の神話を描く、原始の物語。

 ウナノハテノガタは前述の通り螺旋プロジェクトの二作目で原始の時代をテーマに描かれている。作中ではまだ言語が発達していない、という世界感の設定に合わせ、固有名詞ではなく、架空の言葉が使われたりしていたのがとても新鮮だった。わたしは普段小説を読むときは日本の現代文学、特に女性の描いた作品を読むことが多いが、セリフや、心理描写など、文体を気にして選んだり、そこが印象に残ることが多い。今作ではイソベリとヤマノベ、話す言語も暮らしも思想も違う二つの種族の対立が描かれる。

 「死」がテーマになる作品が結構好きなので今回あらすじを読んでかなりビビビッときた。死ぬがわからないイソベリ。現在、生と死は当たり前のように生活に馴染んでいるけれど、自分はいつ死ぬという概念を覚えたのだろう。自分にも死ぬがわからない時期があっただろうに不思議だ。

 ヤマノベのマダラコとイソベリのオトガイが話すシーンでは、マダラコが覚えたてのイソベリの言葉で会話をする。少し読みにくいな、と思う部分もあるけど、飾りがないからこそ、ストレートに伝わる部分もある。情景描写が細かいのもあって、二人の会話が普段ではあまり耳にしないテンポ感のものであったのにも関わらず、頭の中にストンと入っていった。


 ラスト一章はずっと不安でソワソワしてた。でも読み終わってからは、ここから螺旋プロジェクトが始まっていくんだな…と思うと他の作家の作品を読むのがとても楽しみになった。
 大森兄弟さんの作品は初めて読んだんだけど、巻末の対談を読んでいたら他の作品も読んでみたくなったな~ 


 全然違う話だけどYoutubeで購入本紹介する動画見るの好きすぎて一生本屋さん行きたくなってしまうのに困ってる。小島秀夫さんの動画見てたら一日終わりました。寝



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