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【人生ノートMagazine】−質素に生活を楽しむ−

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人生ノートの中から日出麿先生の短歌や詩などをまとめました。
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#祈り

あなたも祈りなさい

寂しいでしょう辛いでしょう しかし辛抱して下さい もう少しです 明けぬ闇はなく 尽きぬ冬はありません 葉を食いしばってでも 土にかじりついてでも どうなりこうなりこの峠を越えて下さい “ああダメだ”などとは決して言わぬことです 東で行きつまったら西へ廻りなさい 南がふさがったら北へお逃げなさい 東西南北みなダメでしたら 暫くそこで臥ていて下さい 天地は毎日かわる 晴れくもり寒くあたたかく 日が出たり月が出たり 闇になったり朝が来たり 行きつま

おおそうだ愛は無限だ

そうだ、すべてのものに、心からの好意を持たねばならぬ。 ○ 善意からする偽悪は、悪意からす偽善に、どれ程まさるかも知れぬ。 ○ 私のあやぶむところは、はたして、これが真の神意か否かということだけだ。 ○ 神の思し召しならば、指も切ろう、爪もはごう、可愛い女房も(もし、あるならば)人に与えよう。 それが神意であるならば、親のかたきの草履もとろう。火の中、水の底、くそ壷の中でも辛抱しよう。 ○ 争い憎み恨むことだけは、私には、どうしてもできぬ。 おおそうだ、愛

あせってはいけない 油断してはいけない

理想を理想を見つつ現実をはなれず、しかも現実を一歩ずつ向上させねばならぬ。 永遠を仰ぎつつ現在をはなれず、しかも現在を一歩ずつ向上させねばならぬ。 ○ あせってはいけない。油断してはいけない。 突破!突破! すべてに現状を突破して、一路向上すべし。 出口日出麿著、『生きがいの探求』 これまでのお示し

内心の閃くままに

だんまりてゐて判るよにしてみせむいや省みてわれを慎め 省みて吾とわが身をさばきなばただ恥づかしくなりまさるらむ それぞれに真似のできない長所ありいかなる人も侮るなゆめ 他人のこといふ暇あれば吾とわれを胸に手をあて考へてみよ 内心の閃くままを出せばよいに中途で細工をしをるなりけり 小局に住してつねに大局をはなれぬやうにするが肝心 出口日出麿著、『信仰覚書』第三巻、内界の閃くままに これまでのお示し