
【感想】映画『劇場版 オーバーロード 聖王国編』
シリーズものを見る時、あらかじめ前知識や過去作を見るべきか、見ないべきかという問題があると思いますが、私の場合見ないことが多いです。
今作『オーバーロード』というアニメの存在は知っていたものの、原作やアニメを全く読まず見ずという状態で挑みましたが、思ってた以上に楽しめる作品でした。
物語の概要としましては、ある日、ローブル聖王国と呼ばれる国に突如、魔皇ヤルダバオトと亜人連合軍が侵攻するところから物語が始まります。
最強の敵ヤルダバオトはローブル聖王国に圧倒的な力を見せつけ、国は崩壊状態の危機をむかえてしまいます。
レメディオスは聖騎士団と従者ネイアと共にアインズ・ウール・ゴウン魔導国へ救済を求め魔導王陛下に会いにいきます。
聖王国編では従者ネイアの視点で物語が描かれており、戦いによる悲惨さや強者と弱者の格差関係などがはっきりと明確化され、残酷な描写もありました。
アインズ魔導王陛下の圧倒的な実力と力の強さを見たネイアが心酔する気持ちは理解出来ましたし、ネイアの言う‘‘陛下そのものが正義’’という言葉はまさに陛下という存在を理解する上では非常に重要だと感じました。
宿敵ヤルダバオトとアインズ魔導王陛下との戦いは熱かったし、それ以前の戦闘シーンも迫力があって、戦いの過酷さや悲惨さがとてもリアルに描かれていました。
原作未読でアニメ未視聴でしたが、聖王国編の登場人物たちの心情にすぐ、のめり込んでしまう魅力がありました。
絶対王者の陛下の存在と正義に感動させられましたし『オーバーロード』という作品が広くアニメ好きな方々の間で愛されている理由を本作から実感しました。
劇場版を見た機会に、前作のテレビアニメシリーズも振り返ってみたいなと思いました。
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