こにしま

会社員、R&D→役員秘書/2015年から親

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最近の記事

会議スキルの向上に、直接参加して切磋琢磨は必要か?

しばらく寝かしてしまっていた日経ビジネスをまとめて読んでいたら、気になるエピソードが書かれていた。 2019年、eスポーツの試合でノーマークだったパキスタンの選手が優勝を果たし、『パキスタンには強い選手がまだまだいる』というコメントで騒然となった。当時、優勝候補だった選手たちはオンラインで対戦するのがメインだったけれど、パキスタンではゲーセンで選手たちが直接対戦して切磋琢磨していたのが、パキスタン選手の強さの要因ではないかと分析された、という話が紹介されていた。選手同士で議

    • システム導入で感じたこと③-言葉にできる、ストーリーの重要性

      システム導入に関わって感じたことを振り返っています。今までの振り返りはこちら:①と② 今回は「気づいたらできるようになっていたこと」について振り返りします。今回の取り組み、稟議手続きをシステム化することについて話をする際、自分でも驚くほどスムーズに言語化できるようになっていて驚きました。 あれ、すぐに資料ができた…?これを実感したのは稼働に向けて情報発信する段階でした。それまで、システム導入に関しては、検討メンバー(一緒に事務局を担当しているメンバー、システム導入をとりま

      • システム導入で感じたこと②-リーダーとは?

        前回の続き。 ワークフローシステムを導入し、複数のワークフローをのせることになった。私は一つのワークフローを担当する事務局として関わっている。事務局メンバーは複数拠点に存在し、そのとりまとめを自発的に行っていたことから、なんとなくリーダーっぽい位置づけになった。 この「なんとなく雰囲気でリーダー」がよかったのかどうかを考える。 背景事務局は複数拠点にいて、基本並列の存在。なんだけれども、業務手順的に、本社にいる事務局が一部とりまとめをする役割を担っていて、なんとなく本社

        • システム導入で感じたこと①ー勢いの推移

          2021年9月稼働に向け、社内のシステム導入に関わっている。スケジュールとしては、2020年冬にベンダー選定・決定、2021年の年明けからベンダーさんと打ち合わせをしながら仕様の検討・決定。6月に検収となったが、稼働は9月を予定している。 初めてシステム導入にがっつり関わって、部分的にリーダー的な役割をしてきた。稼働を目前に控えていて、業務中はかなりバタバタしているけれど、記憶や気持ちが新鮮なうちに振り返りをしたいなと思って、これを書いている。 背景導入するシステムは、社

          子供を動く点Pとする

          息子(6)が折り紙にえらくハマって、難しい折り紙に果敢に挑戦するのはよいのだけれど、私がフォローするのが難しい…という話を先日書いた。しばらく経って気づいたことがある。 子供は日々成長する! とても当たり前なので、何をいまさらと思われるかもしれないが、折り紙狂騒曲の渦中にいた私はすっかりそのことを忘れていた。まるで、折り紙が折れなくて子供がイラついた場合の対処がずっと続くかのように、「自分が適切に対処できるようにならなくては」と思い込んでいた。 大間違いだった。 息子

          子供を動く点Pとする

          息子と折り紙と私

          息子(6)が折り紙にはまっている。 これで何度目だろうか、忘れたころに訪れる折り紙ブーム。紙飛行機ブームを含めるとけっこうなサイクルで折り紙大量消費時期がやってきている気がする。 しかし今回は今までのブームとは一線を画す。難易度がめちゃめちゃ上がっているのである。保育所で出会った「伝承折り紙」という渋い折り紙本を見ながら百合の花を折ったと持ち帰ってきたのが事の始まりであった。彼は難易度の高い折り紙本を所望し(もはや我が家にある「4・5・6歳のおりがみ」では満足できなくなっ

          息子と折り紙と私

          独学で簿記2級に合格した話

          2020年、日商簿記検定2級(第156回)を受験し、合格しました。 自分が受験する際に体験談をネットでいくつか読んで参考にさせてもらったので、誰かへご恩おくりになればと思って、私が独学で合格した話をまとめます。 なぜ受けたのか自分のキャリアを考えたときに、会計に関する知識があればいずれ役に立つと考えた流れで簿記とビジネス会計検定受験を決めました。 私は理系大学院を卒業後、メーカーのR&D部門に就職→10年目で異動、以来役員秘書として働いています。 秘書になったタイミングで

          独学で簿記2級に合格した話

          息子が同級生から「きもっ」と言われた話

          保育所から帰って荷物を片付けていた息子と話をしていたら、その日使ったコップ袋に対してお友達が「きもっ」と言ったと聞いた。 その日のコップ袋にはプリンセスたちが描かれている。前日、別のお友達と約束した上でわざわざ持っていったコップ袋である。 本人は「きもっ」の意味を十分理解していない様子で全く気にしていなかった。 しかし、母としては色んな点で素通りできなかった。 一呼吸して落ち着いて、何から話そうかと考えながら、まず「きもい」の意味、人に「きもい」と言うのは母はどうかと

          息子が同級生から「きもっ」と言われた話

          社会科と私 ニガテ克服への道②

          社会科が苦手な大人になってしまった。 社会に出る前に(社会人になる前に)慌てて大筋だけでも、一般常識レベルだけでもと焦ってみたものの、結局苦手を再認識しただけだった。 これはもうネタにするしかないと思い、実は社会科が非常に苦手であると打ち明け、「どのくらい苦手かと言うと、コンディションが悪いと四国の四県も不確か」であると(盛ってない。本当に言えなかった。)正直に話したりした。 社会人になることに独自のハードルを設定していた私だったが、案外自分の社会科的常識のなさが露呈す

          社会科と私 ニガテ克服への道②

          社会科と私 ニガテ克服への道①

          「社会科」が苦手だった。 正確にいうと、今も克服しようとしているが、和解には至っていない。 社会科と私の関係は今のところ3つの時代に分けられる。 着々とニガテ形成期 すっかり距離を置き疎遠期 このままではまずいと気づくも関係修復困難期 なぜ私が社会科がニガテなのかを振り返りながら、逆に学びのヒントが得られないか考えてみたい。 まずは着々とニガテ形成期から。 地理は、小学生のときに都道府県をきちんと覚えなかったことが最初のつまずきだった。基礎が曖昧なところに山脈

          社会科と私 ニガテ克服への道①

          文化に金を払わないやつは

          大学生のとき、半年だったか情報科学系の履修科目があった。そのときの先生が、放った言葉がずっと残っている。 どんな文脈でそのフレーズが出たのか、思い出せない。この情報科学系の科目は興味がない同級生も多く、少し気だるい雰囲気だったように思う。そんな教室で一人、その先生は大きめの声で訴えた。 「文化に金を払わないやつは、文化を滅ぼすぞ!」 本当にその回は何のテーマで話してたんだろう。公開鍵だとか暗号について説明を聞いたり、OSを立ち上げるときブートストラップの話を聞いたりした

          文化に金を払わないやつは

          他所の子の成長は、はやい

          他所の子の成長ははやい。 コロナ禍になって友人たちと会う機会が減り、落ち着いたら会いに行くとか言いながら、目処が立たないままである。 このあいだ久しぶりにLINEでやりとりしたら、互いの子供の成長に話が及んだ。最近撮られた写真を見せてもらうと、お祝いを持って遊びに行ったとき赤ちゃんだったその子はすっかり幼児になっており、まるで別人だった。 本当に...他所の子の成長は、はやい。 いや、本当に? こんなこともあった。 先日、広い公園で、偶然息子の同級生家族と会った。

          他所の子の成長は、はやい

          丸飲み力

          新しいことを学ぶときの、自分のスタイルについて。 私の父は普段口数は少なく、お世辞にも社交的とは言えない人だった。 しかし、自身の得意分野となると途端に饒舌になる人だった。その饒舌さは、理解を求めて目の前の相手に話しているのか、実は語っているようでいて自分自身でその知識を確認しているのか、わからないほどであった。 子供である私は、とりあえず一通り全部聞くと父も満足気な様子なので、内容は今一つわからない話であっても聞くようにしていた。 後に理解できた話や父のおかげで役に立っ