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【私小説】かおる君に会いたい
あの小さな冒険から10日くらい経過しただろうか。
発作が落ち着き、やっと歩くことが許された。とは言っても大きな発作を起こした後は体力は大幅に落ちてしまうため最初は普通に歩けない。
少し歩いただけで息が上がってしまう。少し歩いては休み、また少し歩いて向かったのはもちろんかおる君の部屋だ。
でも、いつも開いている部屋の扉がこの時は閉まっていた。
「なぜ?」そう思ったけど部屋の扉をノックすることは出来
あの小さな冒険から10日くらい経過しただろうか。
発作が落ち着き、やっと歩くことが許された。とは言っても大きな発作を起こした後は体力は大幅に落ちてしまうため最初は普通に歩けない。
少し歩いただけで息が上がってしまう。少し歩いては休み、また少し歩いて向かったのはもちろんかおる君の部屋だ。
でも、いつも開いている部屋の扉がこの時は閉まっていた。
「なぜ?」そう思ったけど部屋の扉をノックすることは出来