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【複業ライター3年目】台風とともに通り過ぎた7~8月を振り返る~今だから言える「ライターに最も必要なスキル」とは

こんにちは、水無瀬あずさです。早いもので9月になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

夏バテもようやく快調気味でホッとしている私に対して、子どもたちはアホほど元気です。特に受験生の長男くんは、勉強でストレスMAXになっていないか心配だったのですが、新学期に際して調子を聞いたところ「学校に行くより家で勉強していたい。そのほうが効率がいいから」と極力キモいことを言っていたので、なんか大丈夫そう。ってか長男くん、勉強が好きすぎてなんかキモい。一方、身長がグイグイ伸びている次男くん(中1)はというと、毎朝「あー学校行きたくないな~」と言いながら登校していき、家に帰ってくると「今日も楽しかったな~」と満足そうに報告してくれます。どっちやねん!!まあ本当に行くのが嫌ならもっとわかりやすいはずなので、とりあえず見守っている感じですが、思春期男子の扱いって難しいな・・・。

そんなこんなで、改めて9月です。そういえば最近noteでライター業の振り返りってものをしていないなと思ったので、今回は久しぶりに先月のお仕事の振り返りをしつつ、ライター業3周年に向けての抱負と意気込みをまとめていきたいと思います。

エンジニア兼ライターで家事育児もやっているので、時間がどうしても限られてしまう中で、また年齢による体力の衰えも痛感する中で、それでも前を向いて、楽しくストレスなく働くためにはどうするべきか、どうあるべきか、いろいろと悩みは尽きません。しかし、いわゆるワークライフバランス(長男くんが社会の受験勉強でやっていてビックリした。今はいろんなことを勉強しないといけないんだなあ)の実現に向けて、自分の中で改めて、働き方について考えるきっかけにしつつ、年末に向けて気合を入れていきたいところです。

また、振り返りをまとめているうちに、複業ライター3年目の今だからこそ実感する、ライターを「続ける」ために必要なスキルというものもぼんやりと浮かび上がってきたので、そのへんも最後にまとめておきました。ライターとしてこれから頑張りたいという方の参考にしていただけると嬉しいです。今回も最後までよろしくお付き合いください!


嵐のように過ぎ去った7~8月を振り返る

7月~8月・・・一体私は何をしていましたかね。記憶にないくらい毎日テンパっていた気がします。というのも、長男くんが受験生なので、夏期講習と受験勉強のケアに追われつつ、次男くんと出かける時間を捻出するためにエンジニア業の勤務時間を17時までにしたら(通常は16時まで)、圧倒的に体力が足らなくなったらしく、夕方になると連日胸やけに襲われるようになったんです。吐きそうになりながら夕食の準備するのが辛くて、食事はかなり簡略化させてもらったし、外食にも頼っちゃったけど、家族が私の仕事に対してものすごく協力的なので、いろいろと助けらたなあ。若い頃は普通にできていたはずなのに、体力が持たなくなっちゃってダメですね。アリナミンに頼りつつ、いつもやっていた夜のゲーム時間を休憩や睡眠時間に充てることで何とか乗り切れました。もう無理するなってことよね。

そんな努力の甲斐あって(?)、子どもたちとの時間はちゃんと確保できたかなとは思っています。夏休みの思い出がどれほどできたか分からないけど、とりあえず「今年はいつもとちょっと違って楽しかった(次男くん)」「今年は勉強ばっかりだった(長男くん)」といずれも不満はなさそうだったので、まあヨシとする。及第点だが。

仕事の方はというと、技術ライターとしての難しさを実感しつつ、さまざまな学びに繋がった夏だったかなと思います。7~8月で公開された記名記事はこちらです。抜き出してみたらすごいいっぱいあってビックリ。

Codezine様の記事は、登壇者様からの評判も大変によく、たまにお褒めのお言葉をいただけたりもして、大変恐縮ながら嬉しいことになっています。ただこれ、評価が高いのはおそらく編集部の皆さまのレベルが高いことが大きな要因だと思っていて。私としては、技術ライターとしてそれに恥じないように、ひたすらに精進し続けなければいけないという決意を新たにしました。

生成AI系の話って本当に本当に難しくて、音声データを聞きながら毎回泣きそうになっている私ですが、ライターとしてだけでなくエンジニアとしてもこれは大きなチャンスだなとも思うので、これからも噛り付いていきたいと思います。ガブッとね!

教育メディアとしてお世話になっている「コエテコ」様のドローン版、「コエテコドローン」様で担当したインタビュー記事も公開されました。ガツッとまとめて請け負ったので、今回は多め。

インタビュー記事に関しては完全に不慣れでして、通常の記事とは勝手が違いすぎて悩みました。様々なフィードバックをいただいて改善点を探っているところでして、どう表現すればより話し手の思いを言語化できるのか、さらに腕を磨いていかなければいけないですね。それにしても、こういうインタビューをして記事までサラッと書けるライターさんってすごい。本当に尊敬します。

あとは、いつもお世話になっている子育て支援サービス「みらぴか」のコラムも1本公開されました。友達や知人にアンケートを取って書いたもので、個人的にはなかなか面白い内容に仕上げられたなと思っているので、お時間があればぜひ読んでみてくださいね!

ということで、公私ともに大忙しの7~8月でした。これとは別で、子どもたちの中学校のPTAで広報委員をやっていまして、9月発行予定の広報紙の編集作業もしていました。お盆休み返上で、1人で12ページ全部をIllustratorで作ったよ!ボランティアだよ!!

複業ライター2年8ヶ月を高速で振り返る

続いて、複業ライターとして活動を始めて3年目、正確には2年9か月目になるということで、ここまでのライター業の働き方について簡単に振り返ってみたいと思います。ここに来るまでいろいろあったヨネェ。

ライター1年生

【3ヶ月目】「応募しても仕事はこない!」

言葉に哀愁が漂っていますね。泣きそう。確かに、いくら応募しても落とされたあの頃。実績がない初心者の頃のあるあるかと思います。とにかくクラウドワークスで応募しまくっては心折れて、を繰り返していました。noteを書くことが心の安らぎになっていたよね・・・。

【6ヶ月目】「得意ジャンルを見つけろ!」

手当たり次第に応募して引っ掛かった仕事をとにかくこなしていく中で、自分の中で「ここが得意なのでは?」というジャンルを見つけ始めたのがこの頃。戦うなら得意ジャンルを極める必要があるなということを実感し始めました。

【12ヶ月目】「高単価案件を取るなら企業案件だ!」

少しずつ文字単価が上がってきて、単価交渉なんかも経験したものの、クラウドワークス経由の個人からの依頼だと、単価が上がってもたかが知れていることに気づいた頃。「やっぱそこそこコンテンツに予算を割ける企業案件じゃないとね!」と、ぼちぼちクラウドワークスの卒業を考え始めました。

ライター2年生

【1周年】「大学の先輩繋がりで仕事がもらえた!」

起業した大学の先輩からのメールに返信した時、ついでに「そういえば私最近ライターやってるので、仕事あればください」とダメもとで書いたら、お仕事を貰えたっていう記事ですね。実績紹介にもある「みらぴか」さんです。大学繋がりの仲間で大手企業さんや出版系の繋がりもちらほらあるので、案外そういうのもバカにはできないんだなあと思いました。

【1年半】「仕事がなくなったって焦るな!」

これまでの業績が評価されて仕事が急に増えるときと、たまたま仕事が一気に減る時があるのを「種まき期」「収穫期」と表現しています。たとえ案件が一気に減ったタイミングでも、ライターとしては1年半のキャリアがあること、またエンジニア業があるので収入がゼロになることはない安心感があったので、「今はたまたまそういう時期なんだ」と落ち込まないよう心がけました。このへんからは、メンタルケアが結構重要ですね。

【1年8ヶ月目】「文字単価より記事単価と時間を意識せねば!」

「コエテコ」様のお仕事が始まったことをきっかけに、「自分はどんなライターになりたいんだろう」ということを真剣に考え始めます。文字単価にばかりこだわっていたけど、たぶんライターとしてこれからも活躍し続けるためには効率を重視しなきゃいけないし、自分がどの分野を強みにするかを明確にしなければ、ライターとしての価値は上がらないなと思って書いた記事です。

【1年10ヶ月目】「ライター業の収入がエンジニア業の収入を上回った!」

ガツガツ働いたおかげで、ライター業の収入が過去最高になったことが嬉しくて書いた記事です。エンジニア業はパートタイマーなのですが、その割にはガッツリ稼いでいるほうでして、それを上回ったというのは自分としてはなかなか頑張ったなと思いました。noteの記事としても、私史上最高のスキ数をいただきました。

ただ、これは執筆をひたすら頑張りすぎての結果だったわけで、「これからは頑張らずにこの結果を出したい」という思いも新たにしました。時短だよ、時短。

【1年11ヶ月目】「納期がほぼなくなった」

依頼をいただけるクライアント様がほぼ固定化した結果、「だいたい○日ごろくらいまでで」という大まかな納期を設定されることが多くなり、「絶対に〇日までに納品せねばー!」ということがほぼなくなりました。Webメディアならではだと思いますが、かなり気が楽です。信頼していただけている証でもあり、非常にありがたいなと感じています。

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【2周年】「パートエンジニア+フリーランスライターこそ最強!」

さまざまな紆余曲折を経て、結局私の強みって「現役エンジニアでライターであることだ」と原点に立ち返ったわけです。現役エンジニアでありながら、ライターとして技術分野まで記事を書けること、ここが私の強みだなってことが明確になりました。元エンジニアではなく、現役であることにこそ価値を感じていただけるクライアント様が多かったもので。

自分の強みって、頭では「たぶんこうかな?」って思っていても、実際には違ったりします。3年かけていろいろなライティングをこなしたからこそ、「やっぱり私の強みはここだ!」って、いま胸を張って言える。ここは、どう頑張っても時短できない部分だと思います。

【2年3ヶ月目】「自分の目指すべきライター像はここだ!」

自分の中にあるライティングランクを洗い出し、目指すべきは記名記事ライターだという思いを固めた記事です。自分がやりたいのはSEO記事でも取材記事でもなくて、記名かつ自分の意見や思いを入れられる署名記事だということが明確化し、営業する際の明確なロードマップになりました。

【2年7ヶ月目】「ライターにも生成AI必要じゃね?」

Codezine様の仕事が始まり、技術カンファレンスで生成AIの話をいくつか聞いているうちに、「別に要らないと思っていたけど、ライターもこれからの時代は生成AIを使えなきゃダメじゃね?」という思いを強くしました。自分の中で、この変化はかなり大きかったと思います。

3周年に向けての抱負と意気込み

意外といろいろありましたが、副業からスタートしていた分、「失敗してもいいや~」という気楽さがあり、そこまで辛いとは思わなかったかな。2回ぐらいスランプ的なのも経験しましたが、乗り越えられました。「書けない」「書きたくない」という辛さは、それでも書き続けなければ乗り越えられないんだよなあ。何という矛盾。

3周年に向けての抱負としては、技術ライターとしての地位を確かなものにしていきたいです。まさに今、一生懸命苦戦しながら向き合っているお仕事がいくつかありますが、そういうのを今よりもっとスラスラと、負荷をかけずに書けるようになりたい。そのためにはもっともっと知識をつけなければいけなくて、もっともっと勉強が必要です。まだまだ道のりは長いですが、多くの皆さんに助けていただきながら、より実益のある技術コンテンツを届けられるように頑張りたいと思います。そろそろ新しいクライアント様を獲得すべく営業もしなくちゃな・・・。

ライターとして2年9ヶ月目に突入したわけですが、ここまで来れたのはひとえに、専属アドバイザーである夫(エンジニアで現在はPMとして在宅ワーク中)と家族の協力のおかげ。困ったり悩んだ時は相談に乗ってもらったり愚痴に付き合ってもらえたし、休みの日に「今日は仕事したいから家事はシマセン!」とか言っても「お母さん、本当に仕事好きだよねえ」と笑って許してくれたからです。楽しく仕事をするためには、家族の理解が必要なんだなってことがよく分かります。

今は尊敬できるライターの先輩もいるし、noteにも友達(と思っている人)が何人かいるし、エンジニア業の方は職場に友達がいて頻繁に飲みに行っているし、やっぱり楽しく働くためには人と人とのつながりが不可欠だなあと思う今日この頃です。フリーランスを続けるなら同業の繋がりはあったほうが良いと思うので、今後はそこを強化していきたいですね。今月、フリーランス飲み会に参加してみる予定なんだけど、どうなることやら・・・。

今だから言える!ライターには総合的な「国語力」こそ最も必要

我が家の受験生、塾に通ってはいませんが(長期休みだけ講習に行っていた)成績は結構いいほうでして、普段はスタディサプリを利用しています。スマホだけで勉強ができて、毎月3000円しない額で済むなら安いもんだ。ありがとうスタサプ!!!

そんな長男くんにも苦手科目があって、それが国語。模試では、すごくいい成績の時もあれば平均点ギリギリのときもあり、ムラがあるのは課題だと認識しています。本人曰く、「『作者の考えを書きなさい』とかさ、作者は絶対そんなこと考えてないと思うんだよ」とのことで、全く同じことを私も学生の時に思ったなあなどと懐かしく思い出します。

ただライターの仕事を始めて、いや、社会人になってからつくづく思うのは、基礎教養で最も必要な科目こそ国語であるということです。仕事は人間関係によって作られるものでもあるので、一緒に働く人がどのように感じるか、どういう言葉を使えば伝えやすくなるか、どういう感情か、そういう総合的な国語力こそが最も必要だと強く思います。国語力っていうのは、話す、書く、聞くだけじゃなくて、例えば語彙力、言葉や文脈から裏の意味までを正しく読み取る読解力や咀嚼力適切に伝えるための言語化能力と文章力、それに伴う説得力、そういうもの。AIを使って記事を書くにしても、やっぱりライターには正しい国語力が必要ですしね。

たまに「ライターになるのに特にスキルは必要ない」みたいなコンテンツを見かけるけど、ライターってやっぱり「言葉」に責任を持てなきゃいけないと思うし、読み手に納得感を与えられる表現力も語彙力も必要だしってなると、やっぱ国語が出来ない人にはキツイと思うんですよね。

最近あるSEO記事を書いていたとき、ある公式サイトを見ながら特徴や強み、おすすめポイントを書き出すという作業をしたのですが、こういうSEOライティングには読解力も必要なんだなという気づきがありました。1つのページ、サイトの中から、コンテンツを発信する人がどこを一番に伝えたいか、強調したいか、「実はここもすごいんだよ!」と発信したいところはどこか、そういうのをまるっと読み取れなければいけない。トップ画面の上の方だけコピペするんじゃなくて、文脈や言い回しから、発信者の想いを読み取る力が求められるんです。これって実は意外と難しい。

そういう絶対的な「国語力」って、大人になってから頑張って身に付けることもできるかもしれないけど、普段から、子どもの時から少しずつ積み重なっていくものだとも思うんです。だから長男くんには、「国語が嫌いなのは分かるけど、大人になってから本当に必要になるのは国語やで」と伝えるようにしています。嫌いでも苦手でも、母国語をどう使うべきか、どうコミュニケーション手段として活用すべきか、子どものうちから考えられる子であって欲しいですね。

とはいえ、私なんて文系だけど(しかも文学部卒)、現代文なんて超嫌いだったし、気持ちはよく分かる。国語って他の科目とは違って「なるほど」感が少ないから、面白くないんだよねェ。国語は点数にムラがあるから、他の科目で何とかカバーしてくれるといいのかなと思います。

結び

ライターとして紆余曲折ありながら乗り切ってきた2年8か月を振り返ってみたら、思ったより長くなっちゃいましたが、こんな私でもいろいろあったんだなあってことが分かっていただけたのではないでしょうか。人生山あり谷あり、これから何がどうなるかなんて誰にも分かりませんが、これからも無理のない範囲で、少なくとも子どもたちの学費の支払いが終わるまでは、ゴキゲンに働き続けられればいいかなって思います。

という感じで、長くなってしまいましたが今回はこの辺で。今週は、子どもたちの中学校で3年生を対象に実施される、性教育公開授業とやらを参観してきます。イマドキの性教育事情について詳しくレポートできればと思っていますので、そちらもまたお楽しみに!

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