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【‘‘読書と生成’’】
-創造性から創作へ、創作物について-
読書とAIをテーマに、何か一つ記事をまとめてみたいという思いがありました。
創作活動において、クリエイターとAIが共に力を合わせて創作する時代がようやくきたことについて、私自身はとても喜ばしい反面、創作というものにAIがクリエイターの支えになるということに関して少し考えさせられるものがありました。
noteの方でも、AIアシスタント機能というものが導入されて、noteユーザーにおける、無料ユーザーやプレミアム会員、note proによって搭載された機能を上手く使いこなすことによって、文章作成やテーマ設定、表現の組み立てなど、約33個の機能でクリエイターとAIが共創する世界が既に実現可能になったことは驚きであり、詳しい概要につきましては以下の記事で紹介されているので参照して頂けると幸いです。↓
創造性というものを考えるにあたり、生身の人間である私たちの意思とAIの意思が組合わさり、生成されたものというのは創造なのだろうかという疑問をまず感じました。
私は、文章を書くにあたり、日常のことで感じたこと、思ったこと、読書から得たものを主題に書いています。
アイデアというものは、ゼロから生み出すことは不可能であり、既存のものと組み合わせてつくることで新しいアイデアというものが生まれるものだという理解があります。
そうした点を踏まえれば、AIアシスタント機能を活かした創作という方法もアリだと思います。
ですが、私はこれまでに誰かの記した本から得たものを自分なりにあれこれと考えて書いてきました。
読書をする以前に、記された書物はAIではなく、誰かが自分の思いを読者に伝えるために記された一つの表現物だと考えられます。
そして、読者である私たちは書き手の思いを受け取り、自分なりの解釈で読むことで学ぶべきことがたくさんあるように思えます。
創作は、苦労の連続であり、自分の目でみた世界や聞いた音をたよりに新しいものを自らの手で生み出さなくてはいけません。
苦労して一生懸命書いたものだからこそ、その創作物に愛着が芽生えるものだと私は考えています。
AIの普及化によって、読書から得られる教えや学びを体得することが出来なくなるのではないかという危機感と恐れがあったりします。
AIアシスタント機能に限らず、テキスト生成AIのChatGPTや画像生成AIの登場により、新時代に向けての改革や今後の素晴らしい世界を目標として掲げた未来像など、大きな支えになることは確かであるように思います。
だが、私が思うところは、読書やAIにおいても個々の役割というのが存在するものであり、創作というメインテーマから読書でしか得られないこと、AIでしか実現出来ないことがあるのではないかと考えており、どういう場合や理由においても、代用出来るものは存在しないのではないかと感じさせられました。
創造性と創作、そして創作物について、読書やAIアシスタント機能の特性を十分理解した上で上手く使いこなしていくことが私たちの求められるべきことのように思います。
AIアシスタント機能についても、自分にとっての創作とは何かということを改めて考えさせられるものだと感じさせられました。
【参考文献】
『Chat GPTの頭の中』スティーブン・ウルフラム/高橋聡=訳 ハヤカワ新書
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