実家の名古屋に帰省したら新幹線が停電で運休してて在来線で帰るという思わぬ大冒険になった話
こんばんは、OgAzです。
土日で実家の名古屋に帰省していたのですが、帰ろうと思ったら新幹線の停電が発生し、いつ動くか分からないとかいう大問題が発生していました。
えええええ!明日子どもたち学校なんですけど!?ちなみに私は明日、有給休暇を取っているので最悪問題なし。大混雑の名古屋駅新幹線口で焦って悩んで色々考えた結果、16時に予約した新幹線をキャンセルし、15時から在来線で帰るチャレンジに切り替えることにしました。
仮に新幹線が再開したとして、しばらくの間ホームには人がごった返すはず。子どもたちが押しつぶされたら大変だし、いつ復旧するかわからないのにジッと待っているほうがストレスだと思ったのです。幸いにも夫は横浜の自宅にいたので、熱海まで車でお迎えをお願いしました。
ということで今回は、予想外にエンカウントした在来線の旅についてレポートしたいと思います。もうこうなったら楽しんだ者勝ちだ!!
殺気立つ名古屋駅
土曜から名古屋の実家に帰省していました。認知症の母に孫たちの様子を見せに行くのが目的で、まあ何やかやすったもんだはありましたが何とか工程をこなし、お土産を買うべく少し早めに名古屋駅へ向かいました。予約した新幹線の時刻は16時、名古屋駅についたのは14時半。
新幹線口はものものしい雰囲気の人混みでごったがえしていました。アナウンスでは、名古屋から豊橋間で停電が発生し復旧の見込みは立っていないとのこと。えっマジで。旅はすでに終わったくらいの気分でいたのに、頭をハンマーでなぐられたような衝撃。明日があるのにどうすれば!!?
とりあえず状況を把握するべく人混みの中へ。駅員さんに話を聞こうと思ったら、今日中に帰らなきゃいけないんです!!と駅員さんにキレている御婦人方を発見。平謝りする駅員さん。いやでもアナタは悪くないよと本当に気の毒な気持ちになりました。ああいうときに人の本質って出るよねと思って、自分も気をつけようと思いました。
今日中に帰れる選択肢を探す
さて、そんなことより自分たちのことです。これからどうするか考えなければ。このタイミングで選択できる方法としては
・復旧を待つ
・諦めて在来線で帰る
・飛行機?できる?
・夜行バス?可能?
・諦めてホテルを探す
くらいのものです。うーん悩ましい。
今回の帰省には、私と子どもたちの3人で来ています。つまり夫は横浜の自宅、おそらく1日オフだったはず。どこかまで車で拾いに来てくれないかとダメ元で頼んだところ、熱海なら行けそうとの回答が。よしそれでいこう。
ルートは名古屋→豊橋→浜松→熱海。車でもしかするともう少し手前に行けるかもとのことで、とにかく動こうということになりました。
名古屋駅から豊橋へ
在来線の名古屋駅は、おそらく私達と同じような人たちで行列ができていました。凍えそうな寒さの中、新快速を待ちました。子どもたちは変なテンションで声が異様にでかいので慌てて注意します。こういうところで騒いでいると、気がたった人に絡まれることもあるからね。
ようやく電車がきて乗り込みます。車内は混雑していて座れないので、何とか座席前のスペースを確保。荷物も多いので邪魔にならないよう注意が必要です。
次男が明らかに疲れた様子を見せ始めたので、あまりよくはないけどしゃがむように言いました。が、ほどなく目の前の座席が2席空いたので、座らせました。もう1席に長男をと促すと、「いや俺大丈夫、鍛えてるし。ママのが大丈夫じゃないんだから座って」と言われてちょっと感動。いま私、息子に労られた!!ブーブー文句ばかり垂れていた我が子が、私の身体を労るようになるとは・・・こんなときになんですが、成長を感じました。
豊橋から浜松へ
豊橋駅で乗り換え。子どもたちがトイレに行きたいというので、乗り換え10分の間にトイレへダッシュ。私も行きたかったものの、女子トイレは長蛇の列だったので諦めました。ここから浜松まで30分程度の予定なので我慢。
豊橋駅から乗る人は少なく、電車も比較的すいていました。3人並びで座れたので一安心です。
ここで夫からLINE連絡。予定どおり家を出て、中井パーキングに着いたとのこと。いい感じ。
予定どおりの時刻に浜松駅へ到着。トイレに行きたい!とホームをダッシュで駆け抜けました。
浜松から静岡へ
浜松駅では乗り換え時間まで20分程度余裕があります。とりあえずトイレに行きたかったので、結構並んでいたけど待ちました。待っている間に駅構内アナウンスで、新幹線が再開したことを伝えていました。
浜松駅はこだまが停まる駅。新幹線、乗ろうと想えば乗れるけど、果たしてどうすべきか。悩みながらトイレから出てみると、新幹線のチケットを買い求める人の列が見えました。チケット買うのにこんなに並ばなきゃいけない。しかも乗っても当分は大混雑だよな。と思い、当初の予定どおり東海道線で熱海へ向かうことを決意しました。
この選択が果たして正しかったのかは定かでないのですが、私の心の緊張の糸はもはや熱海までしか持ちそうになかったのが本音で。熱海で夫と合流して顔見てホッとしたかったし、車でちょっとでいいからフゥ~ってしたかったのです。早く帰ることよりも。
幸いにも始発電車だったのでいい感じのボックス席を確保できました。これで2時間揺られてもちょっと安心できそうです。
無事浜松駅を出発。このあたりから何となく足に違和感。どうやら足のむくみがやべえ。こんなに長時間電車に揺られることなんて久しくなかったうえ、まあ単純にトシですよね。ふくらはぎが重くて、くつがきつい。早く靴も靴下も脱いで足を放り出したい!!
出発してすぐ、夫から連絡。熱海は通り越して静岡駅で拾えそうとのことです。ありがとう夫!こんなに夫を頼もしく感じたことがこれまであっただろうか、いやない(反語)。夫のファインプレーのおかげで、熱海より数駅前の静岡で下車することになりました。
移動時間は1時間10分程度。子どもたちはゲームに興じていたので私はヒマ。くそう、このこと絶対noteに書いてやるんだあぁとこの記事を書き始めました。ちなみにこの部分は自宅のベッドの上で書いています。書き終わらなかったということだね。いや思いが溢れすぎてね。
静岡駅で夫と合流、PAで夕食
意外とあっという間に静岡駅に到着。な、長かった・・・!子どもたちも急にホッとしたらしく、疲れたとか早く帰りたいとか口々に言っています。ふたりとも私と同じように緊張していたんだな。
夫から南口のロータリーへ来るよう言われ、精算をしてから向かいます。金額はだいたい3人で10000円ちょっと。
ロータリーには我が家の愛すべき車が見えました。夫が手を降っているのを見て、帰ってきたー!と思いました。いやまだ全然静岡なんだけどね。
話をしながら帰路へ。渋滞もなくスムーズな移動でした。数時間前まで名古屋にいたなんて信じられないくらいです。
夕食の時間なので、途中PAに寄って夕食を調達することに。
夜空がキレイで、子どもたちと冬の大三角を探しました。これから帰るというのに、全然知らない土地にいるのがなんだか不思議です。
夕食は唐揚げ丼をテイクアウトして車で食べました。家庭の味とかでは全然ないのに、なぜだかすごくホッとする味と温かさでした。
ご飯を食べながら車を走らせ、海老名あたりを通過したところからはもうホームグラウンドの気分でしたね。やっともうすぐ家だという安心感に包まれました。結局家についたのは22時前でした。
結び
年末の単なる里帰り帰省のはずが、とんでもない荒波に巻き込まれた1日でした。家につくなり子どもたちは、シャワーに速攻入って寝ました。疲れたよね、わかるわかる。私も早々にシャワーを終えて寝る準備をし、今これを書いています。新幹線の復旧を待っていたらどうなっていたのか今となっては分かりませんが、新幹線って超早いんだということ、駅員さんも整備係の人たちもみんな必死に対応してくれていること、そして静岡と神奈川は横に長いということを改めて感じ、ある意味実りある1日だったのではないかと思います。子どもたちの記憶にもきっと鮮烈な思い出として残ることでしょう。旅にはトラブルがつきものだしね、今後のいい話のネタになったと前向きに捉えることにします。それにしても改めて、明日有休取っておいて本当に良かった!!おやすみなさい!!
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