アーユルヴェーダ式白湯について(2)
前回の動画は白湯についてでした。
アーユルヴェーダ的な白湯にあたるものは、「ウシュノーダカ」と言います。
ウシュナ=熱い
ウダカ=水
熱い水 と直訳できますが、熱いだけの水ではなく、
「沸騰して蒸発させて量が減った水」のことです。
これが、アーユルヴェーダ的白湯 になりますので、是非頭の片隅にでも覚えていただけたらなぁと思います。
「沸騰すると消化が軽くなる」と動画でお伝えしましたが、皆様の中には「水を摂取するために消化力は必要なのか?」と疑問に思われた方もいるのではないでしょうか?
ありとあらゆるものは、体内に取り込まれ自分の身体の一部となるために、変換が必要です。その変換は身体のアグニ(カーヤ アグニ)が行なっています。
食べ物でも、水でも、情報でも、音でも、肌に塗るクリームやオイルであっても、
全てものは、体内に取り込まれ身体の一部になっていく過程で必ずアグニを必要としますので、
アグニの負担にならないように軽い性質にしたほうが、消化不良にならずに健康には良いのです。
水も沸騰することで、「カファの成分」が少なくなり(カファの成分は重いので)それにより水が軽くなります。
魔法瓶に入れて持ち歩く水やお湯も、できれば沸騰して減らした水の方が好ましいです。冬は寒いので熱いうちに飲み、夏はお湯ではなく冷たい水を飲みたくなりますが、その水も沸騰して減らして冷ました水が好ましいです。
最近注目されているコンビニなんかで売られているペットボトルの白湯は、おそらく沸騰して温めただけの水ではないのでしょうかね。
もちろん、ペットボトルの白湯も、冬に冷水を飲むよりは、はるかに身体に優しいですし健康的なので否定はしてないです。それはそれで、良いものかと思います。ただ、ウシュノーダカとは違いますよということですね。
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