10分写経のすすめ
「学ぶ」ということは、「まね(真似)ぶ」という言葉から来ているという。
ゼロから有は生まれない。
日々インプットし、そしてアウトプットすることを体に覚えさせることが肝心だ。が、かつての私は「アウトプットしなければ」とひたすら焦って、それができないことに頭を抱えていた。
時には、「インプットが大事」と、何かを読む事、取り入れることに逃げ込んでいた気もする。
そんな私が最近毎日の習慣として自分に課していることがある。
一つが、このnoteへの投稿。
一行のつぶやきでも、長めの文章でも何でも良いので、とにかく一日のどこかで開いて何かを書く。
そして、朝一番で、10分間の写経を行う事。
題材は何でも良い。小説でも、シナリオでも、何か気に入った文章なら。自分が今書きたいものに近いものが理想的だ。
これまでは、「一日一行でも進める」と考えていた時期もあったし、「行けるところまで行ってみよう」とダラダラと続けてしまったこともあった。が、どうも効率が悪い。
そこで、たどり着いたのが、「10分」という時間の区切りだ。
スマホでタイマーを設定し、10分間、とにかくひたすら手で書き写す。
10分間は短いようで、意外と長くもあるし、その逆もまた然り。
10分の間に、エネルギーをぶつけるつもりで取り組む。
慣れてくると、10分というのが、感覚で何となくわかってくるし、書ける分量も把握できてくる。
現段階では、10分で書き写せるのは600~700字くらい。
時に物足りなく思う時もあるが、10分経ったら、一度切り上げて、とにかく別のことをする。
別の文を写経することも一つだし、あるいは今抱えている案件に取り組むこともある。
どんなことをするにせよ、10分でまた区切る。
これで、複数の仕事を切り回せるようになってきた。
でも、最初に置くのは、やはり写経。これはウォーミングアップのようなもの。外せないし、外したくない。