転職が決まり周りの人の本質が見えてきた
会社人なんて所詮在庫としか考えられていない
2022年某日、上司に退職願いを申し出た。
直属の上司は、退職を止める権利もないし拒否することもできない、人それぞれの人生だし。ただ、失うのはとても大きいとのありがたい言葉をいただけた。
一方、直属上司に退職を告げたあとに役員に呼び出された際に言われたのは
「次どこいくんだ、隠してもバレるからな」
「有休の残りはどれくらいだ、次の仕事へ切り替えるのにどれくらいの期間があればいい?3日もあればいいだろ」
「お前はまだウチの社員だからな、最後まで仕事してもらわねーと困るんだよ」
これらの言葉を聞いた瞬間
「あ〜この人はついて行ってはだめな人だな、こういう人が会社の上にいる時点で危ない会社だ」
と自分のこれまでの経験則、危険察知する能力からいうと危険水域でした。
数字を追い求める人はつまるところ人材=在庫、動かなければ負債、お荷物としか見なくなってしまうんだな。
自分は決してそうなるまいと誓った日でした。
上司に歯向かうことはできないかもしれないけれど、この国では労働者が守られるようにできている。
人というのは自分の評価、自分の立場が危うくなるときにこそ本質が見えてくるとつくづく思う。
会社に残る上司たちは、一人に散々押し付けてきた仕事がそのまま自分や残りの人間に上乗せされるから必死の抵抗を続ける。
あいにく、次の職場の内定書という保険が取れた以上、居続ける意味もすがる理由もないので
「来週で最終日とさせていただきます」
と会話を打ち切り出ていったときの役員たちの顔が忘れられません。
一矢報いた瞬間でした。