不安障害の私はノイズキャンセリングで世界の見え方が変わった
先日の話です。
つい物欲に負けてしまい、かねてより欲しかったAirPodsProを購入してしまいました😝
AirPodsのノイズキャンセリング性能は噂通り凄まじいです。
評判がかなりいいので元々期待はしていたのですが、その期待を遥かに超える感動を与えてくれました。
さらに、不思議なことにその強力なノイズキャンセリングは、不安障害を持つ私に対して思わぬ効果を発揮してくれました。
今回はその体験談を話していこうと思います。
・社交不安障害について
・ノイズキャンセリングが起こした変化
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社交不安障害について
私は社交不安障害という病気を持っています。
社交不安障害とは、
愚かに見えないか、場に合っていないのでは、というように他人に辱められることに強い不安を感じるために、社交状況を避けたり、耐えたりすることによって、相当な苦痛がある、または生活に重大な支障があるという精神障害である。(Wikipediaより)
なんだか難しいですね...💦
より簡単に言うと「生活に支障をきたすレベルのあがり症」みたいなことです。
具体的に言うと、スピーチや自分の意見を発表したりする場面等に大きな苦痛を感じます。
またその他にも、社交不安障害の中には対人恐怖症、場面恐怖症等も含まれるようです。(この辺、私も曖昧にしか理解していないです...)
例えば私の場合、外出すると他の人の目を凄く気にしてしまいます。
「自分の身だしなみに変な所はないか」
「歩き方が変だったりしないか」
「改札を上手く通れるか」
そういう細かい所にも、常にかなりの不安を感じます。
周りの人の会話なども気になってしまい、頭ではどうでもいいことだと分かっていても、赤の他人が自分のことを悪く思っていないかと、評価を気にしてしまいます。
そんな感じで今まで生きてきました。
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ノイズキャンセリングが起こした変化
AirPodsProのノイズキャンセリングが凄いという話をしました。
どのくらい凄いのか改めて説明すると、私が駅で初めて使った時
「せっ...世界が消えた...」
とリアクションしてしまったレベルの無音です。
電車の轟音の中でもたちまち静寂が訪れます。
勿論近くの人の喋り声などは多少は聞こえます。
ですが、何を言ってるかまでは基本的に聞き取れないのです。
さらにそこに音楽を流してしまいますので、全くと言ってもいい程気にならなくなります。
これがどういう事か、、、
先程の文を引用してみます。
周りの人の会話なども気になってしまい、頭ではどうでもいいことだと分かっていても、赤の他人が自分のことを悪く思っていないかと、評価を気にしてしまいます。
つまり単純な話です。
周りの人の声が聞こえなければ、
周りに人がいることに気が付かなければ、
周りの目など気にならなかったのです。
足音も喋り声もしない状況なら、駅や人混み、外出そのものに対する恐怖心が薄れたのです。
ずっと付けてた足枷から解放されたように感じました。
勿論、それで病気が治るわけではないのは分かっています。
社交不安障害は回避行動をとる事で悪化していきます。
しかし、私はこの経験をしたことで、人目を気にせず行動できる人の気持ちを知ることが出来たような気がしました。
認知行動療法等を行っていく上で、ゴールの状態を知ることが出来たのはとても大きな事だと思っています。
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おわりに
もし同じような病気を抱えている方々がいましたら、一度体験してみることをオススメします。
治らない。無理だ。って気持ちを少し覆してくれると思います。
尚、これは私の体験談であり、医学に基づいているわけではないので、同じ体験が出来なくても悪しからず。
最後まで読んでくださった方々、ありがとうございました!
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