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【人生ノートMagazine】一心が神に通じぬ筈は奈い

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人生ノートの中から信仰とはなんなのか、神さまの世界について触れている部分をまとめてみました。
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2022年4月の記事一覧

【人生ノート299】他人に対しては、おなじ苦しみを与える場合でも、でき得るかぎり、最少限度にとどめるよう努力せねばならぬ。

世の中というもの利己中心に、ひっついたり離れたりしている世の中。 自分にとって、利益にならない人に対して冷やかな世の中。 まして、自己の利益と相反する人に対しては、何かにつえて邪魔あつかいをするのは当然。 世の中はこんなものかと、今日になって知ったのではなけれど、やっぱり、こうしたものか。 ○ でき得るかぎり、自分もなやまず、他人をも苦しめないという方法で、万事を処置してゆきたいものである。 しかいながら、常に、こうはあり得ないものである。 自分の悩むのはいたし

【人生ノート291】 自分のごとく他人をあらしめんと思うのは間違っている。

なぜ平和が来ないのかいろんな深遠な道理もすでに説きつくされており、いかに生くべきかという問題も論じつくされており、自分はどうしたら第一いいかということも、たいていの人なら知りつくしているのである。 しかも、それと矛盾した生活を送っているのはなぜだろうか。 人々に、真の神をみとめる信仰がなく、真へすすむ勇気がないからである。 あまりに、現界的執着と肉体的我執にみたされているからである。 瞬間に堕して、永遠に目ざめぬからである。 一小局部のみにかかわって、大局を達観する