見出し画像

【感想】ドラマ『リラの花咲くけものみち』

今月から始まった冬ドラマで、とても感動した作品に出会いました。
『リラの花咲くけものみち』という作品は命の尊さについて真剣に向き合う作品であり、全3回の話で完結する短い話なのですが、見ている間はとても濃密な時間を過ごした感覚がありました。
物語の概要としましては、北海道の農大の獣医学部に入学した聡里は過去にある事情で引きこもりでありました。
大好きな動物たちを守り、救うために聡里は獣医師を目指していきます。
祖母のチドリをはじめ、友人や先輩たちに支えられ、動物たちと触れあい、彼女自身は心身共に成長していきます。
聡里は動物たちから、いのちの大切さを学んでいく中で、夏菜から受けた言葉にショックを受け東京へ帰ってしまいます。
獣医師に向いていないと落ち込んでいるところをチドリは特別な想いを彼女に伝えます。
そして、チドリの言葉を胸に抱えて、諦めかけた獣医師の夢をもう一度目標に聡里は奮闘し、彼女の恋の予感も進展していきます。
だが突如、チドリが入院した知らせを聞き聡里は急いで東京へ戻ることとなります。
そして、久しぶりに父と再会し、ひきこもりだった聡里から距離を置いていた父から一緒に暮らしてほしいと言われます。
聡里は実習で牛の出産に立ち会うことになり、命の尊さを見届けることになります。
動物たちの命の誕生を見届けることで、彼女自身が獣医師としての夢を明確に見定める瞬間に感動させられるものがありました。
綾華や残雪たちと共に励まし合い、壁を乗り越えながら、実習先で活かす為の経験を積む姿は号泣不可避でありました。
『リラの花咲くけものみち』を動物倫理的に考える場合、とても興味深い作品であると感じました。
動物に対する道徳的な考慮や義務について動物倫理は複雑で多面的な問題があります。
『リラの花咲くけものみち』は動物の愛しさや尊さについて深く考えさせらる素晴らしい作品でありました。
聡里が動物に寄り添う優しさや動物に対する愛情が伝わる温かな物語で誰もが感動させられるものだと実感させられました。

いいなと思ったら応援しよう!

ゴロウ@読書垢/Noter
よろしければ、サポートお願い致します。 頂きましたサポート資金は、クリエイターとしての活動資金として使わさせて頂きます。これからも、宜しくお願い致します。

この記事が参加している募集