育休前に準備しておくことは?育児と仕事は両立できるの?―AZN男性社員にヒアリングしてきました!(オススメ図書紹介あり)
こんにちは。AZN採用担当の飯塚です。
すっかり秋も深まり、過ごしやすい季節になりましたが、寒暖差も激しいので、気が抜けないですね・・・!
さて、自己紹介の記事後、初めての投稿となる今回ですが、みなさまが気になるであろう、当社社員の働き方をご紹介したく、記念すべき第一回目は「男性の育休取得」についてお伝えします!
男女関係なく育休は取得可能なものの、男性が育休を取得することが当たり前になったのは、ここ数年のこと。
そのため、当社社員が実際に育休を取得してみてどうだったのか、リアルな声をお届けします!
社員紹介
まずは、今回インタビューに協力してくれた方のプロフィールをご紹介します。
❚百合本 さん
2022年入社。経営企画部にて、営業支援ツールの作成・マーケティング企画・社内インフラ整備等、企画といえば百合本さん、というくらい幅広く業務に携わっていらっしゃいます!
(部署名は取材当時のものです)
育休を取得されたのは、2023年7~8月の1か月間。
第一子ということで、色々と手探り状態だったと思われるなかで、どのように育休取得に至り、どのようにお過ごしされていたのかを、詳しくおうかがいします!
育休取得前
■(飯塚)それでは、育休取得に至るまでを時間軸にそって聞いていきますね。
まず、育休を取得すること自体について、ご自身はどう考えていたのか教えていただけますか?
―(百合本)「家族は共同経営」という考えが自分のなかには元々あって、妻が出産するというときに、自分が無知な状況でいるのは申し訳ないので、育休は自分のためにも取得しようと思っていました。
なので、育休前に何冊も本を読んで出産・育児については勉強しましたね。男性の育児体験記もよく読んでいました。
※百合本さんオススメの参考図書をご紹介!
まずはこちらから読み始め、知識を入れたとのこと。
こちらは漫画部分が多いので、読みやすくてオススメとのことです!
■普段のお仕事の様子からもわかりますが、百合本さんは本当に勉強家ですね・・・!
さて、育休取得にあたり、上司への相談や取得時期・期間の決定、引継ぎ等、事前準備があるわけですが、どのように取得まで進めていきましたか?
―妻が安定期に入ったときに、部長に妻が妊娠していることを伝えました。続けて育休について相談しようとしたところ、先に部長から「育休取りなよ!」と言われまして。その言葉にすごく救われたというか、安心しました。
どれくらい取得するか、という期間については、仕事が好きなので迷いましたが、読んでいた体験記に「家にいてくれるだけで助かる」と書いてあったことを思い出し、取得できる最長の期間で取得しようと思いました。
―一緒に働くメンバーには、春先に伝えました。
自分が育休に入る少し前に、(自分の代わりではなく)新しい人が入社することが決まった時でもあったので、業務の棚卸をメンバーとともに行ったのことが、後になって大事だったな、と思います。
業務そのものの見直しに加え、「育休前に終わらせておくこと」「育休明けにやること」みたいな感じで整理していました。
―仕事外の準備でいうと、育休前から自分ができる家事の範囲を広げていました。あとは、洗濯が大変なことになると知っていたので、乾燥機付き洗濯機に買い換えました。まあまあの出費でしたが、必要な設備投資だったと、今になってものすごく実感しています(笑)
また、平日の食事作りも難しくなるのではと思っていたので、食事の宅配サービスをいくつか試し、一番美味しかったものを選んで、育休前から導入しました。
育休取得中
■では、育休取得中、どのように過ごしていたか教えてください。
―食事・ミルクづくり・トイレ掃除は自分が担当しました。
また、妻は一日の生活リズムが定まらないので、自分が合わせにいく、というかたちで過ごしていました。
自分の時間は、取れなかったですね・・・。スケジュールが想定通りにいかないですし、例えば泣き出したとしてもいつ泣き止むかわからない、というエンドが見えない状況です。
ただ、事前に読んでいた本で大変さは理解していたので、「想定通りにいかないのが当然」と思って対応していました。
事前に調べていても、実際にやらないとわからないことはあって、それは都度自分で調べて解消していました。今は調べればわかるので、良い世の中になっているなと思います。
ちなみに、育児だけでなく、出産後の各種手続きや、内祝選び等も結構大変でした・・・。
■休暇中、仕事が気になったりはしませんでしたか・・・?
―業務用携帯電話を2日に1回見るくらいでした。ただ、全部のメールに目は通さず、大事そうなものだけを、ですね。
8月に大事なイベントがあったので、それに関連しそうなものを見て、「大丈夫そうかな」と様子をうかがっていました。
■育休が終わる少し前から、復帰にむけての準備は何かされていましたか?
―生活リズムを仕事をしていたときに戻すように、起床と就寝の時間を意識していました。
リスキング(知識やスキルの習得)は自分には無理でした。勉強は習慣化が必要だと思っているのですが、先にお話ししたように、スケジュールがとにかくたてづらかったので・・・。
育休取得明け
■当社の夏季休暇明けと同時に復帰されましたが、今のよくある一日のスケジュールを教えてください!
―「朝食準備」とありますが、以前からパンとヨーグルトは手づくりしていました。パンはホームメイドで一斤焼いて、スライスして冷凍ストックをしています。
水シャワーは、仕事前に気合いを入れるためと健康のために入っています。乾布摩擦のような感じですね。
一人の時間がなかなか取れないので、行き帰りの電車の時間が大事だと思い、今はオーディオブックで勉強しています。
―仕事が長引きそうなときは、部長から「一度帰宅して育児して、その後に家で仕事しても良いよ」と言われています(移動中や育児中は就業時間から控除)。ただ、家ではあまり仕事のことは考えないようにしていて、業務用携帯電話は極力見ないようにしています。
妻とは、夕食のときに話しをします。自分が仕事している間、妻は一日中一人で戦っているので、今日何があったかを聞いていますね。
妻がお風呂に入っている間は、自分が子どもの世話をしていて、子どもが寝ている場合もありますが、そのときも近くで様子を見るようにしています。
育休を取得して思うこと
■育休を取得したことで得た新たな気づきや、これから育休を取得される方へ伝えたいこと等ありましたら、お話しください。
―子どもが産まれて、幸せを感じることが多いですが、抱っこしたときの赤ちゃんの「柔らかさ」に触れたとき、とても脆い存在なんだな、と少し怖く思うこともあります。一方で、それは責任感なのかな、とも考えています。
―育休を経て、仕事のメリハリがつくようになりました。良くも悪くも、割り切りができるようになったというか。
元々、何でも100%全力でやってしまう性格でしたが、「諦める」という選択肢も、自分のスキルとして持っておいたほうが良い、と、学べる機会でもありました。
―育休は、家族の中で自分の地位を確立するためにも、取得したほうが良いと思います。
妻における「家事ルール」みたいなものはおそらくあるはずで、それを知らないまま手伝おうとすると、「もういいよ」と、距離を取られてしまう。なので、最初からそれを知っておくためにも、一緒に育児をすることが大事だと思います。
(インタビュー終了)
「当社に入社を迷われている方のためになるなら、いくらでもお話しします」と、今回のインタビューに非常に前向きに臨んでくださった百合本さん。
インタビュー中も、「どのような表現なら、よりリアルに伝わるか」という配慮が随所にうかがえ、感謝の気持ちでいっぱいです・・・!
最初の方で百合本さんオススメの書籍を2冊をご紹介しましたが、本当はもう数冊教えてもらっているので、それはご入社後に実際に百合本さんに聞いてみてくださればと!!
それでは、今回の記事はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。