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小倉ザブジ

そろそろ出て来る夏野菜のオクラ。
スパイスで炒めながら、謎というよりも闇が深い、まだ歴史にはなっていない事件を妄想した記録。

末尾部分のみ有料にしていますが、無料部分だけでも話は完結しています。その意図は後程。


材料

オクラ    12本位
玉葱     半分
生姜     半欠け
大蒜     1欠け
唐辛子    1本
クミンシード 小匙1
ガラムマサラ 小匙1
ターメリック 小匙1
塩      小匙半分と少し

本稿は事件の風化を防ぎ、類似事案の再発防止のために注意喚起を促すのが目的であり、犯罪の助長や特定関係者を誹謗中傷することを目的とするものではないことを予めお断りしておきます。

令和元年(2019)山梨県のキャンプ場で当時7歳の小倉美咲さんが行方不明。
子育てサークルに属していた7家族、27人がキャンプ場に集合。
遊んでいた子供達は一旦、親達の所に戻り、おやつを喫食。
食べ終えた子達は別の場所に遊びに。美咲さんは食べるのが遅かったのか、少し遅れて後を追う。この後ろ姿が母親が美咲さんを見た最後となった。
それまで遊んでいた所へと美咲さんは向かったのですが、子供達は別の所に行っていました。
10分後、大人達が迎えに行った時、美咲さんがいないことが発覚。この時、16時頃。1時間程、周囲を捜索したが発見出来ずに警察に連絡。
警察と消防が捜索を開始。これが概要。


オクラのヘタを取り、塩を塗してまな板で転がす。産毛を取るのが目的。

翌日以降は自衛隊やボランティアが加わり、1700人以上で捜索したが発見されず。
美咲さんの母はチラシ配布だけではなくウエブサイトやSNSで情報を求める発信。しかし、このことが二次被害のようなことを引き起こす。
つまりネットやSNSの闇というべき事態。
わずか10分程の間に小学一年生の女児が煙のように消えた。発生当初から様々な憶測や誤情報が飛び交っていました。
廣く情報を求めて、発信も出来るのがネットやSNSのよい所ですが、両刃の釼と言うべき点でもある。


生姜と大蒜を微塵切り、唐辛子を半分に、玉葱は薄切り。

母親ばかりが表に出ているが父親は何をしているのか?
一緒に行ったキャンプ仲間は何故、何も言わない?
当日、キャンプ場に居たけれど、捜索している様子は感じられなかった。
本当は美咲さんはキャンプに行っていなかった?
母親はミュンヒハウゼン症候群だ等々。
しまいには情報提供を求めるインスタグラムに、自分の店のハッシュタグを付けているのは宣伝?とか髪をカラーリングしただの。ここまでくると言い掛かり。
ついには名誉棄損や脅迫で逮捕者。
そうした誹謗中傷の対象は母親だけではなく、捜索に加わったボランティアにまで。


クミンシード、唐辛子、生姜、大蒜、玉葱を油で炒める。

まったく行方が掴めなかった小倉美咲さんですが、2年7ヶ月後、キャンプ場から離れた所から衣服や骨が見つかる。
DNA鑑定の結果、ほぼ間違いなく小倉美咲さんの骨。
発見場所はそれまで何度も捜索された場所。それがどうして今頃になって発見?
発見したボランティアの素性がよくわからない等とここでも真偽が掴めない情報が飛び交った。
つまり発見者も疑われていると取れる。
情報の発信や収集が速く廣範囲に行えて、人々に關心を持ってもらえ易い反面、容易に誹謗中傷の温床に成り得る。
匿名性が高いネットの中では何でも言っていいと勘違いしてしまう人がいるのではないか。ひいては自分が正義の味方になったように感じてしまうのではないか。


オクラ、ガラムマサラ、塩小匙半分、ターメリック投入。

遺骨が発見されたことで、あたかも一件落着したように人々の記憶から消えてしまうことも危惧しています。
何も解決してはいません。事件か事故かもはっきりしていない。
更に言うならば、DNA鑑定だって絶対ではない。もしかしたら生きている可能性もないとは言えない。
謎や闇が多い出来事ですが、個人的には事故ではなく事件だと思っています。
何者かにより少女は連れ去られた。
失踪から2年7ヶ月後に遺品等が発見されたのは偶然ではなく意味があると思われる。
それらが発見されたのは彼女の誕生日の翌日。つまりわざわざ誕生日に合わせて遺品等を発見されそうな場所に置いた?


小倉ザブジ

野菜をスパイスで蒸したり炒めたりした料理がザブジ。
スパイスとは言え、決して辛いばかりではない。炒めたクミンシードからは微かな甘い風味、唐辛子やガラムマサラの辛みを和らげる。
ターメリックには抗酸化作用や消化促進作用。アルツハイマーや癌の予防にも効果。
噛み締めたオクラの粘り、玉葱の甘味も絡み合う。

日本の年間行方不明者数は約8万人。
警視庁が発表している数字ですが、これは氷山の一角。あくまでも届出があった数字。身よりがない人等が失踪した場合、誰も届出ていないケースもあるでしょうから、それを考慮すれば、この数字は更に跳ね上がる。
海や山で遭難して、誰にも発見されていないケースもあるでしょうが、それでも多い。消えてしまう人達、何処に行ってしまうのか?
一見、平和で豊かな日本國ですが、何処かに次元の裂け目のような闇への入り口があるのかもしれない。
あなたも私もふとした弾みに、そうした裂け目に引きずり込まれることがないとは言えない。ご用心。
謎多い未解決事件を妄想しながら、小倉ザブジをご馳走様でした。

ここから先は、料理を作り賞味しながら読むにはあまり適していない内容を含みます。隠すために有料とさせて頂きます。
頭のおかしいおっさんの妄想にとことん付き合いたいという方だけ御覧下さい。私もこれで儲けようという氣はなく、自分が妄想したことの覚書という意味合いで記しています。

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