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雷鼠
そのうち話す内容まで予定表に書き始めるんじゃあ、ないのかしら。
ピーマンは種まで全部食べてね!
🫑
してたしてた! 雨明けのこの庭から入りこんでくる匂い、友達の家からもしてた。そしてわたしたちの間を悠然とすりぬけていく、猫。尾は全然間に合っていなかった。
希望的マンションというのがある。反対もある。ジャンクションを錆び錆びとさせたのは寧ろ未来だ。どちらでもないということはない。スーパーマーケットも、蛍光灯も同じ理屈だ。でもわたしは生活の実を知らない。
住宅街のなかでも、玄関の前が透明に囲まれたあの家たちには時間が引きのばされている。必ず陽が横から入っている。
理屈を説明しないのは野暮だからじゃなく横着しているからだ。読むエッセイ読むエッセイが由々しく頭に残らない。
ジャケットを羽織ることのできる期間は短く