反動なのだろう
主にTwitterなどで何らかの創作表現を行っている人が「(肯定的な)感想・反応」を要求することについてはいろいろな感情があるかと思います。
「(創作者は)反応がないと消えちゃうので褒めて!感想つけて!」といったpostを見る側としてはくどいと感じることもあるでしょうし、その感情も否定はできません。
俺自身は自分の作る何らかのものに関して宣伝できる時に宣伝はすれど、興味のない人にまで無理に感想などを要求したくはないと思っていますが、
それらに対して特に否定的な立場ではありませんし、創作表現を行う人にとっては抱いて当然の感情であるとも考えています。
SNS時代になってこういったpostが可視化されるようになった要因については色々と考えられるでしょうが(単に個人サイト全盛期よりも目に入る頻度が上がっただけという可能性も含めて)、2ch全盛時代のような「創作行為なんかやる人間、自分の世界を持っている・いた『痛い』人間はバカにされて当然だし積極的にバカにしてよい」といったような風潮、
またweb上に何かしらの創作物や、あるいは自身の活動記録などを公開している人々に対する「黒歴史を全世界に公開して恥ずかしくないの?」といった心ない発言(実際にこういった内容のpostがTwitter等で目に入ったことがありました)に対する反動といった部分もあるのではないかと推測しています。
罵倒や冷笑が恒常的に飛び交う環境よりは、(人によってはぬるま湯とも感じるであろう)肯定的な反応を送り合う環境の方が居心地がいいのは確かで、俺自身としてもできれば後者のような環境に身を置いていたい一方で、前者のようなネット文化圏に身を浸していた時期が長かった故の恐れに近いものは感じます。
重ねて言いますが(肯定的な)感想・反応が欲しいと思うことは(発言するにあたっての節度こそあるでしょうが)否定されるべきではありません。
なので、そうした感想・反応が欲しいけれど普段直接的に言い出しにくく感じている人もたまには直接的に要求してみてよいのではないでしょうか。
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