読書記録事情その弐
前記事では『読書記録しおり ワタシ文庫』が手に入らない個人的な悩みで話が終わってしまった。
なので今回は、「これだけは語っておきたい!」と思った魅力を綴っていきます。
勿論、一番の魅力はレトロ感である。
使っているだけで懐かしく、そして書き込めば書き込む程に愛着が湧く。新たに購入した本のタイトルを記すとワクワクする。総ての枠を埋めた時には「読んだな〜」と達成感に満ち、『読書記録しおり ワタシ文庫』自体が宝物のような、超重要資料のような気さえしてくる……ここまで来ると過言かもしれない。
レトロ感以外の魅力を三つ──「サイズ」「本の管理のしやすさ」「承認欲求」に絞って挙げたいと思います。
1:絶妙なサイズ
まず、サイズが良い。よく文庫本と『トラベラーズノート』のパスポートサイズ、『読書記録しおり ワタシ文庫』をセットにして持ち歩く身としては、大きすぎず小さすぎないサイズが絶妙なのです。
写真を見て貰えれば分かって貰えると思います。この何とも言えない、ちまっと感。最高。
2:読了本・積読本の管理がしやすい
『読書記録しおり ワタシ文庫』は広げるだけで、
①自分がどんな本を持っているのか
②何を、いつ読み終えたか
③何が読み終わっていないか
が直ぐに分かります。
私は「あれ? これ前買ったっけ?」と首を捻るのは漫画本ぐらいで、それ以外の書籍では「これ買ったかな?」と悩む瞬間は殆どありません。「これ読んだかな?」は、しょっちゅうありますけど。
なので①関して『読書記録しおり ワタシ文庫』が活躍する機会は、とても少ない。が、②、③に関しては、はちゃめちゃに活躍しています。
読書ノートを作成する時には必ず「読み始めた年月日」と「読了した年月日」を記しているのですが、読了日はいろんな場所──メモとか『ブクログ』とか──に残す癖に、表紙を開いた日は意外と書き残していない。
『読書記録しおり ワタシ文庫』には『読始・終日』欄があるので、非常に便利。一目で「読み始めた年月日」「読了した年月日」が分かります。
あと、一冊を読むのにどれだけの時間(或いは日数)が掛かったかを客観的に見られます。②は遅読家の私とって有り難すぎるポイントです。
逆に遅読家故に、すぐ積読本が積み上がる。その積み上がりっぷりは、まるで賽の河原のよう。
なので、自分が何を読んでいないのか忘れてしまう。部屋の整理中に発掘した本と見つめ合いながら「キミ、読んだっけかな?」と呟き、掃除が捗らなくなる……なんてことも屡々。その悩みというか、どうしようもない悪癖を解消してくれるアイテムでもあるのです。
3:承認欲求が満たされる
前述の通り、総ての枠──『読始・終日』『書名』『著者名』『感想文』──が埋まり、文字だらけになると達成感に満ち満ちて、思わず「読んだな〜」と呟いてしまう。
同時に、ちょっとした承認欲求も満たされます。自分はこんなに沢山の本を読んだんだゾ! 全部読んでやったゾ! という気持ちは、ソシャゲのガチャを回しまくってキャラや武器アイテムをコンプした瞬間の気持ちに似ている(※個人の感想です)。この世には数え切れない程の書物があって、これからもまだまだ書物で溢れていくのに、簡単に「こんなに読んだんですよ! どーだ凄いでしょう!」とイイ気分になれます。
平行して『書名』『著者名』しか埋まっていない部分を見ると「やっべえ全然読んでない!!!」と焦れます。めっちゃ焦れます。隙間が多ければ多いほど焦れます。
更に、読了せずに放置している本が、一体全体何冊あるのかしらん──この確認も簡単。「読み終えるか見切りを付けるかしなきゃ!!」と、これまた焦れる上に、はよ読め! とセルフ尻叩きが出来るので、積読本が多い人で「パパッと確認したい!」という人に『読書記録しおり ワタシ文庫』はオススメです。
増えろ、『読書記録しおり ワタシ文庫』ユーザー……!!(心の声大)
(了)