【感想】映画『熱烈』
先日『熱烈』という中国の映画を見に行きました。
一言で言えば、スポ根青春映画であり、ブレイキンダンスで熱い戦いを繰り広げるバトル漫画を読んでいるかのようなドキドキ感があって面白かったです。
ダンスバトルとダンサーたちのアクロバティックな動きと目の前にいるのではないかと錯覚させられる臨場感とそれに合わせた大音響はまさに相乗効果が働いていると感じさせられました。
中国映画と言えば、武術や少林寺拳法などといったブルースリーやジャッキー・チェンが悪い敵を倒す格闘シーンを思い浮かべるのではないかと思います。
だが、本作はブレイキングダンスを取り入れており、いかにキレのあるダンスを相手よりも魅せるかがポイントになっています。
物語の概要としましては、ブレイキンダンスチームの‘‘感嘆符’’として活躍していたエースダンサーのケビンの代役を陳爍にコーチは抜擢し、チームメンバーとして仲間に加えることになります。
陳爍はダンスの練習に励み、強敵のダンサーチームに勝つ為に全国大会の優勝を目標に掲げる。
『熱烈』は白熱した後半のダンスバトルが見所だと思うし、ブレイキングダンスを通してここまで熱くなる展開、心を踊らされる気持ちになるは初めての感覚でありました。
スクリーン全体から伝わる熱量は凄まじく劇場で見るからこその意味があるものだと感じました。
『熱烈』はブレイキングダンスを通して、個人個人の思いを身体を使って表現する表現手段の一種でもあり、ダンスから感じるエネルギー量や熱量も個々によって変わってくるものだと思います。
王道のスポ根もの、青春もの、かつバトル漫画のようなドキドキやハラハラ感は『熱烈』でしか描くことの出来ない情熱や友情といったものに満ち溢れているものだと感じました。
ブレイキングダンスに知識がなくても、本作は心から楽しめる要素が詰まっていてとても魅力的な作品であります。
見ている私たちも、ダンサーたちを心から応援したくなる、素晴らしいものでした。
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