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私が実践した英語習得術


まえがき

世間ではこれだけやれば英語ができるようになる、と銘打った教材、書籍が溢れていますが、自分の経験からみると「楽して習得できるものなんてない」です。

決してラクではないけれども、実際に身になった習得方法を紹介します。

教材の売り込みとかしらがみ一切なしに自分が使ったものを紹介します。


この方法は、英語のみならず他の言語でも通用するものです。

私自身、韓国語→英語の順でこの方法で習得しています。


モチベーション

語学学習というと長く単調な勉強で退屈し、挫折を繰り返すことになります。

心折れそうになったとき、やる気を起こしたいときに読んだ本たちです。

英語習得方法などは上記の英語上達完全マップを見て行いました。
当時は電子書籍もそこまで普及していなかったため、紙ベースを買いましたがボロボロになるまで読み込んだ思い出です。

リスニング

自分でいうのも恥ずかしいくらいリスニングが苦手でした。
TOEICテストでも出題者が話している意図、意味がまったくもってわからない。スクリプトを見ても「いやいや、こんな単語発音してないわ」というレベル。 耳がポンコツでした。

ですが、この本を読んで合点がいきました。

「そもそも聞こえてないんじゃない、自分が発音できないから聞こえない」

人は自分が発音できない音は、聞いても理解できないそうです。

つまり、英語の単語も文字として知ってはいても、発音が自分でできなければ、音を聞いても判別ができない。 

なるほど、たしかに。
自分が堪能な英語を発しているとはとても思えないし、発音記号はわかっても実際どんな音をで発しているかなんて気にもとめていなかったです。

目からウロコとはこのコト。

この基礎練習をしてからリスニングの成績の伸びが顕著でした。
リスニング問題を聞いて今まで知っている単語が断片的に聞こえるだけだったのが、文節ごとに聞き取れるようになる。
英語を勉強し始めてこれが一番時間が湧く瞬間でした。

下手に難しい文法問題を完璧にするよりリスニングを伸ばしたほうが、のちの英会話とかでも役立ちます。

リスニング能力を伸ばした後、どれくらい聞こえるようになったのか腕試しにNHKのPODCASTなどは長さ的にもちょうどいいです。国内ニュースを話題にしているので、とっつきやすいと思います。

文法

高校のテストの単元で期末テストは現在完了形のところが出ると指定されたらその範囲の内容をひらすら覚えてテストに覚えたことを全部書き出す、という行為の繰り返しだったので、はっきり言ってその後の自分の身になっていなかったです。テストを終えたらあとは知らん、と忘却の彼方においやっていました。

もうイチからやりなおそうということで文法の復習です。

当時、文法書というとFORESTが有名でしたが、ただ読んでいても途中で飽きてしまう、

解説→問題実践→答え合わせ という流れが性に合っているようだったので、「マーフィーのケンブリッジ英文法」これで英語の文法をやり直ししました。

当時は翻訳版がなく、英語原文で英語を学ぶというなかなかドMな勉強方法でしたが、英語的な微妙なニュアンスの違いが英語版だと分かり結果的には良かったと思います。

今では翻訳版が出ているので、翻訳版のリンクを載せておきます。


どうみてもケンブリッジだけだと問題量として足りないので、精選英文法・語法問題演習を3周くらいやりました。

今だと絶版らしいですが、類似の本はいっぱいあるので探してみてください。
大学受験の文法問題集で十分です。

英会話ー事前準備ー

問題集ばっかり一人でやっていては会話はできません。

会話をやろうにも瞬間的に答える必要がある。実際オンライン講習を受けても大半の人は言うことを予め用意しておいて一方的に話、質問されても言葉につまるということが多いのではないでしょうか?

自分もそうでした。プレゼンもひたすらカンペを用意して、一気に話して質問事項で何言われているかわからず、周りの人にサポートしてもらう。
情けないったらない。

語学はスポーツと言われる理由は、簡単な反復練習をひたすらするからだと今では思います。

「What kind of lunch do you want to eat?」 ランチ何食べたい?

と聞かれて、 

えーと ”I would like to  〜” で ”〜したい”だから、と考えていては日が暮れてしまいます。脊髄反射の如く簡単な文章でも即レスすることが求められます。そんな練習をしたのがこちらの書籍。

英作文とかEメールなど返信内容をじっくり考えられるときなら、良いですが会話は相手が発した言葉を受け取り、即座に返すことができて初めて会話です。

スポーツ言えば、壁打ちや素振りに似たトレーニング。

シリーズ書籍なのですが、3冊ほどやりました。


会話の基礎的なフレーズがある程度ストックできたら、実際のビジネスで使うフレーズを学びます。

スティーブ・ソレイシィ氏の著書

仕事で致し方なく英語を学ばねばならなかった自分にとっては有益でした。会議の日程変更調整、支払いが遅れている督促など使えるフレーズが多かったです。


英会話ー実践編ー

素振りのあとは練習試合ということで、実際の人との対話が必要になってきます。

今でこそFacebookやInstagramなど知らぬ人のコミュニケーションが取りやすくなりましたが、決まった時間拙い会話に付き合ってくれる酔狂な海外の人なんてそうそういません。(そういうコミュニティに入れば別ですが)

地道に友達作って会話相手を探すという地道な行動が面倒だったので、そこはお金の力を借りて行いました。

当時、私がやってみたのはラングリッチ。
料金もそこまで高額じゃなく、フィリピンという英語を母語としない講師が相手してくれます。
そこまで自分のレベルも高くなかったので1回/ 週のプランで5000円/月くらいでした。

今では、もっと多種多様なサービスがあるので比較サイトなどで見て自分のニーズにあったものを選べば良いと思います。

TOEIC対策


ロバート・ヒルキ本


TOEICの構成がまるでわからなかった自分にとってはTOEICの特効薬でした。構成がわかるだけでテストのときの心の余裕が全然違います。

TOEIC公式問題集

言わずとしれた公式問題集。
TOEIC出始めの頃は、公式の問題集というのがなく各英語教材会社がこれくらいの問題でしょう、っていうのを寄せ集めたものばかりでしたが公式が出しているので問題の構成からリスニングまで本番さながらの内容です。
私のように練習を重ねていかないと本番で駄目になる人間にとっては、究極の教材です。

個人的にこれはやらなくても良かったかも

1000時間ヒアリングマラソン
年末年始、今年こそは英語習得!とかいうムック本でよく紹介されるアルクの英語ヒアリングマラソン。

当時の会社の福利厚生で割引で購入できたので半年分パッケージを購入してみましたが、あまりモノになった感覚がなかったです。

というのも当時の語彙力、発音といった基礎的な能力が欠けた状態で様々な英語を聞いたところで私にはお経にしか聞こえず、通勤車中で子守唄にしかなりませんでした。

6ヶ月コースでも3万円くらいかかるので当時の新卒の給料で考えたらかなり身銭を削ってしまった教材の一つです。

洗練された会話のための英語表現集

良い内容なのですが、スティーブ・ソレイシィ氏の著書を先にやっていたので内容が被ってしまいました。

実際の勉強法

はっきりいいます。 地味で時間かかる方法です。
では手順と使う道具を紹介します。

1.問題集を裁断する
 自炊って流行りましたよね。あれです。
 問題集を買ってきてまず、スキャンしやすいように裁断する作業です。
 保有しているのはこちらカールさんのローラーカッターです。

数が多いとこちらでもいいようですが、いかんせん場所を取る。

2.スキャンしてデータをPDF化する

いろんなスキャナーがありますが、私はこのタイプが一番使いやすいので使っています。誤って2枚取り込んでも自動で止まってくれるスグレモノ。

3.取り込んだPDFを印刷します

インクジェットだとインク代がとてつもないことになるのでレーザープリンタで印刷します。

4.ひらすら解答を見ながら書き込む

今ならiPad、iPhoneなど便利な機器が溢れているのでもっと効率的なやり方があるのでしょうが、アナログな人間であるがゆえ、手で書かないと覚えられない性分なので手書きがメインの勉強方法です。

簡単に書く解答を見ながら青字のボールペンでひたすら書き込みをする

青ボールペンを使うのは、記憶に残りやすいから(と信じている)

PDFでわざわざ取り込んで印刷しているのは何度もやり直せるようにするため(周回練習するため)

解答がまったくない状態でこれだけやらなきゃいけないという残りの分量が見えると「まだまだ頑張らなきゃ」という気持ちになれるから

<青ペン勉強法の詳細>

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もっと詳細を知りたい方は書籍もどうぞ。

自分のお気に入り、愛用のペン

100円均一でも売っているし、何より長く書ける。





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