仕事と家庭を両立しながら管理職へ。「働く女性の方へ伝えたいことは、『準備はして、予測はしない』ということ」
こんにちは!AZN採用担当の飯塚です。
今回は、働き方紹介第二回目ということで、「女性管理職」の働き方について紹介します。
自身のキャリア形成、ライフイベントとの両立等は、当社に限らず、全働く女性が一度は考えることかと思います。
そこで、グループ会社である「青山フィナンシャルサービス(詳細はHPご参照)」にて営業の第一線で活躍し、現在は管理職も務めている女性社員へ、インタビューをしてまいりました!
社員紹介
まずは、今回インタビューに協力してくれた方のプロフィールをご紹介します。
❚大垣さん
2021年に青山フィナンシャルサービス(AFS)に入社。ウェルスマネジメント部 部長。
前職の証券会社での経験を活かし、青山財産ネットワークスのお客様へ、金融商品のご提案やセミナーの実施等をされています。
プライベートでは、9歳と5歳の息子を持つ二児の母。
産休・育休を経て、どのように仕事と家庭を両立し、今に至るのかを、詳しくおうかがいしてきました。
特に最後のメッセージは、全女性に届けたいくらいです!
産休・育休前後について
■(飯塚)まずは産休・育休のことからおうかがいします。
お二人のお子さまを出産されたのは前職の証券会社のときですが、当時のことについて教えていただけますか?
―(大垣)1人目を妊娠したときは名古屋で働いていました。夫はそのとき都内にいたので、週末婚、みたいな感じでしたね。出産を機に、都内で同居するようになりました。
部署異動できなければ退職せざるをえませんでしたが、幸い異動ができたので、仕事を続けよう、という選択になりました。
■お客様と直に接する営業職となると、休暇前や復帰後の調整等かなり大変だったのではないでしょうか・・・?
―産休・育休に入る前や復帰後は、「お客様に自分の状況をご理解いただくこと」が大事だと考えていました。「自分は今こういう状況にあって、こういう風に対応していきたいと考えています。それでもダメなら担当を変更します」と、自分から積極的に自身についての情報を開示しました。
私が担当するお客様層は、経営者で年齢が上の男性の方が多かったのですが、ご自身の娘や従業員と境遇を重ねてか、事情をご説明すればご理解いただけることがほとんどでした。
勿論、「自分にしか対応できないこと」はありましたが、一方で「そうではないこと」もあり、「自分にしか対応できないこと」に注力できるよう、優先順位をつけて業務に取り組んでいました。
―2人目の産休に入る前に、営業管理職になりました。PCを持って休暇に入ることはできなかったので、休暇中は隣の課の課長に業務を兼務してもらっていました。
兼務していただくからには短期間で復帰する必要があり、休暇に入ってから半年で復帰しました。
ただ、上の子と同じ保育園に入ることができず、オペレーションが落ち着かなかったですね・・・。
■ご家族はキャリアと家庭の両立について、どのようにお考えでしたか?
―2人目のときに、「私は会社で管理職をしていて、復帰の時期によってキャリアの選択肢が2つある。管理職を続けるか、一旦諦めるか。続けるためにはこういうことが必要になるが、どう思うか」ということを夫に話し、「大垣家としてどうしたいか」を一緒に考えました。
夫は育休こそ取りませんでしたが、送り迎えや食事など、生物学上女性にしかできないこと以外は、できるようにしていました。2人目の育児において、一番大きく変わったのは、夫の対応かもしれません。
今も家事の分担、というか、「やれるほうがやる」という体制は継続しています。
今年の夏にあったロサンゼルスへの海外研修に参加できたのも、夫のサポートがあってのこと。夫も仕事で海外出張があるので、お互い様ですね。
ただ、2人だけではどうにもならないときがやはりあるので、病児保育シッター・料理は、外注したり、近所のサポートを得る等、セーフティネットを持っておくようにしています。
夫も私も地方出身なので親が近くにいないため、家族ぐるみでお付き合いしている近所の友人の存在は大きいですね。
何かあったときの対応を事前に考えておくことで、仕事に制限をかけずに取り組めています。
一日のスケジュール
■現在、仕事と家庭を両立しながら日々お過ごしかと思いますが、平日のよくあるスケジュールについて教えてください。
―この日は、私が夕方に子どもを迎えに行く日のスケジュールですね。それがない日は、もう少し遅くまで仕事をすることもあります。
帰宅して、どうしてもその日にやっておきたいことがあれば、家でPCを開いて業務をすることもあります。
また、終日在宅で勤務をすることもあります。
お客様との面談ですが、WEB面談を効率良く活用しています。
皆さま事情を知ってくださっているので、遅い時間に在宅でWEB面談をする際、子供が画面内に乱入することがあっても、温かく見守ってくださいます。
―帰宅してすぐ夕飯が食べれているのは、平日の夕食は管理栄養士の方に2週間分の食事を作ってもらったものを食べているからです。
自分で作るとなると、どうしても予定した通りに作れないこともあって食材ロスも出てしまいますし、子どもが食べてくれないということもありました。
また、ミールキットも試したことはありますが、調理は自分でする必要があり、大変だったため、思い切ってプロの力を借りることに決めました!なので、平日は料理に関する一切の不安を解消できましたね。
―家族との団らんの時間は、子どもの習い事が週末にあるため、週末にしっかり取るようにしています。
自分の時間でいうと、平日に週一回、健康のために近くのジムに行き、30分は体を動かすようにしています。
働く女性へのメッセージ
■最後に、社内外の働く女性のために、メッセージをお願いします!
―チャンスが来たら、ぜひYes!で答えてほしいです。
何かしらの提示・機会があったとき、まずは肯定から入ってください。もし障害があれば、状況を開示して交渉したり、やることやらないことを整理したりして、「どうやったらできるか」を考えていただきたいです。
女性は自己肯定感が低くなりがちで、物事をネガティブにとらえてしまう傾向があると言われていますが、不安に感じる必要はありません。
「投資」と同じ考え方になりますが、「準備はして、予測はしない」というスタンスで、今から必要な知識をしっかり身に着ける、お客様や上司と関係を築く等の、準備だけはしておいていただければと。
蓮見さん(AZN代表取締役社長)が、よく「今の状況は過去の自分から受け取ったもの」と話していらっしゃいますが、これに通ずるものがありますね。
―キャリアアップをしたり、ライフイベントを迎えると、「役職」や「〇〇さんのママ」のような立場で呼ばれることが多くなりますが、ぜひ自分個人としての時間や楽しみをちゃんと持ってほしいです。
また、夜はしっかり睡眠をとってください。良い仕事をするためには、心と体のリラックスが必要ですので。
(■睡眠以外で、大垣さんのリラックス方法は何かありますか?)
私ですか?お酒ですね(笑)←即答
リラックスしたいときは、家でゆっくりとお酒を楽しんでいます。
(インタビュー終了)
今年の夏に行われた「ロサンゼルス研修」に飯塚も同行していましたが、大垣さんが、日本を出発する前にご家族と連絡を取っていらっしゃる場面も、アメリカの資産運用会社の方と戦略について熱く議論している場面も見ており、本当に家庭と仕事の両方を大事にしていらっしゃるんだなあ、と感じておりました。
今後も、AZNグループ全体の女性社員を牽引する存在として、ご活躍していただければ幸いです!
それでは、今回の記事はここまで。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。