永遠に走り続ける電車から脱出せよ!『8番出口』の続編『8番のりば』がちゃんとホラゲーで怖かった話 #ネタバレあり
こんにちは、水無瀬あずさです。緊急地震速報から始まった一週間のせいなのか、火曜日にしてすでに木曜日くらいの疲労感があります。アリナミンを飲もうか微妙なラインだけど、飲まなくてもなんとかなりそうなので我慢。まだ半分も終わっていないのツライ。皆さん頑張って乗り切りましょう。
という今日この頃ですが、昨日ようやく話題のインディーゲーム『8番のりば』をクリアしました。例によってホラゲーが怖い私に代わり、長男くん(中3)が全実績解除までやり遂げてくれましたよ。ありがとう長男くん。ちなみに彼は受験生なので、そろそろお願いしてもホラゲーやってくれなくなるかも。つらみ・・・。
ということで今回は、ゲーム系YouTuberさんの実況なんかでも話題の最新インディーゲーム『8番のりば』をプレイした感想などをまとめてみたいと思います。本当は違うインディーゲームの記事を用意していたのですが、長男くんが「こっちの方が鮮度が高いから先にアップして!」と諭されたのです。「トレンドは押さえておかなきゃね」だそうです。
例によってネタバレ満載の内容となっておりますので、これからプレイしたい、ネタバレやめてという方はここでバックボタンを。逆に、「ざっくりでいいからゲームの内容とか雰囲気を知りたい」という方にはお楽しみいただけるかと思います。最後までよろしくお付き合いください!
『8番出口』の続編・『8番のりば』とは
まずは『8番のりば』のご紹介から。『8番のりば』は、2024年5月31日にSteamで発売されたばかりのインディーゲームです。ジャンルとしては、個人的には謎解きホラーゲームなのかなと思いました。
公式による概要説明はこちら。
前作とされる『8番出口』もプレイ済み。内容については過去記事を参照してくださいませ。
Steamで「近日発売」の文字を見てから、ウィッシュリストに追加して今か今かと待っていて、5月31日にたまたまXで公式のリリース報告を見て、速攻購入したよね。ありがとうコタケクリエイトさん!
『8番のりば』プレイ雑感
ということでさっそく、『8番のりば』を(長男くんが)プレイした感想について書いてみたいと思います。せっかくだから見出しも8個にしたかったんだけど、もろもろの都合により7個になりました。ちくしょう。
「戻る」「引き返す」のアクションではない
前作『8番出口』は間違い探しゲームで、「間違い(異変)がなければ進む、あれば戻る」が基本操作でした。本作『8番のりば』は『8番出口』の続編ということなので、当然ながら同じアクションと思って動かし始めるのですが・・・あら不思議、戻れない。
どうやら本作『8番のりば』は、「異変があろうがなかろうが次の車両へ進む」というのが基本アクションのようなのです。ただし異変は主人公に害をもたらすものが多く、何とか潜り抜けて次車両へ移動しなければなりません。そういう意味で、謎解き要素も多かった印象ですね。なお異変の詳細は次項以降を参照のこと。
『8番出口』のように冒頭に説明が一切なかったので、「何をすればいいん?」と操作を理解するのに少し時間がかかりました。軽く説明書きがあれば分かりやすいのかなと思いました。
広告が豪華!
前作『8番出口』が大人気になったせいでしょうか、今作の社内に貼られている中づり広告など、割とガチ目にスポンサーが入ったのかなという感じ。売れるというのはこういうことなのや。
特に「おー!」となったのは、ZoNe(エナジードリンク)と空気読み、あとメンダコちゃんでしたね。
スポンサーがついたのかどうかは定かではありませんが、『8番のりば』のお値段は470円と非常にリーズナブル。このまま高級路線に進むことなく、インディーゲーム道を突き進んでいただきたいなあと切に切に願っています。
ちなみにキャストのところにHIKAKINさんが載っているのも必見です。
前作より謎解きとホラー要素が強い
前作『8番出口』は軽めのホラーというか、ホラゲー苦手な私にも見れるものだったのですが、今作『8番のりば』は割とガッツリホラー要素があるので苦手な方は要注意です。私は何回も叫んで、長男くんと夫に「うるさい!」と怒られました。何回見ても怖いものは怖いんじゃー!!
謎解きもちょっと難しいものがあり、「どうすんの?」と長男くんと悩んだもの、攻略サイトをちらっと参照したところもありました。
怖かったのものをいくつかご紹介。苦手な方は注意してくださいね。
■マネキン満員電車!
マネキンで座席が埋め尽くされています。おっちゃんはどこかへ消えたらしい。空いている席を見つけて座ったらクリアです。
■車両に溢れる赤い水ゥ!
なんかこのパターン『新幹線0号』であった気がするけど!?
■車両にあふれるマネキンの人々
服を着たマネキンの人たちがたくさん立っています。席が空いているんだから座れよって感じですが、マネキンさんに当たったらアウト。
■ポルターガイスト!?割れる窓
パリーン!という大きな音とともに、車両全部のガラスが割れます。特に何があるわけでもなく、それだけ。「割れたな」ということを確認したら、次の車両へ。ところでおっちゃん無事かー!?
■怪奇現象!窓ガラスや床に赤い手形
こちらも窓ガラス同様、ビックリするだけシリーズ。ベタベタベタ!と窓ガラスや床に赤い手形が付きますが、特に何があるでもなく、そのまま次の車両へ移動できます。
■見つめ続けなければいけないマネキン氏
ドアの前で小刻みに震えながら立っている白いマネキン氏。よく分からないまま通り過ぎたら、普通にマネキン氏に襲われてアウト。
■暗闇にたたずむマネキン氏
電車が突然真っ暗になり、左右のドアが開くので進んでみると、奥にはブルブルしたマネキン氏が立っています。よく分からないので近づくとアウト。どうやらマネキン氏のいないドアを探して出なければいけない模様。
■「空気読み」が空気読んでる
Switchにも移植されている「空気読み」のポスターが不気味に変化しているという異変もあります。しばらくすると元に戻るので、ガラスや赤い手形同様、「ふーん」で次へ進めばOK。
■少女と「だるまさんがころんだ」遊び
奥のドアにツインテールの少女がいて、暗いときに進む明るくなると止まるという「だるまさんがころんだ」遊びをします。少女のところまでついてドアを開けばクリア。これ明るいときに動いたらどんなアウトになるのかな。少女が襲ってくるのかしら。
■ZONeがマジの目
広告が変わるパターンもいくつかあったのですが、でっかい目は怖かった。ただこれもすぐに元に戻るので、「ふーん」と確認して次の車両へ進めばOKです。
安定のおっちゃん
前作『8番出口』でたちまち時の人となったおっちゃん。今作『8番のりば』では車両でスマホを見続けています。相変わらず髪の毛はなかなかに薄い。
前作『8番出口』に引き続き、今作『8番のりば』もおっちゃんに絡む異変がたくさんあります。何個か怖いのもありました。おっちゃん無事かー!?
■ホーミングおっちゃん
入り口のドアから車両へ入り、主人公めがけて一直線に近づいてくるおっちゃん。走って次の車両へ逃げないとアウトになります。
■盗撮おっちゃん
なんかめっちゃ写真撮られるパターンもあります。Xにアップするのかな?普通に通り過ぎて次の車両へ移動できます。
■うねうねおっちゃん
なんか顔がうねうねしたおっちゃんが、奥のドアの少し手前でたたずんでいます。意味が分からないので普通に通過しようとするとアウト。これはおっちゃんを見ないようにして進むとセーフです。
■透明人間おっちゃん
体だけ空洞で首のないおっちゃんが、奥のドアから手前にかけてゆっくり進んできます。触れるとアウトになるのかな。座って通り過ぎるのを待ってから進めば次の車両へ移動できます。おっちゃん何があったよ。
おっちゃんには幸せになってほしいですね。
なんかでっかい人に妨害される
今作『8番のりば』では、なんかでっかい人に妨害されるなどということもありました。進撃の巨人かな。
■でっかい人が中を覗く
めっちゃ目が合いますが、見つめているだけなのでそのまま進めます。攻撃してこないんかい!
■手による攻撃ィ!
左右のドアが開いて手が攻撃してくるパターンもあります。律儀に手前から順番に開くので、苦労しなくても避けられますが、おそらく当たったらアウト。
帰れない「九々杜(くくど)駅」
『8番のりば』は3パターンのエンディングがあるそうで、一つがこのバッドエンディング、その名も「くくど」。内容は「帰れない帰れない帰れない」のエンドレスです(こわい)。
電光掲示板に「降りるな」と出て、社内には白い霧が立ち込め、ドアが開きます。そこから電車を降りると見れるようになるエンディングです。
これはバッドエンディングなので、降りて実績が解除される以外には何も起こりません。霞がかった中を線路沿いに進んでみましたが、再び駅に戻ってきただけでした。まさに「帰れない」。
この「くくど」は、都市伝説で有名な「きさらぎ駅」からインスパイアされたものではないかと考察されています。きさらぎ駅は「2ちゃんねる」時代に話題になった、静岡にあるという存在しない駅です。映画にもなっていたので、ご存じの方も多いかもしれませんね。
とはいえ「くくど」ではこれ以上もこれ以下もないので、メニュー画面に戻ってゲームを再開する必要があります。
真エンディング!『8番出口』へ続く
社内の異変をすべてクリアすると、真エンディングが見れるらしいです。長男くんはその事実を知らなかったのですが、間違えるたびにやり直しを繰り返しているうちに、自然と全異変を解放していたようで、気づけば真エンディングを見ることができました。でかしたァァ!
では『8番のりば』の真のエンディング、ご覧ください。見覚えのある駅のホームに着きましたよ。
そしてそして、通路を抜けて出口を目指すと、どうでしょう。見覚えのあるところに出ることになります!
向こうからおっちゃんがいつもどおり歩いてきていました。おっちゃん無事だったのかー!?っていうか電車に居たのにまた電車に向かうのかー!?
つまり、本作『8番のりば』は前作『8番出口』の続編という触れ込みでしたが、正しくは『8番のりば』の続きが『8番出口』ということだったんですね!そして主人公は無限ループをひたすら彷徨う運命ということで、一体どんな業があってこんなことに巻き込まれているのか。こればっかりは、実績でも解除できない永遠の謎ということなんでしょうね。
結び
最新インディーゲーム『8番のりば』をプレイした感想などをまとめてみましたが、お楽しみいただけましたでしょうか。買おうか迷っているという方、ちょっと興味を持ったという方は、ぜひSteamでプレイして見てくださいね。私はマネキンが怖かったのでもう見たくない気持ちが強いのですが、ゲームとしては非常に面白かったと思います。さらに続編などが出たら楽しいかも。Steamゲームはまだまだ隠れた名作があるので、また面白いものを見つけたらご紹介しますね。
それでは皆様、今週も引き続き頑張りましょう。水無瀬あずさでした。
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