【映画レビュー&エッセイ】ものすごくうるさくて、あり得ないほど近い を見て
今回紹介したい映画は”トム・ハンクス” ”サンドラ・ブロック”という大物ハリウッドスター主演の映画…と思いきや、実はこの映画の中心となるのはトム・ハンクスとサンドラ・ブロックの子供役となる12歳の”トーマス・ホーン”🔥
彼の演技がとにかく良かった!と初めに強く言っておきたい!
大事な事だからもう一度言いますよぉ(*」´□`)」
”トーマス・ホーン”がとにかく良いんです!爆🔥
オホン🥸笑
あらすじ
この映画はアメリカで2011年に公開されました。日本で公開されたのは翌年の2012年。
そう、東日本大震災の翌年だったんですね。
当時はこの映画の事は全く知らず、先日 例のごとく『なんか良さげな映画無いかな~』とネットで検索していた時にふと目に留まったんです。
我が家では”アマプラ”と”Hulu”の二つサブスクに入っていますが、何と見放題の所にはない!(しかしこういう時はネトフリやUーNEXTには大概あるんですよね~サブスクあるあるw)
アマプラでレンタル可能、、、、
うーーん🤔プラスαお金出すのは少し躊躇するけど(ケチすぎあゆさんw)直感でレンタルすることに。
結果プラスαは正解でした🙌
さてさて本題へ。
このお話、実際に2001年9月11日に起きたアメリカ同時多発テロを題材に作られたお話。
正直タイトルからは全く想像できないというか、タイトルで想像できた人がいたのでしょうか?笑
とにかく想像していたものとは違っていました。
宝石店を営むトーマス・シェル(トム・ハンクス)と自閉症スペクトラムの中のひとつである”アスペルガ-症候群”を抱える11歳の息子オスカー・シェル(トーマス・ホーン)は”調査探検”と言う遊びをしていました。
父トーマスは”調査探検”という遊びを通して、息子のオスカーが自然と人と関りを持つ経験をさせるためのものでした。
ある時、トーマスは「ニューヨークには幻の第6区」があったと話し、これまでよりも大規模な”調査探検”が必要という事でオスカーは手がかりを捜索し始めました。
しかし、その日は突然やって来ます。
父、トーマスはアメリカ同時多発テロで突然亡くなってしまいます。
オスカーはショックのあまり”調査探検”をやめてしまいますが、トーマスの死から1年後、クローゼットの中にあった青い花瓶を棚から落としてしまい、その中から”ブラック”とメモの書かれた封筒を見つけ、その封筒と一緒に”鍵”が見つかりました。
オスカーは”ブラック”と封筒に書かれて居た人達の名前を頼りにニューヨーク5区をまたぐ472人の”ブラック”さん達を探し出し、手がかりを求め、片っ端から訪ねていきます。
果たしてトーマスが遺した”鍵”の合う鍵穴は見つかるのでしょうか。
果たして”幻の第6区”は..見つかるのでしょうか?
この映画の素晴らしさ
今回ネタバレは書きませんが、この映画を観て
思ったことは 我が子を想う親の愛情がの深さをを一番感じました。
オスカーは発達に障害があって苦手な事が多い。
しかし、父のトーマスは”調査探検”と称して、苦手とされる人とのコミュニケ―ションを”探検”をしていく中で自然と取らなければならないシュチュエ―ションを作り、その一つ一つをオスカーに達成させることで経験と自信をつけさせるんて行くんです。
でも決して強制はしない。
これって発達に障害があろうと無かろうと とても重要な事。
そもそも誰にだって得手不得手ってありますよね。
でもその苦手な事を頭ごなしに「やれ!」「こうしなければダメ」などと言われたらどうでしょうか。
まぁ「やれ!」という強制的な言い方まではしないにしても、出来ないことや苦手な事を”漠然とやる”というのはとても難しくて大変なこと。
それに結果、言われたことを出来ずに終わったとしたら「やっぱり自分はダメな人間だ....」と逆効果になりかねませんよね。
なので”楽しみ”や”ワクワク”の中から、”成功体験”をさせることは本当、良い事しかしないと思うんです。
オスカーは”鍵”を見つけたことで必然的に人と関わっていきます。
5区をまたぐ472人の”ブラック”さん達にはそれぞれの人生があり
「大勢の人が大切な何かを失っていた」
とオスカーは気が付くんです。
同時多発テロの後ですし、オスカーだけではなく皆、何かしらを心に抱えている事に気が付いたんですね。
自分だけが特別では無いということにも。
トーマスの妻でオスカーの母であるリンダ・シェル(サンドラ・ブロック)もまたトーマスの死後、自暴自棄になっていたオスカーに心を傷め
又、愛する夫を亡くした喪失感に苦悩しながらも
息子のオスカーのしていることに 口を挟むことなく少し離れた場所でじっと見守るんです。
口を挟まないで見守るって、実はとても難しいと思うんですよね。
我が子の身を案じるあまり 安全で平坦な道ばかり歩かせる親は以外と多い。
なんなら先回りして”転ばない”ように...なんてことも。
でもそのまま自分で歩かせずにいたらどうなるでしょうか?
一人で歩かなければいけない時が来た時に困るのは歩き方も転び方さえも知らない我が子。
一人では歩けない、転んでも一人で立ち上がれないないのは紛れもなく”親”が歩かせる、転んでも1人で立ち上がる経験をさせなかったから。
もちろん親は我が子を思うあまりに口を挟んだり危険を予測して先回りしたりしてしまう気持ちは十分理解出来ますし、それこそ悪気なんてこれっぽっちもないのもわかるんですけどね。
あゆさん 子供を育てる上でいつも心がけているのは
”手も口も出し過ぎない”けど
”目は離さない”って事かな。
経験は何にも変えられませんしね。
お金で買うことも出来ない。
なのであゆさんもオスカーの母親と同じ
じっと見守り主義ですね。
はい。
物語の中では他にも、オスカーの周りには色んな人達が登場しますが皆、温かく彼をを見守っていきます。
その中でオスカーはどう自らの心に折り合いをつけ成長していくのか。
彼の心の中の葛藤や、人との関わりの中での
経験を通して、どうやって成長し乗り越えて
行くのかがこの映画の見どころだと思います。
諦めずにいたからこそ
オスカーは諦めずに鍵に合う鍵穴を探し続けます。だからこそ最後になって辿りつけたある思いがあります。
どんなことでも諦めず、頑張り続けることがどれだけ素晴らしいかをこの映画は改めて教えてくれた気がしています。
結果が全てではなくプロセスが大切ということ。
最後、父トーマスが息子オスカーに残したものに
ただただ泣けました。
是非その目で最後を見届けて頂きたい
オススメしたい映画です😘
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