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【エッセイ&アニメ感想文】”東リべ天竺編”傷付けるも人、傷を癒すのもまた人

毎週水曜日には前日録画した【東京リベンジャーズ 天竺編】を見るのが私の楽しみ。

うーん🤔

楽しみって言葉は違うかな…だってこの天竺編は人がいっぱい死んじゃうから🥹

計り知れないもの

他人にはどうしたって分かり得ない、計り知れないことがある。

どんなに近くにいても、友達でも恋人でも、あるいは家族も、自分の奥底にある本音や悩み、苦しみや痛みはわからない。

この話に出てくる天竺編【天竺】の総長【黒川イザナ】は当初血も涙もない、極悪非道、情け容赦ない人の心を持たない奴、そんな風に見えてた。

天竺編では誰もが抱える、人には言えない、あるいは自分でさもえ説明のつかないような、心の奥底に焦点が当てられてる気がする。

この天竺編、後半になるにつれ、彼等の生い立ちやバックグラウンドが詳細に描かれ始める。

イザナだけではなく、とりわけ、彼を取り巻く天竺、四天王の筆頭で天竺編冒頭から登場していた「鶴蝶”かくちょう”」

彼はかつて主人公の花垣武道と小学校が一緒で仲が良かった。

時が経ち、タケミッチは東京卍会、鶴蝶は天竺の幹部として再会をする。

もちろん「鶴蝶」にもバックグラウンドがあるのだけれど、彼がなぜイザナの側に居続けるのか。

そんなこともこと細かに描かれてる。




みんな、他人には計り知れない心の奥底に何かを抱えて生きている。

それは私達だって同じ。

例えば転んでけがをすると「傷」が出来きる。

その傷は大きくても浅ければ跡形も無く消えることもある。時間が経てばそこに傷があった事さえ忘れるくらい。

かと思えば、見た目には小さな傷だとしても深い深い傷もある。

傷口は時間と共にふさがっても、奥の深い所に出来た傷はなかなか治らないし、治ったように見えてもズキズキといつまでも痛んだり、普段忘れていてもふとその傷が痛みだす。

心の傷ってこれに似てる。

見た目の大きな傷はたとえ浅くても目立つので「大丈夫?」て思われる。

一方、小さな傷はたとえ深くても目立たないので気が付かれもしないこともある。

それが「人」によってつけられた「傷」ならどうだろう。

その傷の深さは決して目に見えないし、傷があることさえ分からない。

だからこそタチが悪いんだよね。

だって傷付けた人は傷つけた事さえ自覚がないことが多いから。

傷を癒すもの

心に深く負った傷。

その深い傷を癒すものはなんだろう。

「時間?」

違う。

傷を負わせたのも人なら癒すのも「人」

そう思う。

深く刻まれた傷ほど一人で直すのは難しい。

だからこそ「人」が必要だと私は思う。

それとて人が勝手に癒してくれるわけじゃない。

もう一つ大切なこと。
でもとっても難しいこと。

それは

傷付けた相手を「赦す」こと。

難しいことだよね、本当。

でもそれが必要って思うのは傷付けた相手から「解放」されるためなんだよね。
赦せないって思ってるうちは、その思いに縛られてしまうから。

相手を赦すのは傷付けた相手の為ではなく、「自分の為」なんだよ。

マイキーは心からイザナを救いたい、そう思っていた。
その気持ちには一点の曇りも無いし、嘘はない。だからこそ届いたんだろうと思うんだよね、イザナが最後にマイキーを受け入れたのは。

マイキーはイザナを傷つけてはいないけれど、イザナはマイキーの存在によって深く傷付いていた。でもその傷付けられたマイキーを赦すことでイザナはが救われたのだと思う。


結局傷付けるも人、傷を癒すのも「人」ってことなんだよね。


人を惹きつけるもの

天竺編冒頭、こんな血も涙もない冷徹クソヤロウ(言い方w)にどうしてこんなにも人は惹きつけられるのか。

無敵の強さに憧れる者もいる。
破天荒な生き方に憧れる者もいる。

それは上辺に見えているものであって憧れ。

人が本当に惹きつけられる時。

それは力の強さではなく、優しさを知った時。
生き方より生き様を知った時なのかなと思う。


「鶴蝶」は誰よりイザナのその優しさと生き様を近くで見ていた。だからこそずっとイザナについて来た。


あの日二人で誓った約束の場所


「天竺」へ。

あとがき

またいつものようになんのこっちゃ?と思ってる人もいつでしょうね( ´∀` )
「てか見てないし!」って方も多いと思うし。

そう言えば、最近好きになったアニメや漫画は「リアル」なものは多いなぁ。

「鬼滅の刃」や「ブルーロック」は好きだしめちゃ面白いけどリアリティは少ないエンターテイメント的な作品。

けど「東京リベンジャーズ」や「ゴールデンカムイ」はより話がリアルに近い。だからキャラクターの「心情」に感情移入して観やすいのかも知れない。

あぁ、東リべ来週終わっちゃうな。。。楽しみが無くなる。。。


仕事を三つ掛け持ちしていると、気持ちの切り替えはいちいち必要だし、身体も心も休まらない日が多い。

「休みたい」「寝たい」そう思うこともある。

何にも縛られないゆったりとした時間を過ごしたいって思う。

でも今は無理。

無理なことを考えても無理なものは無理。

どう考えても無駄ってこと。

出来ないことを考えるより
何ができるかを考える。

じゃぁ何ができるのかと考えると今の私には

「頑張る」これに尽きる。

人間、人生においてがむしゃらに頑張らなきゃいけない時がある。

きっと私にとってはそれが今なのだと思う。

しのごの言わず「頑張る」

最近じゃ

「頑張らなくていい」
「自分を大切に」
「休んでいいんだよ」

そんな言葉をよく目にするよね?

なんて優しい「世界」って思う。

それは世の中の流れだよね。間違ってない。「必要な人」には必要なことだから。

でも私は違う!笑!

やれ「根性」だ無理してなんぼだと精神論がまかり通る時代を生きてきた私にとっていまは「優しすぎる」世界なのかもしれない。

頑張れる時に頑張る!

ただそれだけ。

さ、ブログに戻ろっと!

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