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【人生ノートMagazine】一心が神に通じぬ筈は奈い

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人生ノートの中から信仰とはなんなのか、神さまの世界について触れている部分をまとめてみました。
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#平和

【人生ノート311】慢心と野心とは、つねに省みて、こっから先も持たぬようにせねばならぬ。

慢心と野心 真に健全なる心身でなくては、真の神人合一の境にはなり難い。 ちょっとの混りものがあっても、それが非常にこたえて心身を悩めるものである。 各人はよく常に省みて、自己がまだ不健全である時には、いよいよ万事にひかえ目に、自分はまで人間として不完全なものであるということを悟って、陰徳をつむべきである。 しかし今の世では、心身ともに真に完全無欠だという人は甚だまれである。特に善きみたまの人ほど、一時、外見が見ぐるしい場合が往々ある。 各人が副守護人の支配を脱して、

【人生ノート299】他人に対しては、おなじ苦しみを与える場合でも、でき得るかぎり、最少限度にとどめるよう努力せねばならぬ。

世の中というもの利己中心に、ひっついたり離れたりしている世の中。 自分にとって、利益にならない人に対して冷やかな世の中。 まして、自己の利益と相反する人に対しては、何かにつえて邪魔あつかいをするのは当然。 世の中はこんなものかと、今日になって知ったのではなけれど、やっぱり、こうしたものか。 ○ でき得るかぎり、自分もなやまず、他人をも苦しめないという方法で、万事を処置してゆきたいものである。 しかいながら、常に、こうはあり得ないものである。 自分の悩むのはいたし

【人生ノート291】 自分のごとく他人をあらしめんと思うのは間違っている。

なぜ平和が来ないのかいろんな深遠な道理もすでに説きつくされており、いかに生くべきかという問題も論じつくされており、自分はどうしたら第一いいかということも、たいていの人なら知りつくしているのである。 しかも、それと矛盾した生活を送っているのはなぜだろうか。 人々に、真の神をみとめる信仰がなく、真へすすむ勇気がないからである。 あまりに、現界的執着と肉体的我執にみたされているからである。 瞬間に堕して、永遠に目ざめぬからである。 一小局部のみにかかわって、大局を達観する

【人生ノート288】みんながお互いに、いやだいやだと思いながら暮らしているのだもの、この世の中が幸福になろうはずがない。

なぜ平和が来ないのか いろんな深遠な道理もすでに説きつくされており、いかに生くべきかという問題も論じつくされており、自分はどうしたら第一いいかということも、たいていの人なら知りつくしているのである。 しかも、それと矛盾した生活を送っているのはなぜだろうか。 人々に、真の神をみとめる信仰がなく、真へすすむ勇気がないからである。 あまりに、現界的執着と肉体的我執にみたされているからである。 瞬間に堕して、永遠に目ざめぬからである。 一小局部のみにかかわって、大局を達観

【人生ノート277】なお殺し なお奪わんとするか ああ一尺を譲れよ人のために一椀を減ぜよ人のために

めなしかたまノアの方舟 過ぎされば夢のごとけれど 当時は真剣の悩みなりき 昔のわれのごとくに今ある人々を 顧みぬ心をわれは持たず 願わくはわが泣きしごとく 来ん世の人は泣くなかれ ○ 何千年何万年 おそれあい殺しあい うばいあい恨みあい 血の河はりの山 越え越えて今に悟らず 人のこころ なお殺しなお奪わんとするか ああ一尺を譲れよ人のために 一椀を減ぜよ人のために 行く路にゆとりあらんを 取るパンにあまりあらんを いま見、前に聞くこの苦し