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【人生ノートMagazine】−質素に生活を楽しむ−

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人生ノートの中から日出麿先生の短歌や詩などをまとめました。
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2022年3月の記事一覧

【人生ノート286】

他にゆるく吾に厳しく物質はこれ魂の具体化といふ道理をば知らぬなりけり それぞれの人それぞれの異なれる世界に住めるものにてありけり われを他におし及ぼしてかれこれといふは通らぬ理屈なりけり くそ壷でなければ住めぬ虫もありてで食う虫もすきずきの世ぞ 時々によりて変るぞかほ形みな守護神のわざにこそあれ たましひの世界のことは魂の世界を見たる人に頼れよ 何ごとも枝葉のことにとらはれでよく大局を見定むるべし よきは採り悪しきは捨てよそれぞれに養ひとなるものは異なる 言葉

【人生ノート285】最初から吾をかざらず偽らず本性出しとけや気楽なものぞ

本性をかざるなわれのために吾は生まれずすめ神のよさしのままに生まれ来しなり いかならむ手柄なりともその中に自利自愛あらばすべてゼロなり えらそうに見せたいばかりにいろいろと無理をしてまで飾る世の中 狂と呼ぶも賊と評すも何かあらむ天地に恥ぢぬ心なりせば 無理をすることが一番悪しき故すなほに本性あらはしてゆけ 最初から吾をかざらず偽らず本性出しとけや気楽なものぞ われはまだいたらぬものぞ赤子ぞと常に思ふて人に対せよ われはえらいと思ふが故の立腹ぞと教御祖もさとし給へ

【人生ノート283】真理はどぶの中にも潜み 技術は書籍と経験とのなかにのみあり

ねたむ心、そねむ心、欲な心 人は誰でも死ぬる。間違いなく死ぬる。死ぬるまでに何かしておきたい。とにかく、自分というものが、この世に生まれてきたしるしだけのことは相当にしておきたい——と誰でも考える。結構なことだ。 この世の中はチッと思うようにならぬ。つまらぬ、あほらしい、しゃくにさわる——思う。全くそうだ。 ○ 今はたえじ 死なんかといくたびか思いし 若きころの胸は燃えて空のあなたを眺めて泣き 見苦しき人の世のさま慣るるまではつらかりき ○ 飢えたる人にパン